BLUE LEAF LIFE

御殿場、箱根の自然の中で生きる姫、王子、妻、actの日記です。

ルリクワガタ

2010-11-30 22:10:56 | 虫LIFE
11月28日


行ってきました。



2日前の夜、.kaikaiさんよりお誘いのメールをいただき。

1日前に仕事をうまいこと段取り。「行きます!」メールを返信。



そして当日早朝、.kaikaiさんと初顔合わせ。
簡単な挨拶を済ませた後、出発。




車を走らせ10分ほどで現地到着。
ほとんど車横付けのコンビニエントなポイントとのこと。


.kaikaiさんからルリ族採集のレクチャーを受けた後、二人で斜面を登りながらめぼしい材を探す。やはり実際に採集されている方の目の付け所は違い、私が普段気にしていないようなポイントをサクサクとチェックしていた。う~~~ん、これだけでも勉強になる。



.kaikaiさんが以前採集したポイントに到着。

この周辺で少し腰をすえてやってみることに。



ブナらしき倒木には見事に産卵した痕が残されていた。

それらを丁寧に削っていく。。。。。


10分ほどしてある細めの枝に取り掛かる。
産卵痕は見あたらないが消えてしまった可能性もあるので削ってみよう。



ガスッ!と一撃。




おおおおおおおお~~~~~~?

こ、こ、こ、こ、これは・・・・・・・




まさしく




ルリクワガタ!!!!!!!!!!


いやった~~~~~~~~!!!

超うれしい!!!!メチャクチャうれしい!!!!!!!

へ~~~こんななんだ~~~~・・・・・


ネットや図鑑では何度も見ていたが生で見る&さわると改めて魅力的な虫に感じる。
この小さな体の中に生物の進化が、自然の造形美が濃縮されている・・・

なんていい虫なんだ。



ちなみにこんな感じの材から


この材をしつこく削ってみたが追加は得られなかった。
産卵痕はたくさんあったとしても成虫まで生き延びるのはかなり難しいのかもしれない。
乾燥や夏の暑さで死滅してしまうのだろう。


.kaikaiさんも大きなメスをGETしていた。



今度は沢沿いに移動。


コルリクワガタにターゲットを切り替える。

コルリはルリよりさらに湿った材を好むらしい。
地面に埋もれていたりするかかなり朽ちぎみの材をチョイスして削ってみる。



幼虫が沢山でる。


しかし成虫の姿はとんと見れない。
.kaikaiさんも同じく。


産卵痕は大量にあるのだが・・・・・



どんどん沢沿いを下る。

各々めぼしい材を削りながら進む。
そんな時.kaikaiさんが、

「マダラだ」

との声。



どうやらマダラクワガタがたくさん入っている赤枯れ材を発見したようです。

私も付近に転がっていた同じような材を削ってみた。


幼虫が削るたびに姿を現した。
どんだけいるんだろうか・・・・?

そしてようやく。。。。。


うおっしゃ~~~~~~~~~~!!!

成虫GET!!!
それにしても目立たない体色をしている。
もしかしたら削っている間に落としているかもしれないな・・・・


沢を下りきった後、なおも採集を続けるが成虫の追加はなかった。


今回見れたキノコを紹介しておこう。


ヌメリスギタケかヌメリスギタケモドキだと思われる。

老菌となっており、よくわからない。


サガリハリタケかなんかだろうか???




今回のポイント、.kaikaiさんいわく、「かなり薄い」ポイントとのこと。
そこでいきなりの採集でルリ1コルリ幼虫多数GETできたのだからよい成績ということにしておこう。


そして撤収。


かるく渋滞に巻き込まれながら私の職場まで・・・・
これから仕事なのだ。



そして仕事の休憩時間



マダラクワガタ

日本最小のクワガタ、控えめに出たアゴがかわいいな・・・・
10分くらい放置してみたが死んだふり状態を解くことはなかった。



そして・・・


ルリクワガタ

こちらは活発に動き回っていた。
うごく宝石だ・・・




というわけで今回は小型種採集の第一歩を踏み出せました。
まだまだ私にとって未知の領域が多く、手探り状態だけど奥が深いということは認識できた。


.kaikaiさん、本当に今回の採集同行させていただいてありがとうございました。
ほとんどが未体験ゾーンでとても刺激があり楽しかったです。
また次回是非ともよろしくお願いします。

