おぼえがき

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荒川の風向き

2012-09-25 | 自転車
夏場だが、荒川をサイクリングしているときの風向きが気になったので調べてみた

以下が荒川近辺の方位

この地図はここを利用させてもらった


今回は夏場を想定。
日中走ってると、風は河口から上流に向って吹いている。結構風が強いので辛い。

風を理解するポイントを二つ。


▼一つ目:季節風
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空気の流れが起きるのは地表から11キロ内の対流圏で起きている

一つ目 季節風(モンスーン)モンスーンってアラビア語で季節というところからきたんだって
夏は海から陸に向かって吹いている。夏場は、小笠原気団がいる


▼二つ目:海風 陸風
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海風:地上の空気が暖められて、上空にあがり、海で空気がさまされるから海から陸への風が発生
陸風:海の空気が暖められて、上空にあがり、地上で空気がさまされるから、陸から海への風邪が発生

勘違いしちゃいかんが、昼と夜に囚われちゃいけない。地上と海上どっちの温度が高いかと言うのが肝心。
総じて、昼と夜に入れ替わるってこと。

地上は、熱せられやすく冷めやすい
海上は冷めにくい

夜間と昼間で風が入れ替わる時間を凪という

海風は午前中遅く吹き出し夜半まで続き、内陸部10km程度まで入り込む。風速は5~7m/s程度となる。これに対し陸風はもっと弱く、風速は5mを超えない。海陸風は太陽熱によって直接発生する風であるから、季節的には夏に強く吹く。
参考

荒川自転車道の下流、江北橋~千住新橋間 は、他の区間とは真逆の風向きとなる (ことが多い) 。これって、何故?

参考



▼実際風向きどうなんだ?
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地図上に表記してあるが、江戸川臨海にアメダスが存在する
ここから夏場の風向きを昼と夜で比べてみる

対象日付は、2012年9月16日 最高気温30度 天候 晴れ時々雨(東京ゲートブリッジに行った日

0時間 気温(℃) 降水量(mm) 風向(16方位) 風速(m/s)
00時 27.2 0.0 南南東 3
01時 27.0 0.0 南南東 2
02時 26.5 0.0 南南西 1
03時 26.8 0.0 南南東 1
04時 26.9 0.0 東北東 2
05時 26.6 0.0 北   1
06時 26.3 0.0 北北西 1
07時 27.0 0.0 北北西 2
08時 27.3 0.0 北北西 3
09時 28.3 0.0 北東  2
10時 28.7 0.0 北東  3
11時 29.2 0.0 北東  3
12時 29.4 0.0 東   2
13時 30.4 0.0 南南東 3
14時 29.8 0.0 西南西 3
15時 30.8 0.0 南南西 3
16時 31.2 0.0 南南西 3
17時 30.4 0.0 南南西 5
18時 29.3 0.0 南   3
19時 29.0 0.0 南   3
20時 28.6 0.0 南南東 3
21時 28.3 0.0 南南東 2
22時 27.4 0.0 南東  3
23時 27.4 0.0 南南東 4


これを見る限り、なんかこんがらがってきた。13時当たりから海風になってないか?
このひもしかり
http://tenki.jp/past/detail/pref-16.html?year=2012&month=8&day=7

この日はずっと北向き

陸風海風だけだと理解ができん
8月分全部やってみるか

と言うことで、スクレイピングしてシェルでゴリッと書いて
2012年8月の時系列風配図(江戸川臨海のアメダスを利用)を作った。




ちなみに9月はこんな感じ何となく変わってきた




やっぱり南風が多い

とりあえず、事実として、荒川近辺で夏場は、南風が多いというのは変わらない。
秋だと変わるんだろうなぁ。

風は、温度の低い方から高い方に吹く。夏は、おおよそ陸地の方が海より温度が高いから海風が多くなり陸風は吹いても微々たるものになる。
ってこと何だが、これに気圧って考えを入れる。

空気の層が厚いところは気圧も高くなり、薄いところは気圧が低くなるので、高気圧と低気圧ができる。

当然、空気はたくさんあるところから少ないところに流れる。夏の気圧配置は東高西低で、小笠原気団がいるのも重なって南風が多いということなのだろうか。??


ヒートアイランドも影響してんのかな

参考


▼参考
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冬の間は、シベリアに中心を持つ高気圧の勢力が強く、大陸からの冷たい空気が、
北西の季節風で日本列島に流れ込みますが、東京では3月になると、北よりの風が
減って、南よりの風が増え始めます。大陸の高気圧の勢力が弱まるためです。

参考:気圧
高気圧と低気圧。空気がたくさんあるところと少ないところ。
単位はヘクトパスカル。
周りより気圧が高いと高気圧。

低気圧に向かって吹き込んだ空気は、水平方向に行き場が無くなり空気が上昇すると、上空で空気が冷やされて水蒸気が凝結し、雲が作られ、その雲が雨を降らせます。低気圧が来ると、天気が悪くなる。

逆に、高気圧では、下層から吹き出す空気を補うために、下降気流が発生しています。下降気流が生じると、上層の空気は下層に移動して暖められ、それに伴ない湿度が下がって空気が乾燥してきますので、雲は消失し、晴天になる

じつは天気って奥が深い。

四季で把握するのも面白いなぁ。時間あったらまとめよう

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