さて、ヤマト2199もクライマックス。
初回上映開始1時間前に柏の葉MOVIXに到着。
ショップは物凄い行列。第1章の時とは比べ物にならない。
皆「ヤマト税」を払う為に並んでいるのだ。
中には全グッズを買い占めるツワモノもいる。
そんなファンの血税で次回作(あるのかなぁ?)が作られる。
私も、劇場限定プラモデルと
イスカンダル到達饅頭(なんじゃこれ?)を購入。
そして、劇場限定BDの購入IDもGET。
大行列に並んだ所為で開演に間に合わず、
真っ暗な劇場の中、満席の人々の足をまたいで着席。
皆さん、ごめんなさい。
そして、本編が始まる。
ここからネタバレ書きますので、これから劇場に行く方はここまで。
読みたい方は下へスクロール!
23話、ガミラス決戦は・・
早々にデスラーがガミラス本星から脱出して、
ヤマトもろとも総統府の人々を見殺しにしようとする。
デスラーがこんな軽い人格で描かれているのは残念。
ゼーリックと変わらない・・
それに引き換え総統府に取り残された
ヒス副総統の行動がカッコいい。
ヤマトは波動砲で総統府目指して落下する物体を粉砕。
結果として、ガミラスの人々を救うことになる。
デスラーは再度デスラー砲による攻撃を試みるも、
内部の人間に阻止されデウスーラもろとも爆発して果てるのである。
旧作ではガミラス星を壊滅させて、後味の悪い後悔を口にした古代。
しかし、今作ではガミラス人を救ったのである。
旧作の問題点を上手く改変している。この展開に涙する。
拉致されていた雪と古代の再会シーンは
作為的でちょっとわざとらしかったかな。
24話、イスカンダル到達・・
予想通り、コスモリバースシステムを渡すかどうかで
スターシヤが焦らして来た。
返答を待つ間に、ヤマトガールズの水着海水浴シーンがあったり
今作のアナライザーが面白くない件を、
ファンに代わって?佐渡先生が揶揄するシーンがあったり
おかしなファンサービスが入っていた。
(アナライザーと佐渡先生の件は別のシーンだったかも)
波動エネルギーを武器に転用したのが気に入らないスターシヤであったが
ヤマトと共に旅をしたユリーシャの報告と
ヤマトに助けられたヒス副総統の進言もあって
波動砲を封印するという条件の下、コスモリバースを供与する。
最初に波動エネルギーを武器転用したのは他ならぬイスカンダル。
その愚行を恥じ、その技術を封印し全宇宙の平和の為の活動をするイスカンダル。
これは、シャルバート星の設定を転用しているな。
III好きの私は、今、まさしくヤマトを観ているという実感が込み上げてきて涙。
そして守は?
やはり、イスカンダルに来ていた。
しかし、既に死亡。
これは、スターシヤ死亡編へのオマージュっぽい?
守が遺言に相当するメッセージのなかで、
「イスカンダルに来て、異性人と心を通わすことも可能だと分った」
というようなことを云っていたのと
スターシヤが自身のお腹を優しくなでるシーンがあったことから
既に澪(サーシャ)を懐妊していると思われる。
25話、帰路・・
予想通りデスラーは生きており、旧作同様白兵戦を仕掛けてくる。
侵入兵は全てアンドロイドで、さらばのオマージュだ。
そして、デスラー本人もヤマトへ!
しかし、古代を「坊や」と呼ぶ程の貫禄もないデスラーにがっかりした。
ヤマトに保護されていたセレステラと雪を傷つけただけで
引き上げて行ったのである。
そして、三度デスラー砲を撃とうとするが
ヤマトの実弾砲撃で艦もろとも果てるのである。
ここで、タラン(兄)も果てる。
こんな情けないデスラー、声優が伊武さんじゃなくて良かった。
(山寺さん、ごめんなさい)
意識の戻らない雪、助かる見込みは無いという。
昏睡状態のユリーシャの命を繋いだ
自動航法室のカプセルに入れられた。
26話、地球到達
コスモリバースは地球を知る人間の思念エネルギーのような物が
コアになって働くシステムらしい。
そのコアになっているのは、守だった。
地球帰還を待たずに雪は亡くなる。哀しむ進。
見かねた守は、雪を生き返らす為にコスモリバースを使ってしまう。
この辺り、旧作の死んだ雪が蘇るシーンに
無理やり辻褄を付けようという作為を感じるなぁ。
守がイスカンダルに来る以前に
コスモリバースを供与しようとしていたスターシヤは
システムのコアをどうするつもりだったのか?
地球を救う為のコスモリバースと分っていたはずの守が
弟の為にそれを使ってしまうのはいったい何としたこと?
などと考えてしまう。
(この辺りは、何度か見たら納得できる設定やセリフが見つかるかも)
雪は助かったがコスモリバースはやはり再起動しなかった。
しかし、旧作と同じセリフで沖田艦長が亡くなった時
コスモリバースは沖田の魂を引き受ける形で再起動したのである。
そして帰還、青い地球は蘇った。
苦言を言いつつも、涙腺の緩い私は殆んど泣きっぱなしで大団円をむかえた・・
2199、終わってしまいましたね。
【個人的総括】
途中、旧作とはかなり違う方向性が模索されていただけに
最終的に旧作とほぼ同じラストで落ち着いたのは残念。
心の底で、何かとんでもない結末を期待していたのかもしれない。
しかし、2・新た・永遠に・IIIへと続編を期待する私は、
どの物語にも繋げることが可能なラストだったので、
実のところ胸をなでおろしている。
(波動砲の封印問題は気がかり)
前半には、キャラの性格や心情の緻密な描きこみがあったのに
終わりが近づくにつれて、描きこみが浅くなった気がする。
時間が足りなかったのだろうと思う。
全39話で構成すれば良かったのに!
ヤマトが好きだから、こだわりがあるから、苦言も多くなりましたが・・
最後に、
久しぶりにヤマトとの濃厚な時間が過ごせて、本当に良かった!
というのがヤマトファン共通の気持ちだと思う。
1話を見ただけで止まっているのであるが、涙するほど良いのであれば、また見はじめてみようかしらん。
某玩具メーカーがアンドロメダのプラモを出したいかどうかがポイントだと思います(案外単純なもんですよこれは)
ヤマトマニアだから涙しているだけかも。
思い入れが深いからねえ。
逆に、ヤマトファンでない人が
どう感じるか知りたい訳です。
コメント有難うございます。
某玩具メーカーは精力的に2199のプラモを発売していますね。
続編の有る無しはスポンサー次第でしょうか?
あの時に、艦長の寿命を把握、あるいはコスモリバースシステムの譲渡を協議(?)等々があったと考えています。
つまり、守は沖田艦長がコスモリバースを受け継いでくれるという確信のもとに起動させた、その確信の伏線は「艦長室訪問」であると考えています。
なるほど!そうですね
もう一度、じっくり観賞してみます