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自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

レミントンの狙撃銃

2025-04-14 14:37:53 | Gun

毎日寒かったり暖かかったり気温の変化が激しくて体調がちょっとおかしくなっています。

花粉もまだまだ飛んでいますね。

目が痒く、鼻水が止まりません。

そんなことはともかく、今日はアメリカ、レミントン社のライフルの記事です。

このレミントン社の一部のライフルは、日本国内でも、ライフル免許を持っている方なら購入所持が可能です。

特に、今回紹介するM700は、アメリカ国内でも警察や軍隊も採用している信頼性の高いボルトアクションライフルです。

まずはこれですが、

2丁のレミントンライフルですが、上のライフルは一般的なレミントンM700 です。

下のライフルは、アメリカ陸軍が採用した「M24ソーコムライフル」です。

軍用と民間用とどう違うのか?

細かい部分ですが、まず、機関部ですが、M24は、「ロングアクション」を採用しています。

使用する銃弾7,62X51ミリNATO 弾を排出しやすい様にエジェクションポートの大きな機関部を使用しています。

これがM24の機関部です。

ダミーの308カートリッジが余裕で入ります。

しかし、一般のM700 は、

同じカートリッジでもこんな大きさです。

その他に、M24のトリガーガードは、

この、「ダコタアームズ」のスチール製トリガーガードになっています。

レミントンのM700 のトリガーガードは、

こんな形ですが、アルミ製で強度に不安があるようで、鉄製のダコタアームズの製品に交換されています。

さらに、

ストックが射手の体に合わせられる様に長さを調整できる様になっています。

しかし、M700は、

ただ、ゴムのパッドが付いているだけで長さの調整は出来ません。

他に、

これですが、M24にはスコープが破損した際、バックアップのリアサイトを取り付けるマウントベースが有ります。

M700 には、

何もありません。

刻印も、

こちらはM700、

こちらはM24、エアーガンですが、レーザー刻印文字の様です。

写真の銃はエアーガンなので、実銃では有りません。

M24は「クラフトアップルワークス」のエアーコッキング式の物です。

なので、BB弾を装填しますが、ここにマガジンが有ります。

このプラスチックのマガジンに6ミリのBB弾を装填して銃に戻して、ボルトを操作し、引き金を引くとスプリングで圧縮された0,2グラムのBB弾を発射します。

精度は、10メートルで5センチくらいの集弾というところです。

今はこのM24は生産されていない様で、入手できにくいと思いますが、M24を一番リアルに再現しているモデルだと思います。

出来れば、銃身の上に、バックアップ用のフロントサイトを取り付けられるサイトベースを付けて欲しかった。

リアサイトベースはあるのにフロントが無いんです。

他は 忠実にM24を再現しています。

重量も箱だしでは、3キロくらいなので、実銃の重さ、5,5キロの重さを再現しました。

ストックの先端部分の銃身との隙間に鉛のブロックを並べてエポキシ接着剤で接着しています。

これで手にした時、フロントヘビーな重量感を味わえます。

ボルトのストロークはこんな感じです。

ボルトの中にピストンが入っているのでボルトを引いてもエジェクションポートは開きません。

M24は、軍用の厳しい条件で使用される狙撃銃なので、民生用のライフルより頑丈にできている様です。

ただ、今現在このライフルは使用されていません。

M40A5かな?もう旧式になりました。

このエアーガンには、

ハリス社の実銃用バイポッドを付けて有ります。

スコープもリューポルドM3のレプリカを載せています。

スコープリングは「キングアームズ」のスチール製の物を通販で買って付けました。

これで、M24を再現できました。

 

古い時代遅れの銃ですが、ライフルの中では一番好きな銃です。

レミントン社は2018年の3月に事実上倒産したようです。

こんなに有名な銃器会社が倒産?と思います。

でもエアーガンはショットガンもライフルもレミントン社の物が生産されて発売されています。

また本家のレミントンも復活してほしいですね。

M700の事を書かなくてはなりませんが、ちょっと長くなったので次回に紹介します。

続く!

 

 

 

 


MGCの作るモデルガン パート2

2025-04-13 10:05:39 | Gun

今日もMGCの「作るモデルガン」ですが、長物です。

MGCの「モデルガンキット」のシリーズがオートマグのパッケージの横に掲載されていますが、今日紹介する「長物」が出ていません。

そのキットですが、これです。

スミスアンドウェッソンのM76サブマシンガンです。

映画などでもあまり見かけない銃ですが、銃身のジャケットの穴など、マシンガンらしい形をしています。

このモデルガンはキャップ火薬一個を真鍮のカートリッジに入れるだけで準備完了!

