赤坂整体院やわらぎ HEALING THERAPYあかね ~女性専用整体院

福岡市の中央区赤坂にある
女性セラピストが女性に安心して施術を受けてほしくて ひらいた
女性専用整体院です

「発酵道」を読んで

2014-05-07 | BOOK
 「発酵道」酒造の微生物が教えてくれた人間の生き方 
著者:寺田啓佐


お酒は全く飲まないのですが
寺田本家さんの造るお酒なら飲んでみたいなって思いました。
飲めない方でも体調管理の為に、ほんの少量を飲んでいると載っています


著者の寺田さん、蔵元に婿入りしたのが寺田本家の創業301年目
老舗の造り酒屋へ家電の営業マンが婿入りし、絶対に儲けさせてやる!と意気込みます

最初は利益優先だったのが、ご自身が体調を崩し(腸が腐っていると言われたそうです)
入院手術を経て、気付いたことは、「発酵すると腐らない」

そして、亡くなったお父上の師である常岡一郎氏の元へ相談に行きます
そこで常岡氏に言われた言葉は
「あなたのお酒はお役に立ちますか?」

この言葉をきっかけに、無農薬米で「百薬の長」と呼ばれるに値する
本物のお酒を造ろうと思い立ち一念発起!
そうしてできた自然酒が「五人娘」と言うお酒

自然酒は酒蔵を住処にしている沢山の微生物が

自らの活躍の時期に完全燃焼してバトンタッチしながら発酵が進んでいく

微生物は共存共生して自らの力を余すところなく使い使命を全うして美味しいお酒を造り上げる。

その手伝いを杜氏さん達がする

そして、本物の自然酒が出来る

まるで赤ちゃんのお世話をしているような印象を受けました。


添加物の入っていない本物のお酒は悪酔いはしないとも書いてあります。



寺田さんの言葉、97頁から抜粋します

    発酵の為の環境を整えるのには、もっと大きな影響を及ぼすものがある。
    それは人間の「言葉」や「意識」である。
    本当のところ、私はこれが一番大事だと思っている。


    温度や湿度など、物理的に同じ条件であっても、造り手によって
    ぜんぜん違う酒が出来るし、同じ造り手でもその時々の感情によって
    微妙な違いが酒には出てしまうのだ。


    「儲けよう」「利益を得よう」といった意識と、
    「みなさんのお役に立つように」といった意識では、まったく違う環境が生まれ、
    それに呼応するように微生物は働いて、まったく違う酒ができるのだ。


    発酵すれば腐らない。発酵していくと幸せになる


なんとなくわかる気がします



そして、寺田さんが、お父さんからおくられた最後の言葉

「だまされろ」

常識を打ち破るには騙されてもいい!と言うような覚悟がいるのかもしれません。


それから!面白いな!と思ったのが、
悪玉菌と善玉菌、そして、どちらでもない日和見菌(ひよりみきん)の存在。
悪玉菌の勢いがあるときはそちらの働きをし、善玉菌が勢いのある時は、善玉菌の働きをする。
人間の腸の中の話。これと同じことが酒蔵でも起きることがあるのだそうです。
 


寺田さんの言葉を考えると、
自分の言葉や意識が自分の体内や肌を守ってくれている菌たちにも
影響を及ぼすってことになる…。

と言うことは、やはり心の状態を良くしておく
即ち、心身を整えることは、とても大切だと言うことになる。
心と身体は精妙につながって今があり、未来を創っていく。



目に目ない微生物たちの活動  発酵

改めて考えると、有難い食べ物が豊富な日本。。。

今日くらいは微生物さんありがとうと言って納豆を食べます


出版されて大分たっているので、図書館でも借りやすいと思います。
よかったら、読んでみて下さい!




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