pinのかけら

人生ってながい…

夏の記憶~かっこいいお姉さん

2007-08-20 | Weblog
昨日に引き続き、幼い頃のちっちゃな夏の思い出。
【かっこいいお姉さんのお話】
たぶん、小学校低学年くらいの時のお話。

いとこのところに遊びに行って、近くの市営プールにいったんだ。
どんなプールだったか、なにをして遊んだかは、ぜんぜん覚えてないんだけど・・・
覚えているのは、プールから出て、更衣室で着替えていたときのこと。

少し離れたベンチで、大きなお姉さんが着替えていて・・・
ちょっと前屈みになって、顔を横にむけて、長い髪を垂らして…タオルで髪の毛をはさむようにしてポンポンポンってふいていたの。
その姿が、とっても大人っぽくて、かっこよくて・・・みとれちゃったんだ。
私は、タオルを頭に乗せて、ガシャガシャガシャって拭いてたから、髪の毛ボサボサだったんだよね。
で、“ああ、あんな風に髪の毛を拭けば、ボサボサにならないんだわ!!”って思って、まねをしてみたの。
そしたら、おねえさん、私が見ていたのに気づいていたらしくて、私のそばにきて、私の髪を自分のタオルでポンポンポンってやさしくはさんで、イイコイイコって頭をなでて、にっこり微笑んで去っていったんだ。

私のほっぺに触れたお姉さんのタオルのやわらかさとせっけんの香りと、おねえさんの笑顔と・・・
ほわ~んとした気持ちになって、しばらくその場に立ちつくしていたような気がする。


あのお姉さんはいくつくらいだったんだろうなぁ。
その時は、すご~く大人の女性みたいに思っていたけど、市営プールに遊びに来る年頃だものね。
せいぜい中学生くらいだったのかなぁ。
あのお姉さんは、自分のまねをしてボサボサな長い髪をタオルでポンポンと拭いていた小さな女の子のこと、覚えているかしら??


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