よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

佐伯快勝 著 『古寺めぐりの仏教常識』

2011年11月23日 22時23分28秒 | 古寺・仏像

朱鷺書房 刊『古寺めぐりの仏教常識』は浄瑠璃寺住職の佐伯快勝さんが1985年に書いた書物。古い本だが、現在も書店で入手可能。

仏像めぐりを始めてから、仏像の本をいくらか買ったが、仏像のことしか説明していないのが殆ど。

しかしこの本は、お寺のこと・仏像のこと・仏教のことを総合的な観点で分かりやすく説明している。

たとえば、伽藍の変遷、仏像の変遷、仏教の変遷を何故こうなったのか、それぞれのかかわりはどうなのか?といった視点で解説してくれる。

仏像だけを見ても、木を見て森を見ずという事態に陥る。寺全体を見ないと多くのことは見えてこない。
その、多くのことが見えるようになるための、基礎を学ぶに最適の一冊といえる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