八戸市森林組合のブログ

森林・林業、森林組合の活動紹介、林業用の作業着の開発について等、課長の気まぐれブログです。

高所での伐採も可能に!

2014年08月27日 | インポート

 最近、八戸市内でも大木が倒れたりすることがあり、枯れかかっている木を含め伐採の依頼が増え始めております。

 そんな中、当組合の佐々木君が高所作業車が入らない様な場所で支障木を木に登って伐採する技術を勉強して参りました。

  写真は尻内町の神社の裏の木の伐採です。建物に木が被さっており、単純に木を切ることが出来ません。また、車も入らない様な高い場所にあるので、歩いて登るのもちょっと大変な場所。この様な技術無くしては伐採できませんでした。

とりあえず作業の慣れが必要ですが、面倒な伐採も彼に頼めば気軽に出来るようになったので、有難い存在です。

彼はサーフィンの世界では名前が知られている人との事ですが、こちらの世界でも名を馳せてもらいたいです。

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アシナガバチの同定

2014年08月26日 | インポート

 アシナガバチを捕まえて同定してみました。アシナガバチは下刈り等をしていると刺しに来る厄介な虫。大きく分けるとスズメバチとアシナガバチに分類されます。小さいから微妙に色合いが違う。

草刈り中にはこいつらは手を狙って攻撃してきます。蜂は詳しくないのですが、キボシアシナガバチにも何か似ているような・・・。慣れが必要です。

コアシナガバチ

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夏の草刈り対策

2014年08月21日 | インポート

 今更ですが、夏の草刈り対策についての商品を提案します。

ヘルメットはタニザワの通気性の良い物。ヘルメットの形を工夫することによって、プロトス・インテグラより涼しさを感じる。耐熱コーティングにより温度が従来のヘルメットよりも下がる。

 

 タニザワのヘルメットにつけるイヤマフ。世界でも人気のペルターを採用。

 

 トーヨの防蜂ネットは顔に来るスズメバチ等からの攻撃を防ぐ。首から頭を刺されると特に危険ですからお奨め。

 

 傾斜地で草刈りをするとき、もし滑落してしまうと足を切る可能性があります。それを防ぐのにマタバンド付き肩掛けバンドが重宝します。動きが制限するとの事ですが、安全には変えられない。写真ではこんな感じ。

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ショップで買えます。 http://8-mori.shop-pro.jp/

 

 


2014森林・林業・環境機械展示実演会

2014年08月20日 | インポート

 表記のイベントは10月12日(月)、13日(火)に於いて、山形県新庄市大字福田字福田山 新庄中核工業団地内で行われます。主催は一般社団法人 林業機械化協会 03-5840-6217です。

 

 ざっと70社が参加します。新庄駅からバスも出ます。8時20分からおおよそ20分間隔です。9時は無いようです。

 

 当組合も、来年発売予定の新商品を展示します。林野庁の助成金頂いておりますので、様々開発しております。今回は日本各地の尖がった方、2つの大学、布メーカー、デザイナー、スポーツメーカー等いろいろ混ざって開発を掛けていきます。まだ間に合うかは分かりませんが進めております。あとHAIXとタブレット式森林GISも出します。

 

 もし、ブログを見ている方がおりましたらお声をかけてください。

                                        工藤


海岸林の実験

2014年08月20日 | インポート

 林野庁で試験植樹しているところを見てきました。http://bizex.goo.ne.jp/column/ip_19/127/1085/

 

 東日本大震災で被災の合った海岸林の復旧について、どのような木を選択するかという実験。海岸林は江戸時代からクロマツを海岸に植えてきました。白砂青松という言葉もあるくらい日本の風景としてはなじみのある木ですが、松くい虫による被害からそれを維持することが大変になりました。

 防除策として殺虫剤を噴霧するのが一番安く効果的ですが、大きな効果を得るほどではありませんでした。松くい虫に耐える松が今のところ良いとされておりますが、本当に将来も効果があるかはまだ良く分かっておりません。しかし、実績が200年はある事業なので確立された方法です。

 

 ここで照葉樹を植えた方が良いのではないかというあるおじさんがいて、林野庁ではどうするか考えております。しかし、海岸の最前線で広葉樹や照葉樹を植えることはあまりありません。青森県や北海道ではカシワの木が生えることは知られております。良く聞くところでは最前線はクロマツで、その背後は広葉樹も混ぜるとか・・・。基本あまり混ぜる考えは少ないです。どうせなら杉でも良いかもしれません。