32発連続で発火できます。

この銃も完成品を持っているのですが、どこに埋もれているか分からなかったのでお見せできませんが、実際に撃ってみたことが有ります。

作動は快調で、一気に30発連射出来ました。

あまりにあっけないくらいに撃てます。

ただ、発砲音がそんなに大きく無く、誰かが言ってましたが、「ペタペタ」と言う表現で言ってましたが。

昔のマシンガンブローバックモデルガンは、紙火薬10粒くらいカートリッジに入れて撃つので、発火音を録音してみたら、実銃かと思うくらいの音がしましたし、部屋の中で撃つと、物凄い硝煙でむせました。

紙火薬の煙は体に良くない様ですね。

話をキットに戻しますが、箱の中身です。

中身はこんな風にブリスターパックされていて大きなパーツもしっかりと押さえられていますが、小さいパーツがあちこちにばらついています。

本体はプラスチックなのですが、大きめの金属パーツもたくさん入っているのでずっしりとしたパッケージです。

パーツのパックにこんな分解図が出てました。

組み立て説明書です。

このイラストも、「イラコバさん」の物です。

非常にわかりやすく、説明に従ってじっくり製作すれば、特に問題は起きないと思います。

サブマシンガンは構造が単純でパーツも少なく作りやすいと思います。

万が一パーツを破損させてもパーツ表から破損したパーツだけ買うことも出来ましたが、もうMGC自体が無いのでどうしようもありません。

ジャンク品をネットで探して部品取するしかありませんね。

完成品は、銃表面が塗装されていて、グレーっぽい艶消し仕上げでしたので、このキットもそれっぽい塗装をすればもっとリアルな感じにできると思います。

そのままだと、モロ、プラスチックのおもちゃっぽいので、ぜひ塗装ですね。

インディが出している「パーカーシール」が良さそうです。

そのうち塗料を手に入れて作ってみたいと思います。

 

 

 


MGCの作るモデルガン

2025-04-12 15:44:50 | Gun

1991年頃でしょうか?

この時期、「作るモデルガン」と言うのが流行ってことが有りました。

おそらく、プラモメーカーのLSや、マルイのプラモデルガンが話題になっていたからでは無いでしょうか?

LSプラモガンは、本当にプラモデルの銃でした。

プラなので軽くて火薬などは全く使えない物でしたが、銃刀法の対象外だったので、銃口も開いていたし、構造も限りなく本物の銃に近い物でした。

しかし、マルイのプラモガンは接着剤を使ってパーツを組み立て、完成後には火薬を使ってブローバックまで出来たと言うすごい物でした。

今でも再販してほしいと思います。

そんな最中に、大手モデルガンメーカーのMGCが、組み立てキットを発売しました。

その一部ですが、

これです。

やはり 44マグナムと言えば、ハリーさんですね。

パッケージはシルバーモデルですが、中身は、

黒です。

実銃では、クローム鋼のモデルは無く、ステンレスモデルのみだったと思います。

なのでオートマグの黒モデルは実銃では存在しない物と思います。

このオートマグですが、

完成品も持っています。

ボルトが金属製でした。

初期モデルなので、チャンバーとボルトが亜鉛ダイキャスト製で、ずっしりと重い仕様です。

発売からしばらくして、プラスチック拳銃モデルで、撃発に関する部分が金属だと銃刀法に抵触しないか?と言う意見が出て、後にチャンバーとボルトがプラスチックに変更されました。

