湘南で暮らす

プライベート迄の日々のこと。時々フラワーアレンジ・テーブルコーディネート・・癒やしの言葉を贈ります

バラの小部屋

2015-07-17 | Weblog

 毎年の仕分け作業なのですが今で言う
「断捨離」でしょうか処分・破棄・整理を続けて未だ収拾つきません
そんな中「バラの小部屋」と書かれた爪切りがありました
整理品に埋もれて大きな爪切りの切れ味を試し
遠い昔の?「バラに小部屋」を思い出しました
この仕事に就く前で相当な時間が流れています

ホストクラブの開店祝いの頂き物
~そう~あの二人はどうしてるんだろ~~

私がまだ埼玉の茶所あたりに住んでいた頃です
たしか所沢に近かった雑木林の中にホストクラブは有りました
その頃ホントに田舎です
今思えばホストクラブの走り
そのホストクラブのアイドルはハーフで名前は「マイク」
背が高くハンサムで、だけど前歯が一本有りません

私達のゴルフサークルで随一リーダー男性の友人がマイクです
・・・思い出したぞ~
その男性「けんちゃん」・・お銚子者のエンターティナー。
ある会社の社長で1、2人と仲間を誘いマイクのお店に通い
やがて夜の飲み会に私も誘われる事となりました
お酒は飲めない、こんな世界は知らない・・
それは楽しかった・・です

昼夜とグループ化し皆でおつき居合いが続いていきました
コースでのマイクは青白く、よるの世界では
生き生きと「ワン・・ツウ」とチャンピオン(アリス)を絶叫し
ご指名の女性たちも絶叫していました
店は女性客であふれアイドル?の彼は指名しないと
テーブルに来ない・・らしい

忙しいマイクに代わり彼が可愛がってる東北弁の「カナチャン」
が何かとサービスをしてくれた・彼はモンキー顔でニキビずら・・
ちょっと出っ歯で
なまりがあって風体にもホスト向いてなさそう・・
やがて二日酔いのマイクを引っ張ってカナチャンも一緒に
コースを廻るグループ入った

私は膝を痛めゴルフも彼らとも遠ざかった
遠ざかるいいきっかけ、だった気もする

それからどの位かマイクが独立した事を聞いた
屋号は「バラの小部屋」
場所は東上線沿線の淋しい駅前
踏切近くの建物のラセン階段を上がった2か3階だったか・・


思い出してこんな絵を描いてみた

オープンから2,3週間後位か・・祝いの花も枯れかけた頃・・
「バラの小部屋」のドアを開けた。
お店は数人のお客とカナチャンがいた
(彼も一緒だ・・よかった)
髪をリーゼントにして決まってるホストだ~~
マイクは?
「いらっしゃいませ~~」ホストスーツにエプロン外しながら
手を拭きふき現れた。前歯は一本そのまま
なぜか思い出して淋しくなった

外で遮断機が下り、警報ランプの灯りが巡りごめく室内は
あの華やかな前の店と違っている
あれからズート会っていない・私が湘南に越したのも知らないだろう

そうあのときはなぜ一人で行った・・なぜってあのけんチャンは
大もめで離婚して20歳もの年下と会社を捨てて出て行った
奥さんが言った「婿なのよ」

あんな楽しかった一瞬は何処かでほつれてしまい
新しい繋がりを繰り返し時を超えて行く

みんな如何しているのかな~会いたい
けんちゃんうまくいってるのか?

爪切りの切れ味最高だよ

こんな思い出をお読み頂きありがとう御座います


 


 

コメント
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