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5/20 俳優座 風薫る日に

2006-05-20 23:58:23 | 舞台感想
2006年5月20日 俳優座[風薫る日に]@俳優座劇場

作:ふたくちつよし
演出:亀井光子

出演:平山正綱・・・浜田寅彦
   石橋信之・・・河原崎次郎
   幸子・・・岩崎加根子
   有紀・・・伊勢佳世
   平山正昭・・・小笠原良知
   千晶・・・執行佐智子
   正太・・・三浦英明
   裕太・・・小田知毅ほか

自分の痛いところを突かれた舞台でした。
人間誰しも痛みを抱えて、それを表には出さずに生きているんだな~・・・
心の奥底にある感情は、一番近しい家族にも見せていないかも。

登場人物それぞれの感情がしっかりと見える本当に良い舞台でした。

[メタルマクベス]と比べても遜色ない・・・とまで言ったらおおげさかなw
まぁ、もともとジャンルが違うからね。
でも満足度的にはかなり高いです。

“普通の日常を見せる舞台。”というのに疑問を少し感じていたけれど、

  舞台の上に、生身の人間がいること。

それがなにより大事なのだと感じました。
TVでブラウン管を通してみるよりも、伝わってくるものが明かに大きいです。
扇田昭彦さんがせりふの時代で、「新劇も見て。」
というような文章を書いていたのを思い出します。ちらっと読んだだけだけどw
やっぱり、こう長く続いているのには、訳があるんですね。

おじいちゃんの歌のなんとも言えない哀愁・・・
こんなのは特に舞台でないと感じられないと思います。
88年生きてきたというその命の重みが、声を通して伝わってきて、
思わず涙しそうでした。

でも私が号泣し出したのは、千晶が自分の思いを語る場面。
上手くいかなかった姑と自分の関係。
姑に従わず自分を主張し続けたのは“認めて欲しかったから”。
腹が立つから、嫌いだから・・・そういう感情じゃないんです。

洗濯物のたたみ方一つにしても、
私はこう。あなたはこう・・・お互い分かり合った上で、
「じゃあこうしましょう。」っていうのが必要なんですよ。
たとえ相手の方法を採用するにしても。
頭ごなしに否定されたら、本当に自分の居場所がなくなるから。
認めてもらえない。っていうのは、何より辛い。

まぁそれこそ、ここでボロボロ泣けてしまうのは
私の中の問題なんでブログには書きませんが、
後半は、いつもは忘れている自分の状況と舞台とが重なってしまい、
涙のみならず鼻水まで出てくる大惨事。まさに顔が崖崩れ!(笑)
ここまで現実と舞台とが、重なってしまうのは初めての経験です。
これもリアルを追求した“新劇”のなせる技か!?
なかなか侮れない存在かもしれません、こいつはw

私は姑に認められたかった千晶の気持ちがわかる、
父と兄を仲直りさせようとした幸子にならなければならないんですw

他人を認める。って人と関係を築く上で大事なこと。
私は、譲るだけでなく、自分の意見を主張した上で、互いにわかり合いたい。
でもそう思ってるから自己主張の激しい風の人間になっちゃうんでしょうかw

ラストに向けて、米寿を迎えるおじいさんの秘密?が明かになっていきます。
戦争・・・その中で生き延びること、死ぬこと・・・おじいさんはその重みを感じて、
88年生きてきた。そういう歴史の上で今自分が、のほほんと生きている。
家族の絆を見せる中に、そんな重い題材も見え隠れします。

“すがすがしい(笑)風”というのが、この舞台のポイントでもあったと思います。
ふっと通りぬける風の気持ち良さ、それを舞台で感じさせたい。
うん、わかる、確かに感じるものがありました。
が、台詞がどうも浮いていたような・・・
いきなり娘の有紀が「あ、風だ~」とか言うんですよ。何事?ってちょっと思いますよ。
有紀役の人の他の台詞は浮いてないんですけど、この風の部分だけはどうも。
大事な部分を担うのになぁ。
あと、いやに目に付いたのが正太役の人の演技。どーも言葉に嘘臭さを感じました。
他の役者さんの演技は、まさに日常をそのまま見せているようでした。

[メタルマクベス]を見た翌日に俳優座でこの舞台。
派手過ぎる舞台と、地味過ぎる舞台・・・落差が激しく、だけど両方面白く、
なかなか楽しい2日間でした。

さ、これに手を加えてそのままレポートにしよ~っと。(笑)
今日の観劇は、学校授業の一貫のようなものでして・・・でも見に行けて良かったな~
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コメント (2)   この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (なかし)
2006-05-21 11:04:49
テーマは家族愛なのですね。。

こういったテイストのお芝居、私も久しく見ていなかったので無償に観たくなってしまいました。ご紹介ありがとうございます。
家族愛でした! (なつ)
2006-05-25 12:56:33
なかしさん>

コメントありがとうございます。

私もこれが初俳優座だったんですが、

思っていた以上に楽しめました。

たまには、こういう舞台を見に行くのもいいかもしれません♪

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