それに、カートリッジが、プラグファイヤタイプになりました。

私の持っている初期モデルは、カートリッジが副燃焼室付きのCVカートリッジになっています。

刻印もオートマグ社のマークが入っています。

組み立てキットの方も金型は同じ物なので、同じ刻印です。

まだ紙火薬を使っていた時代の物でした。

実際に発火させたことが有りますが、重いボルトとカートリッジが動くので反動が強くて迫力が有りました。

発火ガスの抜けも良かったですね。

それがボルトもプラになって、一気に軽い物になりました。

せめてヘビーウェイトなら良いのに。

キットはこんな風にブリスターパックされています。

これがプラ製になったボルトです。

下のカートが紙火薬式のカートリッジ、上が、プラグファイヤ式のカートです。

マガジンは同じ様です。

組み立て説明書ですが、

丁寧なイラストでわかりやすく説明されています。

このイラストは「明日蘭さん」こと小林弘隆さんですね。通称「イラコバさん」です。

もうイラコバさんも亡くなっています。

お元気な時一度お会いしたことが有ります。

「国際SFアート大賞」で「ゴールドプライズ」を受賞した時、授賞式の会場で、突然「サインしてください。」と言われてサインした覚えがあります。

サイン帳には天野喜孝さんの様な有名人の方のサインがチラッと見えましたが、私みたいな素人がサインして良いものか?と思いましたが、サインしました。

イラコバさんは、MGCのパッケージイラストや、説明書等全部まとめて描かれていました。

才能のある方でしたので残念です。

ご冥福をお祈りします。

パッケージの「ハリーさん」もイラコバさんのイラストですね。

パッケージはの横に、

組み立てキットのシリーズが表示されていますが、もう一つ有るんです。

大物ですが、長くなったので次回に紹介します。

 

 


東京CMCのM2カービン

2025-04-10 14:34:15 | Gun

連日ガンの記事ばかり挙げていますが、今日も懐かしいモデルガンの記事です。

今日は、「東京CMC」が1980年代に発売していた「M2カービン」のモデルガンです。

この当時はもう銃刀法が厳しくなり、長物でも銃身を塞がなければなりませんでした。

でも、長物に関しては、外観を黒いままでもよし!と言う事なので、外観はリアルです。

早速写真ですが、

これがアメリカ軍が第二次世界大戦、ベトナム戦争で使用していたM 2カービンです。

ちょっと銃に詳しい人なら、M1カービンではないのか?と言われるかもしれません。

M1と、M2カービンの違いは何か?

