>こういうことって一言で言い切れない何かが残ってしまうけれど、黒斎クンはどう思う?
前世について一言で言い切れないのは、そのことを語る上で「どの次元を起点にして話を展開するのか」ということによって、結論に大きな違いが生まれてしまうからですよね。
「自我(今現在持ち得ている「自分」という認識)」をベースとした次元から話をすれば、そこには「僕」や「阿部さん」、またこれをご覧になっている「読者の皆さん」という別々のパーソナリティが存在しています。
その次元を起点として話をすれば、「時間も自己もあるのだから、前世(過去の自己)はある」という話になり、
「自己」や「時間」は幻想・観念でしかなく、本来は「全ては一つの同じものである(そもそも分離した自己などない)」、という認識で話を進めれば「前世うんぬんの以前に、生まれ変わる自己そのものがないし、過去もない」という話になります。
阿部さんがお話しされているものの多くは、後者側の次元をベースとしたメッセージですよね。
「時間」「空間」「分離」という認識を超えた次元のお話。
そこには「時間」も「自己」も存在しないのですから、当然「過去」も「生まれ変わる対象」も存在しません。
だからこそ
>だとしたら、なぜ前世などありえましょう。
という結論になります。
しかし、問題となるのは、そのことが語られているのが、「時間」や「自己」の存在が信じられた次元だからです。
話を「順を追って(時系列のなかで)」説明し、それを「語る側」と「聞き取る側」という分離された状況の中で行わざるを得ない。
話されている「内容」の次元と、その話が行われている「状況」の次元に大きな差があるので、そこに矛盾が生じます。
だからこそ、「一言では言い切れない」となってしまうんですよね。
まずは、この「内容」と「状況」の次元の差を、どのように解釈するかという前提を理解しておかなければ、話はいつまで経っても通じないワケですが…
どうにも話が通じないのは、その「状況」側の次元の認識を保持したまま、「内容」側の次元を理解しようとしてしまうことにありますよね。
でも、これはどんなに頑張っても無理な話。
「内容」の側から「状況」を把握することは出来ても、「状況」の側から「内容」を理解することは出来ません。
だから、結局のところ「前世」を理解するためには「前世はない」という次元に立たなければならないワケで…
う~ん。このパラドックス、もう少しわかりやすく説明できないものかなぁ…。
↑ このボタンの存在理由? うん、一言では言い切れないなぁ。
前世について一言で言い切れないのは、そのことを語る上で「どの次元を起点にして話を展開するのか」ということによって、結論に大きな違いが生まれてしまうからですよね。
「自我(今現在持ち得ている「自分」という認識)」をベースとした次元から話をすれば、そこには「僕」や「阿部さん」、またこれをご覧になっている「読者の皆さん」という別々のパーソナリティが存在しています。
その次元を起点として話をすれば、「時間も自己もあるのだから、前世(過去の自己)はある」という話になり、
「自己」や「時間」は幻想・観念でしかなく、本来は「全ては一つの同じものである(そもそも分離した自己などない)」、という認識で話を進めれば「前世うんぬんの以前に、生まれ変わる自己そのものがないし、過去もない」という話になります。
阿部さんがお話しされているものの多くは、後者側の次元をベースとしたメッセージですよね。
「時間」「空間」「分離」という認識を超えた次元のお話。
そこには「時間」も「自己」も存在しないのですから、当然「過去」も「生まれ変わる対象」も存在しません。
だからこそ
>だとしたら、なぜ前世などありえましょう。
という結論になります。
しかし、問題となるのは、そのことが語られているのが、「時間」や「自己」の存在が信じられた次元だからです。
話を「順を追って(時系列のなかで)」説明し、それを「語る側」と「聞き取る側」という分離された状況の中で行わざるを得ない。
話されている「内容」の次元と、その話が行われている「状況」の次元に大きな差があるので、そこに矛盾が生じます。
だからこそ、「一言では言い切れない」となってしまうんですよね。
まずは、この「内容」と「状況」の次元の差を、どのように解釈するかという前提を理解しておかなければ、話はいつまで経っても通じないワケですが…
どうにも話が通じないのは、その「状況」側の次元の認識を保持したまま、「内容」側の次元を理解しようとしてしまうことにありますよね。
でも、これはどんなに頑張っても無理な話。
「内容」の側から「状況」を把握することは出来ても、「状況」の側から「内容」を理解することは出来ません。
だから、結局のところ「前世」を理解するためには「前世はない」という次元に立たなければならないワケで…
う~ん。このパラドックス、もう少しわかりやすく説明できないものかなぁ…。
↑ このボタンの存在理由? うん、一言では言い切れないなぁ。