儚想

昨日、失恋をしました・・・正確に言えば“失恋のような思いを”しました・・・

数週間前採用した社員の、突然の辞職。
その理由がもし「仕事が合わない」「自信がない」みたいなことだったら、どうにか説得するつもりだったのですが、話をきけばどうにもならない仕方ない理由。

面接に立会い、丁寧に話を聞き、あれこれ考え、この人なら！と思い、他の人を心苦しい思いでお断りして、これから先ずっと一緒に仕事をしていこうと思って迎え入れた人。
ショックでした。悲しかった。

申し訳ないとうなだれる社員。深いためいきをつくだんな。がっくりする退職予定の社員（自分の代わりになってもらうため、一生懸命仕事を教えていた）。
三者三様の痛み、辛さ、責任・・・
それを思ったら、私まで落ち込んでしまうわけにもいかず・・・

本当は泣きたい気持ちだったけど、その場で泣くことは社員を苦しめる無言の非難になってしまうから・・・（ためいきも、だけど！）

ぐっとこらえて、「いやになって辞めるわけじゃないんだから、こうして短い間でも一緒に働いた縁を大切にして、出会えたことがお互いのプラスになったと思えるようにしようね。」といったことを伝えました。

その後は、仕事の打ち合わせでお客さまと会う用事もあり一日中忙しく過ごし・・・一日が終わり、ふとんに入ってから、ひとりこっそり泣きました。

“一生懸命な思いをもったことほど、報われなかったり、伝わらなかったり・・・なんだか、私の人生、フラれることが多かったりして・・・”

なんてね、ちょっとネガティブになったりして。

で、今日はネガティブに一人で、暗～く線香花火でもしてやろう！とベランダに出たのですが・・・
２，３本火をつけたあたりから「写真に撮りたい！」に気持ちは移行。
洗濯バサミで花火を固定。火をつけたら、サッとカメラを構え・・・
ベランダに這いつくばってモニターチェック。
あ～でもない、こ～でもない、と設定をいじり・・・

・・・いつの間にかネガティブな気持ちはどっかに消えてました。

立ち直りの早いところ。私のいいところ！・・・たぶん・・・