去年の秋は怖かった
死の恐怖が訪れていた
どこにいくんだろう
心がなくなってしまうのが怖かった
あの人が病んでいたころだと知ったのは・・・逝ってから・・・
どう迎えたのだろう・・・
怖かっただろう・・
悔しかっただろう・・・
心残りだっただろう・・・
父を迎えるため先に逝ったのか・・・
孝行息子のあの人に神がそうさせたのか・・
それは怒りだが・・・
ざくろの話を聞いたのも今頃だった・・・
悲しい話になってしまった
あの人が逝く10日前にくれた(だろう・・)電話で魔法がかかった私は
不思議なほど落ち着いてしまっている
当然取り乱すこともできず友と同じように受け止めている様子を見せている
否認・怒り・取引・抑うつ・受容と続く心・・
まだ何のことだかわからない・・
心がまだそこにたどり着いていない
まだ・・魔法にかけられ心地いい思い出の中にいる
でも・・楽になったんだねとは言っている・・・