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朱鷺書房 刊『古寺めぐりの仏教常識』は浄瑠璃寺住職の佐伯快勝さんが1985年に書いた書物。古い本だが、現在も書店で入手可能。
仏像めぐりを始めてから、仏像の本をいくらか買ったが、仏像のことしか説明していないのが殆ど。
しかしこの本は、お寺のこと・仏像のこと・仏教のことを総合的な観点で分かりやすく説明している。
たとえば、伽藍の変遷、仏像の変遷、仏教の変遷を何故こうなったのか、それぞれのかかわりはどうなのか?といった視点で解説してくれる。
仏像だけを見ても、木を見て森を見ずという事態に陥る。寺全体を見ないと多くのことは見えてこない。
その、多くのことが見えるようになるための、基礎を学ぶに最適の一冊といえる。
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