またまたモデルガンの記事ですが、プラスチック製のモデルガンにメッキをかける事は結構難しい技術の様です。
今は、真空蒸着メッキという方法だったり、一度銅ののメッキをかけて、電気を通せる様にして電気メッキをかけたり、ジュラコンの樹脂に、「テナックメッキ」というのをテレビで宣伝していました。
今のプラスチック用メッキは昔からかなり進歩した様です。
しかし、火薬を使うモデルガンにメッキをかけると、どうしても火薬の爆発でメッキが剥がれるという事が起きます。
仕方がない事ですが。
だいぶ昔、東京マルイのデザートイーグルが展示してあった会場で、デザートイーグルのメッキモデルをシゲシゲと見ていたら、マルイの方が、「メッキなので剥がれますよ。」と言われて、一気に買う気が無くなりました。
社員の方も「それを言っちゃーお終いだ」ですよね。
でも、我が家にあるメッキモデルを出してきましたが、
もう何十年か経っていますが、まだ剥がれる様子は有りません。
非常に綺麗な状態を保っています。
特に「国際産業」のリボルバーは綺麗です。
メッキに安っぽさがないので、飾っておいてもサマになります。
上写真は、上から、国際産業 Smith&Wesson M66 357Magnum
その下が、MGC Smith&Wesson M686 357Magnum
次が、国際産業 Smith&Wesson M65 357Magnum
次が、国際産業 Smith &Wesson M64 38special
一番下の黒いのが、タナカワークス コルトディティクティブスペシャル
です。
黒いガンもメッキがかけて有ります。
でも、この黒いのはガスガンで、モデルガンでは有りません。
BB弾を発射出来るガスガンです。
他は全て合法的なモデルガンで、安全対策が施されています。
まず、
このモデルは通常より太い銃身を付けてあるので、Jフレームというキャシャなフレームで357マグナムを使用できる様です。
でも、ステンレスモデルでマグナム弾を撃つと、フレームがガタガタになると聞いた事が有りますので、38スペシャルを撃つのが良いのでしょう。
このモデルガンは「国際産業」の製品なので、弾倉(シリンダー)の内部にこの様な詰め物があります。
前から見ると、
こんな感じで、ホローポイントの弾頭を装填した様な感じに見えます。
これを「国際産業」が発表した際、先端に金属の小さなボールを突っ込んで火薬使ったら、金属ボールが発射出来ないか?と言った人がいますが、銃身に、
こんな板があるので、ここに当たって撃てるはずが有りません。
多分銃身が壊れると思います。
プラスチックなので。
ただ、外観が非常にリアルなので、本物と見比べても見分けがつかない可能性が有ります。
海外では銃口部分をオレンジ色に塗って見分けられる様にしている様ですが、黒く塗り替えられたらどうしようも無いのですがね。
MGCのM686も同じ様なセンター開きのシリンダーインサートを採用しています。
これがパッケージ。
中身です。
グリップはS&W社の純正木製グリップを付けています。
ちょっとフレームのピンの位置を修正すれば、ピッタリ取り付けられます。
この686ですが、メーカーで初めて台形型のフロントサイトレッドランプを再現しました。
たいていのメーカーは金型の予算の為、下の写真の様に、
こちらは国際産業のM66です。
並行四変形のレッドランプになっています。
これを個人で治すには、歯ブラシの赤い物を削って、フロントサイトに埋め込むと良いでしょう。と、あるガンエフェクトの方から聞きました。
MGCのシリンダーですが、
前から見ると、国際産業と同じ様に真ん中に穴がありますが、
こちらも銃身の付け根には板が有るので、弾丸を発射出来ません。
安全なSPG マークの有る製品です。
一番下のディティクティブですが、ガスガンで弾を発射出来ますが、シリンダーはこんな形です。
実弾を装填できない様に塞がっています。
このシリンダーがガスタンクになっていて、シリンダーのセンターピンを叩くことによって、シリンダーの上の穴からガスが放出されてプラスチック弾を発射します。
この設計も「六人部登さん」です。
小型ですがちゃんとBB弾の発射が出来ます。
モデルガンと、エアーガン、ガスガンの区別が付かないという方がかなりいる様で、モデルガンで弾が発射出来ると勘違いしている方も多い様です。
何度も書きますが、モデルガンはは弾丸の発射は出来ません。しかし、火薬を使って炎を出したり、ブローバックさせて空薬莢を排出させる事が出来ます。
エアーガンは空気の圧力を使って吹き矢の様に6ミリのプラスチック弾を発射出来る様に作られた物です。
ガスガンは、Hfc134aと言う冷媒ガスの様な低圧のガスを使い、その圧力でBB弾を飛ばす仕組みです。
これを改造しようとしても、銃本体が壊れます。
こんな改造で手を失ったり、命を失う可能性も有ります。
下手な事はせず、正しく使用して楽しむのが一番と思います。
長くなったので続きはまた次回に。
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