6月21日
本日は昨年からissei氏と企画していたムネモンヤツボシ採集。
朝確認した現地の降水確立は午前60%、午後70%・・・・うぉ。
しかしこればっかりはしょうがない。
最低現地まで無事につけて土砂降りでないことを祈る。
昨年採集したのは
6月28日。今年は例年より虫の発生が遅れていることもあり、もしかしたら本日は下見に終わる可能性がある・・・しかしなかなか発生時期に合わせてフィールドに行くことって難しい。さらに再度2人の予定を調整するというのも難しいだろうと思い、ダメで元々、逝ってきた。
11時過ぎに現地に到着。
やはり雨が降っている。
しっかりと雨合羽を着込む。
まあ、ビーティングならば雨は関係ないはず。
まずは車横付けポイントのツルアジサイからチェックすることに。
林の中を10mほど進むと・・・・
なんと昨年は気がつかなかった大きなサルナシの塊を発見。
どうやら支柱となっていたヤマハンノキが折れ、サルナシが下へ垂れ下がったようだ。
まずは食痕がないかを見るが、、、キレイな葉ばかりだ。
やはり時期早いか・・・?
issei氏が掬いにかかる。
真ん中の緑色はほとんどサルナシ
ここでいきなり1つネットイン!
なんともあっけない・・・いや、でもめちゃくちゃな天気予報の中来てよかった・・・
1ついれば他にもいるだろう。ということで2人で掬いまくる。
が、
追加はできなかった。
このサルナシは諦めて、昨年のツルアジサイや周囲にたくさん生えているサルナシを見て廻ることにした。
今回は雑甲虫も採りたいので枯木やキノコは積極的に叩く。
ムツモンミツギリゾウ、ナガクチキの仲間、ゴミダマが落ちる。
また良さそうなサルナシの藪が現れれた。
食痕はないけど万が一のことがあるので隅から隅まで叩く。
ぼてっ
?
????
!!!!!!!!!!!
クビジロだ!!
「うおおおおっっっ!!!」
なんでお前がここにいるんだ!?
クロツルウメモドキなんて近くにないでしょ?
近くでサルナシと格闘しているissei氏にも報告。
やはり驚かれているようだ。
いや~驚いた。7年ぶりのクビジロ、やはりよい虫だな~。
それにしてもこの山はなんでもありだ。
この後さらにサルナシのルッキング&スイーピング&ビーティングを続けるがムネヤツの追加はない。食痕もなかった。
ここで午前の部終了。
issei氏が見つけたこのキノコはキサマツモドキだと思われる。
昨年食べたやつだ。
遅めの昼食を下界で済ませ、午後の部へ。
歩いて林道を進んだ先にあるポイントへ向かうことに。
林道を行く・・・
温帯低気圧に変わった台風の影響か、強風。
この状態では当然虫はいない。
2人で数少ない花や枯木を叩くがカミキリどころか虫がいない。
途中、先日の台風で倒れた倒木がいくつかあったが、道を完全にふさいでいるようなことはなく、なんとか昨年採集したポイントまでたどり着くことができた。
さあどうだ!!
よし!食痕あるぞ!!!!
けっこうあるぞ!!!
この一角のサルナシだけ食痕がある。
ここまでのサルナシには皆無だったのが不思議。
issei氏が掬ったところ1ペア入ったようだ。
私も掬おうかと思ったけど、もうちょっと粘ってルッキングしてみることにした。
なんとか活動中の個体がいないだろうか。
生態を見てみたい。
食痕が集中している場所を凝視していたら、黄色い虫が張っているのが見えた。
やった・・・・・!
いたぞ!!
黄色いカミキリがサルナシの葉の表から裏へ、また表へ・・・・
ちょろちょろと這っている。
早速issei氏をお呼びし、二人でカメラを向ける。
なかなか生態を観察できる虫ではないためメチャクチャうれしかった。
ようやく静止したところを撮影。
写真としてはかなりショボイが・・・けど本日はこれで超満足だ。
この後、私も1ペアGETし、本日の採集はこれにて終了。
おそらく、
午前のポイントは薄暗い林ということもあり、気温が低く、午後のポイントより発生が遅いのではないだろうか。
午後のポイントは林道沿いで日当たりが良かった。
両ポイント共発生初期だと思われる。
もしかしたら来週くらいに行ったらウハウハかもな・・・
サルナシが伐採されない限りこのポイントは通年採集できそうだ。
isseiさん、どうもありがとうございました。
採集が今日(22日)じゃなくてよかったです。けっこう雨降ってましたので。
昨日は久々に叩きすぎて今キーを打っている手が痛いです(笑)
またご一緒によろしくお願いします。