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 見てきた感想としては、最前線からは遠い場所で、大きな堤防も2つあり、柵も大きなものから簡易なものまでしてあり条件が良いから参考にあまりならなさそう。

 様々な樹種が植えたあったが、条件がやや異なる試験をしたので、良く分からない。土手を多く作っていたので、施工にお金がかかってそう。また照葉樹の部分は他の実験区とことなり、土が良かった。これだけの良い土を客土するのは珍しい。またワラを敷くのも珍しい(きちんと敷かれていないので草がボウボウで効果が良く分からない)。ワラを敷くので草刈りいらないと思っているかもしれないが、ツルで覆われ始めている。これを放置すれば大変な事になる。試験用にテープを巻いているが、これは大丈夫か心配。松に関してはなぜここに目印?

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 常緑照葉樹は条件が良さそうなので、大きく成長しそうです。しかし、こんな条件のいい状態は他の現場ではほとんどないかも。造園は選択する木が生えるる為に環境を整える。林業はそこにもっとも生える木を選択する。林業の場合はいちいち土壌等に予算をかけないので、必然的にその木を選ぶ事になる。今回の植林は造園的かな?予算があれば出来る方法。最前線で生えるかどうかの実験ではないので、海岸林としてひっくるめるのは難しそう。

 土壌的に栄養が少なくても生える。塩分に耐える。ある程幹が度太くまた高く成長できる。そんな常緑広葉樹があれば良いかも。八戸周辺は松くい虫無いので、従来のクロマツが適当か。100m以上の場所であれば、落葉広葉樹も選択肢の一つかな?冬は葉っぱ落ちるので、防風効果は半減するので難しいかな。

 

 

 

 


登米森林組合の施設へ

2014年08月20日 | インポート

先日、登米森林組合の施設に訪問致しました。震災後に石巻へ物資を運ぶ際に通った町なので記憶にありました。こちらでは指定管理で森林公園を管理されており、森林セラピー基地にもなっております。ここのキャンプサイトで1泊致しました。雨が降りかけていたので、歩くことはしなかったのですが、太陽熱で乾燥できる施設を見せて頂きました。

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デザイナーも入れたオシャレな ライティング。しかも骨組み以外で1500万円程度との事。乾燥時間は多少かかるものの燃料を使わないという点では、非常に面白い施設です。トタンで囲われた部分から温められた空気が取り入れられ、木材等の水分も同じような施設から外へ排気されるよになっております。補修もかなり楽そうです。低温乾燥なので、木材の色も良いかと思われます。石油燃料を使わないという点では、非常に優良な施設です。角材も1か月あれば乾燥するそうです。 この様な施設がどんどん増えれば良いなと思いました。


蜂対策(エピペン版)

2014年08月19日 | インポート

 当組合では蜂のアレルギー検査をしているものの、エピペンの所持に関してはきちんとしていなかった事があり、対策の甘さを痛感しております。

 蜂に刺されるとアナフィラキーショックを起こします。アレルギーショックなので、1度目から起きることもあれば、2、3回後に起きることもあります。

岩手県の森林組合での死亡例、市内の造園会社さんの例(搬送中の車の中で気絶)、下請け会社の例(搬送後の病院内で気絶)、本年度は福島で死亡例があるとの事。

 

 下のネットからの情報を詳しくみてください。どちらにしろこの薬も治療するわけではなく、血圧が下がるのを防ぐだけ。結局は病院にたどり着くためのものだそうです。病院内ではステロイド剤の入った点滴を打つとの事でした。

 

 出来るだけ涼しい場所で保存するもで、2年ぐらいは持つようですが、毎年1回は病院に行って処方してもらうのが良いのかもしれません。車の中に置いておくのはダメだそうです。弁当と一緒に置いておくのが良いのかもしれません。金額も飲みに1回行くより安いぐらいとの事でした。

http://www.epipen.jp/download/manual.pdf#search='%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%9A%E3%83%B3+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8'

 

 蜂対策に力を入れる必要を強く感じました。安全対策としてはチェーンソーの事故より深刻かもしれません。ここに日本独自の安全対策が必要になるのでしょう。


インターシップ受け入れ?