それは、M2カービンは、フルオート射撃が出来ます。

M1カービンは、セミオートオンリーです。

レシーバーの横に小さなレバーが有り、それを銃口側に倒すとフルオート、手前に引くとセミオートになります。

この写真はM2カービンスポーターです。

フレームに小さな丸いスイッチの様な物が付いていますが、これがフル、セミの切り替えレバーです。

スポーツタイプの銃についているのが変なんですが。

上が通常のM2カービン、下がスポーターです。

スポーターは親指をストックの穴に入れて構えるタイプの木製ストックが付いていました。

マガジンも通常の20発では無く5発仕様です。

カートリッジは、真鍮製では無く、アルミの削り出しの物がついていました。

この当時、CMCは銃への負担を減らすためか?アルミの軽いカートリッジを使っていまし

スポーターには結構加工の大変な木製ストックが標準で装備されていました。

後に、もっとスタンダードなスポーツタイプストックに変わりましたが、この親指を入れるタイプはこれだけです。

構えた時にほお付けし安くする「コム」と言う出っ張りがあります。

ハンドガードはあっさりとしています。

空気抜きの穴でもあればもっとカッコよくなるでしょうに。

フロントサイトもスポーツ銃っぽい感じです。

スコープマウントベースは実銃用の物だそうですが、メーカーはよく分かりません。

アルミ製のガッチリした物です。

こちらは軍用のM2です。

ボルトがまだ丸い棒状です。

後に、上の丸い部分が平たく削られます。

リアサイトは左右のみ可動します。

スポーターがかっこいいですね。

上の銃身は軍用の物なので、銃剣を装着する「バイヨネット」が付いています。

このCMCのM2は火薬を入れてブローバックさせられるモデルガンです。

BB弾は発射できません。

銃身は途中で完全に塞がっています。

でも、火薬の煙は銃口から抜けます。

と言うのも、銃身の下にバイパスの箱が付いていて、煙をバイパスして銃口側に抜く様に出来ています。

これが、SMG基準のモデルガンとして認められました。

このハンドガードは、軍用の物ですが、鉄板のプレスで出来ています。

でも、錆びやすいんですね。

それともう一丁。

これですが、これはマルシン工業のM1カービンです。

しかも、カート式のコッキングエアーガンです。

木製のストックが綺麗にニス仕上げしてあります。

インテリアになりそうな仕上げです。

ただ、今現在故障しています。

おそらく空気を送り出すポンプとボルトを繋ぐゴムパッキンが外れてしまったと思います。

銃の構造を見ると、

銃の後端にピストンとシリンダーがあり、ここからボルトに空気を送り込んでカートのBB弾を飛ばしていますが、空気が抜けて銃口から出てきません。

多分途中のゴムパッキンが外れた物と思います。

それに油が切れて作動が重い。

分解して、メンテナンスする必要が有りますね。

まだ外観はしっかりとしているので、なんとかメンテナンスしてまた撃てるようにしてみようと思います。

このマルシンのM1カービン、エアーコッキング式ですが、本物みたいにボルトが回転するんですね。

この状態がボルトがロックした状態、

これがボルトが左に回転してロックが外れた状態です。

レバーすぐ横の金属パーツが傾いているのが分かると思います。

こんなところまで再現してくれています。

リアサイトですが、左右上下可動します。

エアーガンでBB弾を発射するのでこの可動式サイトはありがたいですね。

これがマガジンですが、プラスチック製です。

コストの関係でしょう。

上がマルシン

下が、CMC

3丁並ぶと良いですねー。

でも、本当は後、2丁、MGCのプラ製と、初期のCMCのM1カービンがあるはずですが、どこにしまったか発掘出来ませんでした。

初期のCMCのモデルには実物のリアサイトが付いていました。

MGCのプラ製カービンは、良い感じの色合いに出来ていましたし、木製のストックも綺麗に仕上げてありました。

また発掘出来たら紹介します。

第二次世界大戦とベトナム、朝鮮戦争で使用されたこのカービン、銃好きな人なら必ず知っている銃でしょう。

ドラマの「コンバット」でも、「リック・ジェーソン」が使っていましたし、「浅間山荘事件」で、犯人が銃砲店から盗んで、警官隊に撃ち込んだのがこの銃でした。

色々有名ですが、このビンテージモデルガン、大事にして行きます。

マルシンのカービンも分解して修理してみます。

 

 

 


マルシン工業の傑作ガスガン

2025-04-09 13:34:39 | Gun

今日もまたベレッタ92FSの記事ですが、今までのガスブローバックとは一味違います。

今日のベレッタは、まるでモデルガンの様ですが、実はガスガンです。

HFC134aの冷媒ガスを使って、ブローバックさせるガスガンなのですが、他と違うのは、カートリッジを使うところです。

これが、カートリッジですが、左から、今回のガスガンのカートリッジ、その右が実弾ダミーカートリッジ(火薬や雷管はついていません)その右が実弾の空薬莢、一番右がマルシンのダミーカートです。

今回のベレッタのカートリッジはほぼ実物の9ミリカートリッジと同じ大きさですが、若干細めです。

長さもちょっと短い。

でも実弾のイメージを壊してはいません。

外観はモデルガンと見分けが付かないくらいよく出来ています。

今回のガスブローバックガンは「ガスオペレーションシステム」と言う呼び名で発売されました。

ここでちょっとお詫びを。

前回までマルシンを「マルシン産業」と書いてましたが、「マルシン工業」でした。

ここでお詫び申し上げます。

 

ガスガンとして作動させるために、少し形状をアレンジすることがあるのですが、このベレッタはほとんどデフォルメされていません。

スライドのストロークもほぼフルストロークです。

 

アレンジは、マガジンが若干小さいくらいです。

上の写真で分かると思いますが、長さや幅はほぼ実銃サイズと思います。

右のマガジンがマルシンのダミーカート式のモデルガンですので実物に近い寸法と思います。

唯一、前後幅が小さいようです。

なのでマルシンのダミーカートが入りません。

専用のカートリッジは問題なく入ります。

カートも最初はもっと綺麗でしたが、表面が酸化してこんなになりました。

磨けば元通りになるかな?

この銃のアレンジ箇所がもう一つ。

撃鉄を起こして、セーフィティーを掛けると、撃鉄が倒れずロックされます。

いわゆるコックアンドロックです。

シューティングで使うならこの方が良いのですが、実物は、撃鉄が倒れて、引き金が空振り状態になります。

この他は分解が実銃の通りに出来ないくらいです。

外観は、

この刻印を見ると分かると思いますが、アメリカ軍に採用された時の刻印になっています。

こちらには、ピエトロベレッタとはっきり刻印されています。

US M9とも刻印されていて、アメリカ軍仕様になっている様です。

このマルシン工業のガスオペレーションシステムですが、設計は「六人部登氏」です。

非常に複雑な凡人には理解できないくらい複雑な構造になっていますので、下手に分解すると組み立てられない事が起きそうです。

なので、分解はしませんが、構造を説明すると、ブローバックはウエスタンアームズの様な構造では全く有りません。

ブローバックのピストンは、リコイルスプリングガイドです。

この銃身の下のロッドがブローバック用のピストンになります。

棒の上に小さな穴が開いてますが、ここからガスが噴き出して、スライド先端に付いているシリンダーにガスを送り込んでブローバックさせます。

それならBB弾を発射するのはどうするか?