伊豆へ 2

2010-11-29 21:17:12 | 姫・王子LIFE
11月26日

昨日つづき。


朝、6時半に起床。
予定通り朝から温泉に浸かる。
こんなことは産まれて初めてだ。


そして朝食をガッツリ食う。




まず目指したのは赤井浜。
噂によるとここには無料の露天風呂があるらしい。


車を車道に停めて山道を下ること5分ほど。


到着。


お~~~~~~・・・・


どこからでも覗いてくださいといわんばかりの露天風呂。
今度来る時は水着を持ってきてこの温泉を満喫しよう。


イソヒヨがじっとたたずんでいてかわいかった。


そしてドライブ。


お~~~~


石部の棚田の風景

いつまでもこの風景が残っていてほしいな。




・・・・
なんかいいな。
妻よ、いい写真を撮るではないか。。。





移動・・・・



弓ヶ浜


南国・・・・



城ヶ崎海岸へ


ソテツが・・・・

クロマダラソテツシジミが食った後だろうか。
たしかこっちにも分布拡大したはず。



遊歩道を歩いている途中で姫が派手に転んだ。

泣く姫。


たまには泣いてるとこも撮影。




城ヶ崎海岸にて


いいね・・・


落ちんなよ・・・・


ここのゴツゴツした岩は大室山の噴火によって流れた溶岩が冷え固まったものらしい。
岩石、地質の世界もかなり深そう・・どうも苦手な分野だ。





たまにはこういう写真もいいだろう。


遊歩道周辺の木々にみられた謎のキズ跡。


たぶん虫の仕業だろうけどこんなのは見たことが無い。
ツバキを中心にかなり跡が見られた。




イソギク満開!!


そんなこんなでここから伊豆スカイラインに乗り、北上。帰路に。




はじめての伊豆。
超満喫しました!!!
黒潮パワー、山、生き物、海、温泉、食、その他もろもろ盛りだくさんの旅となった。
まだまだ書ききれないがここで筆を置くことにしよう。




伊豆、まだまだいろんな魅力がありそうです。
来年は春から伊豆浸りになろうかな・・・・・と思案中。

伊豆へ

2010-11-28 22:26:07 | 姫・王子LIFE
11月25日


6:10

伊豆を目指す・・・・・



私にとっても初めての伊豆半島、いったいどんな所なのか、、、「観光地」という先入観があるのでなんとなく敬遠していたのだが考えてみれば箱根だっておもいっきり観光地じゃん。



最近寒くなってきた御殿場・・・・黒潮の温暖な海流の恩恵受けに行こうじゃないか。





順調に進み8:50浮島に到着。


なんていい天気なんだ・・・・

普段の行いが良すぎる。




車の中でぐっすりだった姫
海岸での朝食はおいしいだろう・・・・




御殿場では見れない風景だね。


姫の朝食がすんだら出発。



落ちんなよ・・・

落ちたら誰が飛び込まなきゃいけないかわかってるよね。



海に反射した日差しがまぶしい。

散策日和だな。


一歩林の中に足を踏み入れると懐かしい香りがした。
なんとなく鹿児島の香りに似ている。
おそらく照葉樹が出している芳香なのだろう。
シイ、カシ、クスノキ科の葉が樹冠を覆い、林床は少し薄暗い。




姫ペースで散策路を歩く。
1時間ほどで、、、



展望台に到着!

なかなかの景色であった。



ミサゴが我々を迎えてくれた。



戻る途中。


ウラギンシジミ



虫こぶ(これから同定)



イソギク


海を眺めながらお昼ご飯を食べる。


満喫・・・・・・・・・・



移動。


13:00に雲見に到着。
宿にチェックインし、周辺を散策することに。



落ちんなよ・・・

落ちたらお母さんに飛び込んでもらうよ。



ここの海は素晴らしいビューポイントであった。


写真撮りの方々が忙しく動き回っていた。

おそらく時間との勝負なのだろう。




そして山にも登ることにした。
その名も烏帽子山。

浅間神社への参道を行き、さらに上に頂上があるようだ。


姫も頭を下げる(笑)



しばらく行くと姫が騒ぎ出した。



なんとそこには・・・



ナラタケ


最近姫はキノコをよく見つける。
どうやらかなり好きみたいだ。

そしてブチブチと姫の手によりバラバラになっていくナラタケたち・・・・・・・
楽しそうだった。




神社を過ぎたらメインの階段がそびえていた。



ぬおお・・・・・・・・・・・・・・




うおお・・・・・・

なんじゃこの階段は・・・
天まで続いているんじゃないか?