2014年08月11日 | インポート

 今年は岩手大学からではなく、東京農工大から2日だけですが来ております。

 インターシップは最低2週間もいないとお互い分からないと思いますが、来ないよりかは良いかと。とりあえずは見て歩く姿勢が大事だと思っております。企業も採用される方もお互い分かりあってから勤められるのが理想ですからね。

 

 彼の年の時はフィリピンから戻って、埼玉で炭焼きの勉強し始めた頃でした。まだサハラ砂漠に行く準備をしていた時期。就職活動も考えていなかったあの頃・・・。それでもどうにか今、社会人として働いております。

 


世界も見てみる

2014年08月08日 | インポート

 ドイツで行われた林業機械等の展示会。350社以上が集まるとの事。作業着はかっこいいメーカーとダメなメーカーに分かれる。その差は大きい。また写真でかっこいいと思っていたものも実際触れることが出来たらガッカリした。逆に最近良い物作っていると感心したら、重いとか・・・。なかなか写真だけでは分からない。触って、履いてみなくては。

ちなみに見た目だけではこのメーカーが良かった。今まではかっこ悪いと馬鹿にしていたが、2,3年でデザインが変わる。また、陳列もきれいだ。もう少し軽ければいいのだが。

 

 ヨーロッパの最先端は、軽いものに移ってきた感じ。また反射材も今までの様なものではなく、布自体が反射したりする物が増えてきた。膝とかの補強もゴムの様な素材があったりしていた。これは良くわからないが、新しいのは間違いない。

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チェーンソーブーツの解体

2014年08月08日 | インポート

 チェーンソーブーツがかなりボロボロになったので、解体してみました。良く足袋に鉄芯が入っていると足が痛いと聞きますが、ちゃんと対策してます。なかには薄いアラミド繊維が入ってます。先日チェーンソーを切る実験の写真を見ましたが、革とアラミドのダブルで守られるのかと思います。また、ソールと靴の間には硬いプラスチックの中敷き?があり、これがソールの硬さの原因のようです。釘踏んでも大丈夫そう。

ソールと靴のカバーに使われているゴムがかなり固い。とにかく強固に出来ております。

そうそう、結構接着剤が使われていて、それぞれの素材は簡単に剥がれにくそうです。

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防護材はたまにチェックを

2014年08月08日 | インポート

 チェーンソー保護ズボンに使われる防護材ですが、先日ある方のっズボンをチェックしていたら、布が縫い目から切れている。このままでは内部でほぐれたりするので、このまま何回か洗濯すると完全に機能が果たさなくなってしまいます。裏をめくってみることが無いので、たまにはチェックすることをお勧めします。布の内側で裂け始めているのが分かるかな?

 洗濯するときの脱水時が危険です。水を含んで重くなった時に高速スピンで回る時に寄って発生すると考えられます。なかなか見られない例なので、貴重な写真です。2~3年の使用と聞いておりますが、やはり人間が縫っているので、当たり外れが時々出ます。また、かなり荒いメーカーがありますので、気を付けなければなりません。

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ツエルマットのマイナーチェンジ

2014年08月08日 | インポート

 お客様からのお電話で初めて知りました。ソールが変わっている。ビブラムソールは相変わらずですが、ソールの溝が細かくなっている。また、先日計測したら100gほど軽くなっておりました。気のせいか少し柔らかくなったような???うちのショップも写真変更致しました。なんとなく前のソールの方がごつくてかっこよかった気がするが、たぶん、こちらの方がお奨めで変わったのでしょうね。

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最近のお客様

2014年08月05日 | インポート

 最近外国から来たお客様やらほとんど海外で暮らしているお客様が八戸に来て頂きました。

 ラオスで活動されているとの事で、日本の農業技術者を派遣したいので紹介出来ないかとの問い合わせに八戸市内の農家をご紹介しました。話も早く、もう行く日程が何となく決まってしまった。

 昨日はモザンビークで活動されている方がいろいろな縁があって組合に遊びに来られました。NGOではなく仕事で行かれているとの事でした。そんな仕事もあるのだと・・・。アフリカのどこだ???こちらは馬搬で重要なかかわりをして頂けそう・・・。

 

 私も森林組合へ入る前はフィリピン、マレーシア、マリへ行っていたので、いろいろ話すネタもありました。ティピアの養殖活動をしたかったので、資料を渡したり・・・。自分の知識も体験ももう古い・・・。って日本の林業ネタはどんどん更新中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2014年08月04日 | インポート

 金曜日の午後に八戸市の南宗寺に雷が落ちたの事で、近所に行ったので見てきました。ここは八戸南部藩の藩主のお墓があるところで八戸の中では有名なお寺です。

 たぶん落ちただろうと思われる杉は縦にさけておりますが、枝が枯れていません。これからでしょうか?隣の杉の根株腐朽している部分に火が入りました。落ちた雷の何かで発火したのでしょうね。しかし興味深い。お墓への影響は見られなかったようです。とりあえず大きな被害はなかったようです。今後枯れるのか?枯れないのか?見届けたいと思います。

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