通常のファイアリングピンがあるところには何もありませんが、その下にバルブを開くピンが有ります。

これを撃鉄が叩くと、

上の写真の、丸い穴部分から弾を発射するガスが放出されます。

それでBB弾が発射されますが、引き金をそこからさらに引くと、スライドを後退させるピストン(リコイルスプリングガイド)にガスを送り込むバルブを押す事になり、ブローバックが始まります。

要するに引き金が2段引きになります。

なので、ゆっくり引き金を引くと、BB弾だけ発射されてブローバックしません。

そこから、さらに引き金を引かないとブローバックしないので、薬莢も飛びません。

なので引き金は一気に引いた方が本物っぽく見えます。

ガスをここから入れます。

ランヤードリングの左にガスの注入バルブが有ります。

その下には真鍮製に大きなガスタンクが有ります。

このタンクにリキッドチャージしておくだけで、ブローバックして、薬莢を弾き飛ばしてくれます。

弾丸はちゃんと発射の後、ブローバックします。

連射すると非常に楽しい。

今は中国製の引き金を引くだけでカートリッジが排出される銃が出てますが、それと同じ楽しさが有ります。

マガジンにBB弾を装填したカートリッジを1発ずつ込めて、銃に装填、スライドを引いて1発目を薬室に送り込む。

引き金を引くと、BB弾が発射され、ブローバックして、空の薬莢が空中に舞うのがいいですね〜。

良くこんなガスガンを開発した物だと今でも思います。

シューティングマッチ会場にも、1人このマルシンのガスオペレーションを持ってきている人がいました。

その人はベレッタではなくガバメントを改造して、ガスタンクにエアーボンベをホースで繋ぎ、金色の薬莢をばら撒いていましたが、見ていても楽しいですね。

ただ、後に「パーツ拾いお願いしま〜す。」って言われるんですね。

でも、他のシューターは、文句も言わずにカート拾いを手伝っていました。

これも楽しみの一つだったりしました。

こんな楽しいガスガンを作ってくれたマルシン工業と、六人部さんに感謝します。

このガスガンもう一つ実銃のシステムを再編していました。

ここなんですが、

こちらがカートリッジを装填していない状態。

こちらがカートリッジを装填した後。

スライドの横に赤い物がが見えますが、カートリッジを引き出すパーツのエキストラクターが横に飛び出して薬莢が入っていることを表示してくれます。

こんなところまで再現してくれています。

それに、ショートリコイルも再現されていて、もうモデルガンと言ってもいいでしょう。

ここまで作り上げた六人部さんの技術とアイデアには脱帽します。

全く惜しい方が亡くなりましたね。

もっともっと生きて面白い物を作って欲しかったですね。

ご冥福をお祈りします。

 

蛇足ですが、私がアメリカに行った時、このベレッタの実弾射撃した事が有るんですが、いまいち良い印象が有りませんでした。

と言うのも、射撃場がインドアだったので、一人一人のブースが有り、隣の人と分厚い壁で仕切られていました。

そんな中で、右後方に薬莢の飛ぶベレッタを撃つと、排出された熱い薬莢が右の壁に当たって顔に当たることが有りました。

何発も撃っている時、薬莢が保護メガネの間に入り込み、まぶたを軽く火傷しました。

挙句の果てに、スライドのロッキングブロックが破損したのか、スライドが全く動かなくなり、レンジの方に「マイガンイズマルファンクション」っと言ったら、「マルファンクション?」と怪訝そうに言ってレンジ内に置いてあるベレッタを手にして、頭を捻ってました。

そのあと、マガジンは抜いていましたが、薬室に1発残ったまま、ガンロッカーの上に「ドン」と放り出して、「ソーリー」「ディスイスフリー」と言って、SIG 210だったかな?

無料で貸してくれて、50発の9ミリ弾もくれました。

ベレッタとSIGを撃ち比べる事が出来ましたが、断然、SIGの方が精度も作動も良かったですね。

もしアメリカでベレッタかSIGを買う事があるとしたら、迷わずSIGを買います。

やはりスイス製は良いのですね。

米軍がベレッタを採用したのが理解できません。

自衛隊がSIGを採用したのは偉いと思いました。

でも一番良いのはブローニングハイパワーだと私は思っています。

ベレッタも良い銃ですけどね。