これほど傾斜のある階段を今だかつて見たことが無い。
写真では伝わらないかもしれないが上を見上げると階段が反り上がっているようだった。


そして石碑を見ると私の産まれる半世紀も前に造られた階段のようだ。
まあ、それはどうでもいいけど。。。



ヒーヒーいいながら登る、登る、登る。
姫も自分の足で大部分を登った。さすがだ。


そして頂上。





最高です。


下山



自分で足をついても安全な場所を選び歩いている。

けっこう感激。




降りるのもほとんど自分の足で降りた。



烏帽子山、標高こそあまりない山だが私の中でかなりインパクトのある山となった。



宿へ戻り、露天風呂に入る。
私はあまり温泉に興味がない。
しかしこの雲見温泉、かなり気に入りました。
朝もう一度入ろう・・・・・・・(こんなことを思うのは初めて。)



そして夕食。
松崎町にある食堂「さくら」へ



超美味でした・・・・・



つづく。

文化祭

2010-11-22 21:43:36 | 虫LIFE
というわけで地元文化祭





11月21日

早朝、標本箱を持って公民館へ。




昨日のうちにすでにほとんどの方が展示品を並べ終えたようだ。



私は空いているスペースへ標本箱2つを置くことに



うむ。

たくさんの方が見てくれることを祈ります。




ほかの方々の展示物を見ていたら早速人が入ってきた。



さっそく私の展示は注目を浴び、標本箱を囲んで、

「昔ミヤマクワガタ採ったよ~」

と、思い出話の場となった。

「今でもたくさんいますよ。」

と私から標本箱の解説&私的虫の魅力を少しながら語る。




かなり好評であった。
今度は市の文化祭に出してくれとのご要望。

よし・・・
やろうじゃんか!!

箱根ジオパーク

2010-11-21 21:40:23 | 雑記LIFE
昨日、行ってきました。



生命の星・地球博物館


最近なにかとお世話になることが多い・・・



「箱根ジオパーク講演会」


興味深い内容で2時間30分耳の穴かっぽじって聞きました。

来月の10日には第2回が開催されるようです。



帰りは渋滞。
土曜の夕方、当然です・・・・・・




帰宅後は、


標本いじり

・・・・・約1名、日本最大種が変な方向向いてるな。

実は明日(21日)から2日間、地元の文化祭に出品するのだ。
昆虫に興味を持ってくれるような展示、レイアウトにしなくちゃね。

ヌルです

2010-11-19 23:02:52 | 山LIFE

見事に冬モード

富士山は雪をかぶっていたほうがかっこいい。



午前中は単身山へ・・・・


あれは愛鷹連峰だ。

来年は登ろう。




駒ケ岳

噂どおり白くなっている。
箱根も冬到来だ。



ブナ帯に突入



この青いピカピカはまぎわらしかった。

結局本日狙った獲物はヌル・・・・
きっとなにかかがズレているんだな。
修行がたりません。


午後は街へくりだす。


GOGOGO

キノコ調査会

2010-11-18 21:03:48 | 菌LIFE
本日、ある施設が主催しているキノコの調査会に同行させていただきました。


施設付近の雑木林が調査対象のフィールドとなっている。



キノコ屋さんのの後ろをついていったのだが新しい発見だらけだった。
やはり専門にやっている方は目の付け所が違う。



シイタケ



ジャガイモタケ

存在すら初めて知った。




不明種


不明種その2



マツカサタケ


掘り起こしてみた




ノボリリュウタケだと思われる




スギ林を分け入る



スギエダタケ



美麗種だな・・・・



ニセショウロ



そして虫まで紹介していただけた・・・


なんだこりゃ???



