mi piacciono…

la vita per quelli che mi piacciono

IRON MAIDEN@横浜

2008-02-16 01:23:13 | Rock 'n' Roll Jankie
Somewhere Back in Time World Tour '08 行ってきました! 涙のとまらない選曲で、怒涛の2時間が過ぎていきました。おじさんたち、がんばっていましたよ! そしてカッコよかった…。溜息。終わった後は、しばらく放心状態で、友人と殆ど語り合うこともなく、駅で別れました。

新作ではなく、旧作限定のライヴは、営業的にはオイシイでしょうけど、創作者としては、相当悔しいものがあるんじゃないかと察します。でも、大事よね。かつての自分を振り返るのも。それが、新たな何かを生むことに繋がるケースは、かなりの確率であると想いますもん。

ああ、また近いうちに、こんなに感動するライヴに出会いたいものです。

が。本日のライヴの汚点が…。我々はPAの真後ろの席だったのですが、STAFFのワッペンを貼り付けた関係者なんだか、招待客なんだか、コネで無理やりもぐりこんだ奴腹なのか、それも揃いも揃ってでかいヤツラばかりが入れ替わり立ち代りPAの後ろの通路に立ちはだかり、うっとおしいのなんのって! 

前座バンドのギタリストなんて巨体が突っ立った時には、我慢できずに警備員の偉い感じの人を捕まえて「かがませてください!」とお願いしました。ああ、これ、ワタクシ言葉を間違えてますね。「他の場所で見ていただいてください」ですよね。んだもんだから、ヤツラはこちらをちらちら見ながら、からかっているようなジェスチャーをして、やっと去っていきました。まあ、憎ったらしいたら! CDデビューもしていないんでしょ! スティーヴ・ハリスに娘のために雇われているだけなんじゃないの?…ちょっと酷い言い方ですが、そう思わせたアンタが悪いよ。バンドは悪くなかったのにね。新鮮さがゼロだったけど。どっかで聞いたことあるようなメロディだし、演奏上手すぎるし、スティーヴのお嬢さんは、なんだかライヴ慣れしていてソツがなくて…。メジャー・デビューしてもCDは買わないな。

で、次にうろうろしていたのが、白人のカメラマン。最初は仕事だから、ある程度は仕方ないか、と我慢していたのですが、そのうち、カメラボックスに登り、定点撮影を始めたから、たまったもんじゃない! 日本のカメラマンだったらアリエナイです。観客に迷惑かけてまで撮影するなんて、考えられないです。

コイツ何とかして~っと思っていたら、今度は、まるで○○組のトップのようなイデタチのおっさんが! あんた、絶対MAIDENファンじゃないよな!こいつはどうしてくれよう!と思っていたら、空いているスタッフの椅子を見つけて座ってくれたので、やれやれ…と一息つくまもなく、次の大バカ野郎登場! エンディングまでのさばってくれましたよ。号泣。

…てゆーかさぁ。コイツラ自身も、1万円も払っているお客様への気配りがなさ過ぎるけど、その前に興行主! お金を払っているお客様が一番大事でしょう! だから、関係者やら何やらが溜まる場所を、お客様の迷惑にならないところに確保するか、きちんと招待席まで案内するのが、呼び屋としての常識なのでは? お金を払ってくれている客を怒らせるのが一番の損失だって、シロウトの私だって分かる原理だぞ! 本当に怒ってます。明日にでもクレームの電話入れてやる!怒怒怒怒!

というわけで、ライヴが素晴らしかったのに、呼び屋のおかげで、頭の1割くらいが収まりがつかず、今夜は眠れそうにありません。

百貨店に入社して、最初に言われたのは「何があってもお客様が一番大事です」でした。そんな基本も忘れている企業は、ろくな目にあいませんよ! まったく、特にギョーカイのヤツラって、自分のこと何様と想っているヤツの多いこと多いこと! たまたまその会社に入っただけじゃん! 何も偉いことないのにね。みんなが憧れているアーティストに、ちょこっと近づけるだけで、そんなにエライのかよッって、ケリ入れたくなることしばしばです。

…でもね。世の中、残念なことに、そのうち罰が当たるなんてことは、めったにないんですね。40年生きてきて悟りました。コイツ~とか思えるヤツに限って、そのまま生きていくんですよ。そして、自分が一番正しくて、なんでオレ(アタシ)ばかりが苦労するんだ!ってトンチンカンにも思っているんです。間違いありません。だから、こういう場合、「ああ、哀れな人がいるなぁ、私はああならないようにしよう」と反面教師にするのです。それが、前向きに生きる秘訣だと思います。とても難しいですけどね。

今日の1曲 IRON MAIDEN「SEVENTH SON OF A SEVENTH SON」より「The Evil That Men Do」(1988)