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Art&Blue-Liberalism:青き自由主義 復刻版 など 

アダム・スミスとマックス・シュティルナーの思想を参考にして自由に個人が生きる世を目指す!

功利主義の小生の文化論

2023-12-26 04:29:29 | 政治・経済・社会
日本が文化財保護について金儲けも手段として取り組んでいない、日本の知名度と外貨を稼いでいるサブカルチャーも主流文化として取り扱うべき、というような意見を聞きました。そこで功利主義かつ政府の介入を極力減らすべきという小生の思想的立場からは、あまり関心が無いトピックであることも然りです。

小生はイギリスのジェンレミー・ベンサムからジョン・スチュアート・ミルと続く「必要最大多数の幸福:必要最小限の痛みを伴った最大多数の快楽」を標榜しています。よくイギリスは伝統を重んじる国柄と呼ばれることがございますが、18世紀から既に伝統懐疑姿勢を強く主張するこの功利主義という思想が生まれた国でもあります。特にベンサム先生がオペラなんて多数派の大衆が興味がない需要が無いものに政府の補助金を払うものではない!っと主張していましたことに激しく同意しています。

それから、イギリスや日本などの国家のアイデンティティに興味がないのですよ。ですから、その国で長く培われてきた文化の保全というものに全く興味が注がれない。その国の特色が失われることに損失感を覚えないどころか、むしろ歓迎している節がございます。国民国家が無機質な機能的な機構になることでナショナリズムを減退させ、世界の人民個人個人が自立した世界共和国になることを切望しているからです。

総合すると功利主義の小生にとって主流文化とサブカルの堺って無いんですよね!文化を決めるものは無形有形含めそのものの需要であり、需要があるものこそ主流であるわけです。税金を投じてまで伝統保全を主張する右翼だけでなく、大衆文化を蔑む左翼も嫌いです。とある左翼政党が国政選挙に行かずアイドル総選挙に行くことを愚民化の権化として揶揄していましたが、小生はむしろ神道の巫女信仰を国家神道から切り離しもとある姿に戻せる絶好の機会ではないか?と誉れ高くみていたものですわ。


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