第一印象はなにか植物の実かと思った


じつはこれは「マダラマルハヒロズコガ」というガがまとっている殻らしい。
朽木上に普通らしいが私は見たことがなかった。
ちょっと感動。


倒木に発生するキノコを探していたら・・・


樹皮をはがしてらコロンと落ちたコガタスズメバチ

ゴメンね、起こしちゃったね。



そしてこれがコフキクロツチガキ

初めて見た。


柄があるのが特徴




そして今回案内してくださった方が持参してきたブツ・・・・



イボセイヨウショウロ


ようするにトリュフってやつ。




断面

芸術的だ。。。。。
切り口によって模様が変わった。


さらに顕微鏡で拡大したり、、胞子を観察したり・・・・




さらにさらにキノコ意外にもサブメニューとして哺乳類、鳥類、昆虫類の貴重な標本も堪能することができた。
感謝いたします。Kさん。


というわけで、


超充実した一日となりました。

今日一日で入力した情報が多すぎて私の梅干大の脳みそはかなりオーバーフローしています。それはもうグツグツと音をたてるくらい・・・



菌の世界に浸かってきたな。
と、帰宅後再確認。

姫と山へ

2010-11-16 22:11:39 | 姫・王子LIFE
11月15日


姫と二人で山へ行きました。
ある山を登ろうとしたのだが、2,30分ほど登ったところで、

「あっち行く。あっち行く。」

と来た道を指差し、さらに。

「ブーブー」

とまで言い出した車に戻りたいということか・・・仕方が無い姫がイヤならば戻ろうではないか。


というわけで急遽予定を変更。
今度は違う山の登山口を目指す。

もうピークハントは無理な時間になるのでボチボチ進んで虫でも採りながら行こう。



登山口に向かう途中、いろいろと寄り道。


マイマイガだと思われる。



スギカミキリの食痕

先日は羽脱孔も発見したので春が楽しみだ。


登山口から登山開始。

そしてまもなく。


「ごはん。」

と壊れたテープレコーダーのように、あるいは呪文のように繰り返す姫。


そういえば私もお腹が減ったな・・・・



食う


そして一気に元気を取り戻した姫様。



登山道を走り回っていた。


おや・・・・・?



木の棒を持って枯れ枝をしきりに叩いていた。


これはどう見てもビーティングだ(笑)
秋に私がコブ叩きをしているのをしっかりと見ていたようだ。
う~~ん、将来有望だ。



しかし虫採りでもしようかと思っていたのは甘かった。
姫と一緒じゃやっぱり無理であった・・・・。
まあ、当然と言えば当然だ。



午後から雨の予報なので早めに帰るとしよう。



最近家の中でよく出会う虫

カマドウマである。
実はちょっと苦手だったりするんだけど、正面からよく見てみると意外とカワイイことに気づく。




そして本日11月16日


人生初の(・)を発見。

超感激・・・・・・・・・・・
勝手が分からないのでこれまた超慎重に削ったがピカピカのやつは出てこなかった。
しかしちょうど成虫サイズの幼虫が2匹ポロリ・・・・

この時期まだ幼虫なんだろうか・・・・?
それとも私はなにか大きく勘違いをしているのだろうか?
.kaikaiさんHELPです。
ちなみにポイントはD岳です。


函南原生林へ

2010-11-13 21:37:03 | 山LIFE
1月12日

すこ~しだけ気になっていた存在、函南原生林へ行ってきました。



先日仕事中にここの存在を知り、「原生林」というキーワードに見事に誘引されたのだ。



いつもよりまったりと10時に家を出発。

寄り道。。。。。。



ウメバチソウ


リンドウ


日当たりのよい草原で見頃である。

ほかにはリュウノウギク、ノコンギク、シロヨメナ、アキノキリンソウが確認できた。



そして目的地の入口に到着。


函南原生林

このMAPだけ見るととても簡単そうな道に見えるが。



・・・・・

そんなことはなかった。
一歩入るとそこは急な下り坂、(ついでにスッポンタケの異臭による歓迎)

行きはよいのだが帰りのことを考えると、う~~~~む。。。




ようやく平坦な道になったので撮影。

しかし姫様、ここまでの下り道は手をつなぎつつも自分の足で歩ききった。
すごいな~~~。




しばらく歩くと植生がかわった。

アカガシを中心とした照葉樹林が主になる。



アカガシの大木

この遊歩道のメインスポットのようだ。


さらに進み。。。


おや・・・・・

どうやらこの足場はブナの根を守るためのもののようだ。


以前ここにはブナの大木があったらしい、平成17年に倒れてしまったようです。
見たかったな~~~・・・・


ねえ、姫様?

姫@原生林



お昼ごはんを食べてから来た道を戻りました。
とんでもない急な登り坂を姫を抱えてヒーヒー言いながら登りました。


さらに遊歩道が伸びているようだが今回はパス・・
次回の楽しみにとっておくとしよう。


そんなわけで函南原生林でした。