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そして運命の瞬間

2007年08月22日 21時00分28秒 | 高校野球
 さて、全国約4000校の頂点が決まる決勝戦。
 広島・広陵対佐賀・佐賀北。

 大会通じて昨年のブームに比べればあまりに小粒な印象だったのは
否めません。否めません、が。

 神様はやっぱりたいした脚本家でいらっしゃるのです(ノムさん)。

 2回で2点先取され、そのうえ早くも久保君登板。
 
 ああ、ペースをもってかれた。と思いました。

 さらに七回、2点追加。

 正直、負けを覚悟しました。(私すぐあきらめる性格なもので・汗)

 しかし8回裏佐賀北の攻撃。

 久保君がヒットで出塁すると、続く代打も出塁(あとで名前調べますごめん)。
 広陵・野村君が珍しく調子を狂わせたのか。
 佐賀北が徹底してスライダーを捨てていく作戦にでたのか・・・

 なんと二打席四球で押し出しの1点。

 なおノーアウトフルベースで3番副島。

 打った瞬間、3塁側は総立ち。
 ぎゃーとか。
 わーとか。
 んもう抱き合う人とか。
 泣き出す人とか。(私だ・汗)

 だってね。
 広陵には申し訳ないけど、もう、佐賀北の声援がすごくて。
 一球ボール投げるごとに、ベンチのセンター馬場崎君も声をはりあげて
 仲間を鼓舞してて。

 その振り上げてる右手がテーピングでびっちびちにかためて
 あったの見えちゃったんだよ。
(今日は暑すぎてバックネット裏の列に並べなかったので3塁側特別席、
 佐賀北のベンチすぐ横で見てました)


 馬場崎君はさっきの代打の子と交換なので、もう試合に出ないわけですが、
 そーか。

 作戦もあるだろうけど・・・楽しそうにやってるけど、もうみんな限界なんだよね。
(馬場君も昨日の7イニングで本当は限界だったんだろう)

 と思ってじんわりしてるところに
 あれよあれよと塁が埋まって、HR出ちゃったんだもん!

 実は私ちょっとおちびなので、周囲が総立ちになった瞬間
 打球が見えなくなってしまって、スタンドに入った瞬間は
 目撃してないわけですが!(汗)

 でも!
 すっげえミラクルを目の当たりにしちゃったよーうー!


 佐賀北が、11年ぶり公立校の優勝を勝ち取りました。

 なんかなあ。
 あきらめないってすごいな!

 おお振りのおかげで野球が好きになって
 夏でも動き回るようになって、どんどん健康になって
 しかもこんないいしめくくりで。

 今年もよい夏でした。

 コメントくださった方々もみんな有難うございます。
 おかげさまでとっぷり野球を楽しめましたv
 
 そんで馬場君に関してはまた帰ったらちょこちょこ語りたいと
 思います・笑
 つかあいつほんとになんつーかこう・・・・もう! おいしいんですよ!笑
 ってかみんな小さくてかわいい!市丸も!井出も!
 さすが大会最低平均身長。しかしそこがやってくれたわけで
 だから高校野球はやめられない。


 なにはともあれ佐賀北おめでとう。

 

21日第二試合・日大長崎対佐賀北

2007年08月22日 20時29分17秒 | 高校野球
さて、私的メインイベント佐賀北戦。
佐賀北は左腕馬場君が先発。長崎日大は昨日も投げてる左腕浦口君。

生で見る馬場君はやっぱり男前で、さらに、
TVで見る以上に淡々としていました。
開始前からずーっとオペラグラスで見てたんだけど(阿部なみのキモさ)
にこりともしないのー。

 すいっすいっと速いテンポで投げ相手を0点で押さえると
2回には自らのスクイズで1点。うまい!

 4回裏、佐賀北は大串君が左中間二塁打、犠打で三進。
暴投で生還。

 5回には3打席バントをしかける佐賀北打線。
 これ、連投で疲れている浦口君を今のうちにさらに
 消耗させようって作戦ですよねー。

 さすがモモカン、やることがモモカンです・笑

 結局七回、浦口君は降板。
 そして小山。ん?小山・・・?

 おお、モトキさんリリーフじゃん。

 でも結局長崎はこの日佐賀北から点がとれず、
 逆に馬場君は今までで最長の7イニング投げきったのでした。

 零封ですよー。すごー。

 点だけ見るとワンサイドゲームな感じもしますが、
 実際には細かく見所がありまして、特に5回、
 長崎が走者一塁でバントを仕掛けたとき、

 佐賀北の1、3塁がその処理をすると見せかけわざとおおきく前進し、
 そのすきにすばやくセカンドが一塁ベースカバーに入って捕手市丸君が
 矢のような送球!
 見事刺したときにはしびれましたねー。

 「相手が仕掛けたことを逆手にとって」のクレバーなプレー。
 野球ってほんと面白い。



まずは21日準決勝・広陵対常葉

2007年08月22日 17時25分39秒 | 高校野球
側のマックで待機しようと思って到着後すぐ甲子園入りしたのが七時半。
もう並んでる人がいる(・ω・;)
夏の情熱は凄いね!というわけで広陵対常葉はバックネット真裏、放送席?上の一列目で観戦しました。

初回広陵土生のいきなりのHRで先取点。その後2、4回も点を入れられ、試合は広陵圧倒的優位のまま八回。
おやじこと一番高野が四球を選んで出塁、二番が左中間にヒット。走者一二塁で3番ショート長谷川。
長谷川君は守備に打撃に大活躍で、この日も広陵の外野は全打席深く守ってました。

そこで! 二塁走者高野君が果敢に三塁を狙う!
が、タッチアウト。
がびーん。おやじらしくなく焦ってる模様。
長谷川君がうまくレフト前打って走者帰るも、結局この回は一点でした…。

そして迎えた九回裏常葉最後の攻撃。
2アウトから、今大会でラッキーボーイとなった背番号15番伊藤君がヒット出塁!

会場も私も大興奮でしたが、私はこの子の将来が心配でならない…(-_-;)
こんなに早く運を使い切っていいのかい?(使い切るって勝手にきめんなよ)(でもそういうもんだよね?)

そこで送った代打がまたヒット、打順は一番に戻って再び高野君の出番です。

打った!
一点入ってスコアは4‐3。

2アウト一塁、打順なおクリンナップ。
もう会場は悲鳴の嵐(^_^;)

が、結局おなごのような顔してクレバーに投げる野村君に凡打に打ち取られ、試合終了ー。

気持ち常葉よりで観てたので、ちょっぴり悲しかったけど、周りの広陵ファン(伝統校だけにファンも多い)も「ナイスゲームでした!」と言ってたくれて、ああやっぱり野球を愛する人に悪い人はいないのでした(o^-')b
終わってみればヒット数広陵8、常葉12。エラーは常葉側に1ついただけ。

常葉の細身の監督は生で観てもかっこ良かったです。

……でも八回はなー。あそこ送りバントでも良かったよねー?(と、素人采配をふるうのも野球の楽しみのひとつ!)

しかしまあバントをしない王者に相応しい戦いぶりではありました!
ナイスゲーム!