1991年頃でしょうか?
この時期、「作るモデルガン」と言うのが流行ってことが有りました。
おそらく、プラモメーカーのLSや、マルイのプラモデルガンが話題になっていたからでは無いでしょうか?
LSプラモガンは、本当にプラモデルの銃でした。
プラなので軽くて火薬などは全く使えない物でしたが、銃刀法の対象外だったので、銃口も開いていたし、構造も限りなく本物の銃に近い物でした。
しかし、マルイのプラモガンは接着剤を使ってパーツを組み立て、完成後には火薬を使ってブローバックまで出来たと言うすごい物でした。
今でも再販してほしいと思います。
そんな最中に、大手モデルガンメーカーのMGCが、組み立てキットを発売しました。
その一部ですが、
これです。
やはり 44マグナムと言えば、ハリーさんですね。
パッケージはシルバーモデルですが、中身は、
黒です。
実銃では、クローム鋼のモデルは無く、ステンレスモデルのみだったと思います。
なのでオートマグの黒モデルは実銃では存在しない物と思います。
このオートマグですが、
完成品も持っています。
ボルトが金属製でした。
初期モデルなので、チャンバーとボルトが亜鉛ダイキャスト製で、ずっしりと重い仕様です。
発売からしばらくして、プラスチック拳銃モデルで、撃発に関する部分が金属だと銃刀法に抵触しないか?と言う意見が出て、後にチャンバーとボルトがプラスチックに変更されました。
それに、カートリッジが、プラグファイヤタイプになりました。
私の持っている初期モデルは、カートリッジが副燃焼室付きのCVカートリッジになっています。
刻印もオートマグ社のマークが入っています。
組み立てキットの方も金型は同じ物なので、同じ刻印です。
まだ紙火薬を使っていた時代の物でした。
実際に発火させたことが有りますが、重いボルトとカートリッジが動くので反動が強くて迫力が有りました。
発火ガスの抜けも良かったですね。
それがボルトもプラになって、一気に軽い物になりました。
せめてヘビーウェイトなら良いのに。
キットはこんな風にブリスターパックされています。
これがプラ製になったボルトです。
下のカートが紙火薬式のカートリッジ、上が、プラグファイヤ式のカートです。
マガジンは同じ様です。
組み立て説明書ですが、
丁寧なイラストでわかりやすく説明されています。
このイラストは「明日蘭さん」こと小林弘隆さんですね。通称「イラコバさん」です。
もうイラコバさんも亡くなっています。
お元気な時一度お会いしたことが有ります。
「国際SFアート大賞」で「ゴールドプライズ」を受賞した時、授賞式の会場で、突然「サインしてください。」と言われてサインした覚えがあります。
サイン帳には天野喜孝さんの様な有名人の方のサインがチラッと見えましたが、私みたいな素人がサインして良いものか?と思いましたが、サインしました。
イラコバさんは、MGCのパッケージイラストや、説明書等全部まとめて描かれていました。
才能のある方でしたので残念です。
ご冥福をお祈りします。
パッケージの「ハリーさん」もイラコバさんのイラストですね。
パッケージはの横に、
組み立てキットのシリーズが表示されていますが、もう一つ有るんです。
大物ですが、長くなったので次回に紹介します。
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