私の頭の中の鉛筆

とりあえず書いておこう

集めておこう

心が統合しないとき

2016-09-14 20:24:37 | うた

 

 

きっと神は

あなたの心の美しさに嫉妬して

あなたの瞳に光をあげなかったのかもしれない

 

きっと神は

あなたの強さを試したくなり

あなたの片手をもらったのかもしれない

 

あなたの瞳は別の人の光になり

手になっていると言ったら

光を浴びてみたい

両手で水を受けてみたいというかもしれない

 

光を知らない人と

心を知らない人がいて

悲しみをこらえて生きる人と

満足に見える体でも心が寒くてたまらない人と

いろんな人がいて

それぞれを知らずにそれぞれの場で生きている

また支えあっているのかもしれない

 

 

戦場で生まれる人と

戦場で命を落とす人と

のどかな自然の中で戦いを知らず生きる人と

すべて満たされた社会の片隅で

一人朽ちるように逝く人と

笑いの中で他人にほほえましく見える人が

たった一人の人の心が去っていきさみしくてたまらない人と

それぞれのところで

小さく

美しく

咲かなければならない

 

咲こうとすると枯れてしまうかもしれない

手折られてしまうかもしれない

 

でも地の中には根が生きているかもしれない

たった一つの種が落ちたかもしれない

 

人も花も

どこからか来て咲いて散っていく

そしてどこかへ行く

 

見送られる人と

人知れず逝く人と

忘れられた人にも

逝った後

きっと

・・どうしているかな・・と思う人がいる

 

人は何のために生まれて死んでいくのか?

きっと

逝ったあと

たった一人の人にでも

思いだしてもらうために生きているのだと思う