春が来た

温かくなった阿波。
散歩で葉わさびの花をみつける。
今年は１０日遅いようである。



宮本常一の地域活性化論。
村を良くして行くのは、政治でも行政でもなく、村人自身の力である。
その村づくりの主体をつくろう。
ともに活気ある村をつくるための仲間づくりが重要。

官僚や補助金だのみになりがちな現在の村おこし。
他人任せ、外部依存にしない、村をよくするのは村人なのだというあたりまえを取り戻せるか。

「１人は２人が一生懸命やってもなかなかむづかしい。
皆が心をひとつにして本気になってかからないと、村を立派にすることはできない。
この際、しっかり腰をすえて、やる気になりさえすれば、明るい活気に満ちた村をつくることは決して夢物語ではない」と。



「美しい村など初めからあったわけではない。
　美しく暮らそうという村人がいて美しい村になるのです」
　　　　　　　　　　　　　　　　―――柳田國男