

今回はちょっと変わったポリティカルコンパスをご紹介。
経済的自由度と社会的自由度を尺度にしたノラン分布帯に基づいたポリティカルコンパスとは違い観点から垣間見た分布帯である、Pournelle Chart です。
こちら横軸で右側が State Warship 国家崇拝であり国家は善ととらえ、左側がその国家を Necessary Evil 必要悪とし極端に左側に触れると必要とすら思わない Anarchist 無政府主義となります。
続いて縦軸は合理性の尺度を表し上にぶれるほど合理主義で下にぶれるほど合理主義とは別の理屈で動くことになります。
なるほど、保守主義や屈折した国粋主義は国家を基軸とした非合理主義となるわけですね。国家を社会改革の道具として活用しようとしたマルクス主義が合理主義の右翼だというのは面白い!国家主義者や全体主義者の中でも合理主義的になればなるほどマルクス主義的になるのはよくわかる。
それで無政府主義を真っ二つに分類して説明してくれているところがこのチャートの魅力ですね!割と合理性よりも短期的な感情により揺り動かされる古典的もしくは広義的な無政府主義と合理性を徹底追及した果てに無政府主義にたどり着いた小生の辛抱するマックス・シュティルナーの違いを図表化してくれています!ヒッピーを代表とするカウンターカルチャー系が同じ反体制の個人主義であるものの合理性や進歩への態度という軸において我々リバタリアンと決定的に違うこともこの分布表で一目瞭然です!また賛否両論ありますがアイン・ランド女史がリバータリアンとマックス・シュティルナーのグループに配属されているのも、合理主義の追求のもとに国家の存在への懐疑を示唆したベクトル指標としてあながち間違いではないと思います。