八戸市森林組合のブログ

森林・林業、森林組合の活動紹介、林業用の作業着の開発について等、課長の気まぐれブログです。

こんな感じで仕事してます。

2015年07月24日 | 日記
 オンヨネのインセクトシールドを着て作業してます。蚊やダニが付きにくい加工をしてあります。この画像を見て、色々な事が見る人によって分かります。

 オレンジの衣装が目立つね!
 グラップル式のユンボ使っているのね!
 山やだらに平ら!
 ツタウルシ嫌だ!
 プロトス・インテグラの色が地味?
 まだ、アカマツいっぱい生えてるの?
 曲がってるね。
 大きめのチェーンソー使ってるね!
 等々


ライジンアスリーターの画像

2015年07月24日 | 日記
 今年発売のライジンアスリーターは生産が間に合わない状態で、あまり宣伝しておりません。今日は現場で新しいBタイプが出来たので写真を撮ってきました。膝を防水加工の布にしております。特殊伐採の担当に履かせたところ、今まで履いた中で1番と言われました。膝の屈伸がとても楽です。


チェーンソー保護ブーツの解体

2015年07月24日 | 日記
 あまり見られない画像ですので、少しだけアップしたいと思います。

 色々実験して分かった事は、外側の皮で半分以上ソーチェーンのスピードを殺し、さらに内側の布で止める。HAIXは他のメーカーよりきちんとした皮を使っているとの事でした。結局皮を使用する事で、なかなか軽量化しにくいようです。

 



チェーンソー保護ブーツの解体

2015年07月24日 | 日記
 あまり見られない風景ですので、少しだけアップしたいと思います。

 色々実験して分かった事は、外側の皮で半分以上ソーチェーンのスピードを殺し、さらに内側の布で止める。HAIXは他のメーカーよりきちんとした皮を使っているとの事でした。結局皮を使用する事で、なかなか軽量化しにくいようです。

 



産廃跡地を命と優しさの溢れる森へ

2015年07月06日 | 日記
皆さん、お久しぶりです(^-^)
以前モルックというスポーツについての記事の際に登場しました鹿糠です!!

「誰だおまえは!??」とお思いの方がほとんどだと思いますので、
その際の記事を参照していただければと思いますm(__)m

コチラ↓
http://blog.goo.ne.jp/8morikachou/e/bfdab4ae2c631de4387a63b546c9ab12

今回は、皆さんに先日行われました県民植樹祭についてご紹介したいと思います!!

◎突然ですが、みなさんは青森県と岩手県にまたがって、日本でも最大規模の産業廃棄物不法投棄の現場が存在したことをご存知でしょうか?

 今から16年前、平成11年に青森県田子町と岩手県二戸市にまたがる27ヘクタール(東京ドーム約6個分)もの広大な土地に、大量の産業廃棄物が不法投棄されていた事実が発覚しました。
 この産業廃棄物の多くは首都圏から運び込まれたものだったということですが、青森県は不法投棄現場の下流部に位置する馬淵川水系の環境保全のために廃棄物の撤去を開始し、約10年の歳月を費やして廃棄物等の全量撤去を完了したとのことです。

 しかし、撤去しただけでは元の環境を取り戻したとは言えません。
なぜなら、元は緑や美味しい空気、そしてたくさんの命にあふれていたはずの場所が植物も動物も近づきたがらない、死んだ土地になってしまったからです。

 そこで現在青森県は、一度死んでしまった土地をなんとか人間の手で蘇らせることはできないかと様々な対策を行っています。
 そして、その一環として7月5日、県民植樹祭が行われました。

◎「樹を植えることは自分の子供に名前を付けることに
  似ている!?」

 当日は天気にも恵まれ、三村県知事をはじめ、青森銀行様、みちのく銀行様、田子町民の方や興味をもって集まってくださったボランティアの方々と一緒に5500本の苗木を植樹しました。

 この植樹では30種類近くの広葉樹を植えたのですが、
「たくさん植えて放っておけば何十年後かにきっと森になるだろう」
というような曖昧な植え方ではなく、確かに緑を取り戻すために「自然配植技術」という近年研究されている方法を用いた植樹が実施されました。

 この「自然配植技術」については講師の先生に来ていただき、理論の勉強を行った上で植える位置を計画し、現地での検討も実施するという3日間に渡る講習会が行われました。

 私は残念ながら3日間全部は参加できなかったのですが、

・樹木によって植えられて嬉しいと思う場所が違う
・樹木によって伸びたいと思う方向やスピード、
 どこまで大きくなるのかも違う
・樹木にも仲良しとそうでないものがある

といったところがポイントのようで

「樹の特徴や地形、植える距離感を考えながら、樹が喜んでくれる場所をみつける」
ことが大切なのだと感じました。
 しかし、それは、植えた今年から育ち始めの数年間のこと、幹も太くなり木陰も作ってくれるようになる十数年後のこと、そして樹木だけではなく様々な命が集まってくる何十年後のことまで考えなければいけなく、自分にとってはとても難しいことでした。

 ですが、植える苗木を実際に触っているうちに、
「自分で歩くことの出来ない樹木を植樹するということは、そのままその樹木の人生を左右することになるので、それくらい一生懸命考えることが当たり前なのかもしれない」
「(自分は結婚もしてないし子供もいないけど)もしかしたら植樹は子供に名前をつけることに似ているのかもしれない」
と気づいたら様々なことを考えていました。

 ひとつの物事に対して感じることは人それぞれだと思いますが、今回の植樹祭に参加してくださった方々も、きっと普段は気がつかない自分の中の優しい感情に出会えたのではないかと思います。
 そして今、私たちが優しい気持ちで植えた苗木は、この青森で育つ次の世代をたくさんの感情に出会わせてあげる、命ある森へと蘇ってくれることでしょう。

 ということで本日のブログは、人間によって一度死んでしまった土地を、たくさんの命と優しい感情であふれる森へと蘇らせる、魔法のような植樹のお話でした(^^)

↓↓クリックすると拡大してご覧になれますo(・∀・)o

   
植樹前の産廃跡地      植える苗木を並べたところ

  
自然配植技術の講師、高田研一先生