８月が終わる

明日で８月が終わる。

新学期の始まりとなる９月１日は、一年のうちで一番多くの子供が命を絶ってしまう日なのだとか。

新しい日常をスタートするのにはとてもたくさんのエネルギーがいる。

先なんて見えなくて、光なんて見つからなくて、前には暗闇しかないように思えても、いつかは光が差し、霧が晴れ、知らなかった世界が見えてくるのだけれど…

暗闇の底にいる人にそんな声をかけたって響かないことも知っている。

今は無理に進まなくたっていい。

暗闇の底で、じっとうずくまって、目を閉じて、心と体が自然と浮き上がってくるまで待てばいい。

スタートの日にちなんて、決めなくたっていい。

無理やり浮かぼうとしてもがいても苦しいだけ。

人には浮力がある。必ず浮かびあがれる時がくる。

底にいる本人も辛いけど、見守る周りも辛いんだって、今、見守る立場になってみて初めて気づいた。

私が浮き上がるまで、そっと見守ってくれていた人々に改めて感謝。

もがかなくていいよ。無理にすすまなくていいよ。そこにいてくれるだけでいい。

あなたの浮力を信じてる。

９月１日なんて、特別な日じゃない。
過ぎてしまえば、ただのありふれた１日になる。