mi piacciono…

la vita per quelli che mi piacciono

Il Mare(2000)←ネタバレ注意

2007-11-22 23:15:17 | 韓流いろいろ
…やっぱそうか。時空モノは、以前からダメなんですよね。スンホニの「カラ」(1999)も、ねぇ。どうしても、過ぎ去ってしまったことが同じ次元で存在するというのに、また、起こってしまったことが過去を変えることによって、変わるということに、嫌悪を感じるんですね。物理とかサッパリな私が、納得がいかないんですよ。いや、分かっている人は、論理的にありえないことを証明できるかからいいんでしょうね。私の場合、「ありえない」って発想を、想像の域に持っていけないんですな。ファンタジーだからさぁ…といわれても、実写の映画では、私の頭は切り替えられません。これが、アニメーションや、「Back to the Future」(1985~)みたいな一大娯楽映画なら、納得もするんですが。「Il Mare」も、文芸作品ってわけじゃないから、許容しなくちゃって? 想像力の欠如、ロマンがない、夢がないってハナシです。すみません。はい。

時空モノは、やっぱり既成事実は変えられないっていう条理で終わってほしい。

なので、ジョンジェだけど、内容が私にゃNGでした。残念。

そうなると、純朴そうだけど、あまりに垢抜けないジョンジェが更に許せない。チョン・ジヒョンは、思っていたよりフツーの女の子が似合っていて、まあ、良かったと言えるでしょう。とはいえ、パスタをそばのようにすするのはやめて!スプーンを使うのもNGです!…イタリアじゃないからいいのか? でも私は許せん。

あとさ、韓国映画って、歌入りの曲を、必ずどこかで入れなくちゃならないの?契約?たまたま? この映画も、どこだか忘れたけど、「ええっ!?」ってシーンで、唐突に大音量で入ってきてビックリ。お茶の間で見るテレビ・ドラマじゃないんだからさ。無神経だよ、あれって。そう思うの私だけ?日本の映画もそうなの? 

コテンパンにこき下ろしましたが、映像は美しかったです。暗い海と、室内の間接照明、どこまでも続く砂浜(湿地帯?)は良かった。淡々とした編集もいいと思います。

「これ」って映画って、そうそう年中は当たらないもんですね。

さて、明日から3連休。ジョンジェの映画が、まだまだ待っています。「情事」や「黒水仙」のような作品に、また出会えますように。

今日の1曲 LED ZEPPELIN「PHYSICAL GRAFFITI」(1975)より「Bron-Yr-Aur」

もうすぐライヴ…と思っていたら、ジェイムズくんが怪我をして延期ですと。ヨン様かよっ!…失礼。ヨンジュンは怪我をおして撮影頑張ってます。