本日付けの
阿曽山代噴火コラム「裁判Showに行こう」で、精神科医の暴力事件の裁判が取り上げられていました。これで思い出した自分のケースを告白します。
告白ったって、どこの○○クリニック、なんて書きゃあしません。書けないし。うーん。それとも実名を書いたほうがいいのかな。今は判断できないので、実名は挙げません。
3年ほど前、かなり深刻なウツになった私は、どこに相談していいのか分からず、それじゃあ近いところにしようと、隣駅で目に入った看板のクリニックを訪れました。最初に、どうしてウツになったと思うのかの詳細を別室で聞かれました。言うことで、かなり心が開放された感じだったのですが、「じゃあ、あとは先生とお話しください」の言葉で、唖然としたのです。「え?先生じゃないの?」 話を聞いてくれた方は、若いのに、優しそうで、すべてを受け止めてくれる感じでした。そして、その肝心の先生は…。外見がかなり個性的でビックリしました。が、気を取り直して、先生に話をし始めると、ろくに話も聞かず、「じゃあ、これとこれとこの薬を出しましょう。この薬は女性ホルモンを止める成分が含まれているけど、いいですか?」「!いえ、チャンスがあれば子どもを生みたいと思っていますが…」「アナタ、おいくつですか?」「39です」「じゃあ、いいですね」「???…」 まるで人をモルモット扱いです。その後は、何がなんだか、殆ど覚えていません。診察代とカウンセリング代とかで、2000円ちょい取られ、薬代2500円ほど取られ、合計5000円弱支払いました。ものすごく傷つきました。猛烈に傷ついた上、無職だったのに5000円も払い、怒りをどこへぶつけていいか分かりませんでした。これって、酷い言葉の暴力ではありませんか? 39歳だったら、もう女性ホルモンは必要ないのでしょうか。1週間ほど、立ち直れませんでしたが、幸いにして元来楽観主義者なのが、いい方向に出てきて「いい勉強になった」と思え、そして、ウツから少し脱出し、1ヵ月後に仕事が決まりました。今となっては、いろんなことがあるもんだと、落ち着いて考えられますが、当時の衝撃ったら…。
まあ、母が亡くなったとき、天下の某赤十字病院でひどい仕打ちを受けたのを思い出せば、なんてことない事件ですけど、これって、相対的な問題じゃないですからね。医者と学校の先生は、限りなく完璧に近い聖者であるべきなんです。いまだに履き違えているヤツ、沢山いますからね。我々は自分のことは自分で守る、という基本を忘れてしまいがちですが、忘れてはいけない、という苦い教訓になりましたよ。ホント、今思い出してもはらわた煮えくり返るわ。ヤツは今も他の中年女性患者にも、平然とあのセリフをいっているんだろうなぁ。辛いなぁ。
今日の1曲 SMAP「オリジナル・スマイル」(1994)
94年か。MEGADETHの追っかけ真っ只中、かな?