今日は天皇誕生日です。
静岡県は今上陛下の61歳の誕生日を寿ぐような快晴で暖かい一日となりました。
こころよりお慶び申し上げ、今上陛下のますますのご壮健をお祈り申し上げます。
また、静岡県においては本日は「富士山の日」でもあります。
今日の県内からは、雪を見事に羽織った気高くも壮麗な富士山が一日きれいに見えていました。
素晴らしい富士の山でした。
今日は、御殿場市において、山梨県と合同での「富士山の日フェスタ2021」記念式典が開催され、
私も公務派遣にて参列させていただきました。
式典は祝賀パーティのような形式的な祝典と飲食ではなく、感染対策を十分に施したうえでの会場設営と、
富士山の今後について考える内容を盛り込んだ格調高い形式にまとまられており、とても好感を持ちました。
準備、設営にあたった両県関係者に感謝と御礼を申し上げたいと思います。
コロナ禍における富士登山について「新しい富士登山のありかたについての提言」が、
三密回避やより快適な富士登山の環境作りなどを盛り込んで山岳医療救助機構の大城和恵代表からあり、
知られざる山岳医療現場の実情や世界の登山のかたち、各種登山環境整備についてなど、とても勉強になりました。
また、慶応大学文学部の鈴木正崇名誉教授からは「富士山の信仰と日本人」の演題での記念講演があり、
こちらも山岳信仰と日本人の歴史、ありようについて、新鮮な学びをいただけた濃密な内容でした。
深田久弥が、名著「日本百名山」で『日本人ほど山を崇び山に親しんだ国民は、世界に類がない』と
書いた理由を、今日またあらためてかみしめることができた気がします。
やはり、山はいいですね。
とくに富士山はやはり別格であると。
富士山のある県に暮らす幸せをあらためて感じた一日でもありました。