2021年にも調査を行った「食パン」。その後、高級食パンブームの流れなどもあって、スーパーに並ぶ商品もさらなる進化を遂げている。
チェックポイントは、
- やわらかさ
- コストパフォーマンス
- 香り
- そのままの味
- トーストしたときの味
第5位 YKベーキングカンパニー
匠水食パン
今年2月に老舗パンメーカー・神戸屋から分社化したYKベーキングカンパニーの食パンがランクイン。
「トーストしたときの味」が特に高評価で、トーストになって化けたパン。焼いてちょうど良くなる。生地にたくさんの水を仕込む多加水製法と、小麦粉の一部を熱湯でこねる湯種製法という2つの製法が合わさり、かつてないしっとり感ともっちり感に仕上がっている。
第4位 山崎製パン
ダブルソフト
「ミミまでソフト」が特徴のロングセラー商品が、「やわらかさ」部門で見事1位に。発売から30年となるが、2年前にもリニューアルするなど今なお進化を続けていて、パンの発酵にルヴァン種を使用することで、よりコクのある味わいとしっとり食感が生まれている。トーストしても軽い食感で、アレンジとして焼いたサバと野菜を挟む「焼サバサンド」をオススメ。パンが軽いので、ボリューミーな具を挟んでもOKなのだそう。
第3位 Pasco
超熟 国産小麦山型
生地は北海道産小麦を100%使用。低温で長時間じっくり焼く独自の「超熟製法」により、小麦やバターの味わいが広がる、口どけのいい仕上がりになっている。加えて、山型食パン特有のさっくり・もっちり食感もあり、「トーストしたときの味」では1位となった。これぞ求めていた食パン。お腹いっぱいでも食べられる。
第2位 山崎製パン
ロイヤルブレッド
前回の『食パンランキング』で総合1位に輝いた『ロイヤルブレッド』が惜しくも2位に。とはいえ各項目でバランスよく高得点を獲得し、「そのままの味」では堂々の1位となった。小麦本来の味と香りを引き立たせるヤマザキ独自の焼き上げ製法により、食感もしっとりモチモチ。発酵もちゃんとしていて、パサつきにくくて食べやすいパンになっている。厚切りとんかつサンドやピザトーストにアレンジする食べ方もオススメした。
第1位 タカキベーカリー
石窯山型トースト
原材料に良質な小麦粉と国産バターを使用し、一度に混ぜ合わせるという「ストレート法」を採用。素材の風味と小麦本来のうま味と香りを最大限に引き出し、「香り」で1位、「トーストした時の味」「そのままの味」も満点を獲得した。さらにパンの"内層膜"にも注目し、「パンの目が粗いのは適正に発酵している証拠」とプロならではの視点からも高く評価。「ダントツ!」と太鼓判を押した食パンが総合1位となった。
なお『石窯山型トースト』は西日本限定販売だが、同じく石窯で焼き上げたタカキベーカリーの食パン『石窯イギリスパン』は東日本でも購入が可能。
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