昨日は久々に更新をサボりました。
毎日更新すると言うのはかなりしんどい作業ですね。
しかもこの暑さ!
パソコンを置いている部屋は灼熱です。
それに、写真を撮る部屋もエアコンが故障してしまっているので、これまた灼熱です。
なので、今日はエアコンの効いた部屋で、iPad のカメラで撮影し、その写真で更新してみました。
いつもより写真が悪いと思いますが、ご了承下さい。
まず、今回の銃ですが、東京マルイから、1987年12月に発売された「ワルサーMPL 」です。
これですが、
東京マルイが初期に発売したガスガンです。
銃本体はほぼプラスチック製で、金属部分がほとんどありません。
なのでかなり軽いですね。
この銃はガスをホースで繋ぐ方式と、小型のボンベをグリップに内蔵する方式と2方式で楽しめるようになっています。
ホースの方が行方不明ですが、
この小型ボンベにガスをリキッドチャージして、
このグリップの部分に挿入します。
グリップのパネルでボンベを隠します。
このボンベをセットすると、ガスが機関部に流れ込んで、ボルト部分が閉鎖します。
この銃は、ブローバックはスプリングの力でしますが、ボルトの閉鎖はガスの圧力でします。
そして、このガスガンの最大の魅力は、カートリッジを弾き出す事が出来るところです。
マガジンには、
このようにBB弾と、カートリッジを別々に装填します。
カートリッジにはBB弾を入れず、空の薬莢の状態で、マガジンに押し込みます。
それじゃーどうやって弾を発射するの?と思うでしょうけど、この銃は、基本ケースレス方式のガスブローバックガンです。
ボルトに流れ込んだガスが、銃口側に放出され、BB弾が発射されます。ガスが銃口側に放出されると、ボルトの閉鎖する力がなくなりスプリングの力でボルトが後退します。
この時にダミーのカートリッジを引っ掛けてエジェクトします。
なので、カートリッジが無くてもBB弾は発射出来ます。
カートリッジは、ダミーなので、BB弾の発射とは関係なく作動させられます。
BB弾の発射とカートリッジのエジェクトとは完全に独立して作動します。
なので、サバゲーに使うのならカートリッジを装填せず、BB弾だけ装填して撃てます。
そして、モデルガンのように、カートリッジだけバラバラとエジェクトする所を見たかったらBB弾を入れずカートだけ装填して撃つことも出来ます。
非常に面白いシステムです。
こう言うのって、映画などのプロップガンとして使うのにもってこいのシステムですね。
このカートをエジェクトさせるシステムですが、昔、MGCの小林さんが、映画「ゴルゴ13」で、「高倉健さん」演ずる「デューク東郷」の撃つM16が、指アクションで、薬莢を排出するシステムを作りました。
引き金をを引くと、マガジンのカートリッジを1発だけ引き出して、マガジンのスプリングの力で、エジェクトするシステムでした。
なので、薬莢がポロッと落ちる感じです。
でも、このマルイのシステムは、ブローバックをスプリングの力でさせているので、プラスチックのカートリッジが結構勢い良く飛び出します。
ガスの力でバックするのでは無いのですが、非常に軽快に動きます。
ただ、薬莢がバラバラ飛び出すだけですが、何だかとても楽しくなります。
もちろん、BB弾を一緒に装填すれば、BB弾を発射してブローバックます。
1987年に、こんな面白いシステムを作り出した「東京マルイ」はさすがですね。
ただ、本格的なマニアは、この変なブローバックは許せなかったのでしょうか?
それほどヒットしなかったようで、このシリーズのサブマシンガンはあと一丁、「MP5」を出して終わってしまいました。
ま〜外観もちょっとおもちゃっぽかったのも有りますね。
元々、この銃は、低価格のコッキングガンとして発売された物をベースにした物ですので。
セレクターも、セミ、フル、セーフの3箇所切り替えられます。
しかも左右どちらでも操作できるアンビセーフティーです。
リアサイトはマイナスネジで固定されています。ネジを緩めたら微調整出来るようです。
フロントサイトは固定です。
銃本体には、しっかりと注意書きのシールが有ります。
この銃も、あるところから貰ってきた物で、だいぶ痛んでいます。
これもメンテナンスしてやれば何とか撃てるようになると思います。
銃身の放熱ジャケットがマシンガンらしいデザインです。
ドイツのマシンガンですので。
もう38年も前にカートリッジを排出し、しかもBB弾を同時に発射出来るエアーガンを作った「東京マルイ」に拍手したいと思います。
この時は「六人部さん」は関わっていなかったのでは無いのでしょうか?
マルイの技術者も電動ガンを設計して作り出したので、かなりの優秀な頭脳を持っておられるのだと思います。
今度はガスの圧力でボルトを後退させて、大きなカートリッジを弾き飛ばすガスガンか、電動ガンを作って欲しいですね。
マルイの技術なら必ず作れると思います。
その日を期待しながら待ち続けます。