先日、家内が親戚と自宅の固定電話で電話をしていました。
色々と時候の挨拶から、お世話になったことなどの御礼、近況報告など電話で尚且つお相手が親戚ならば、当然のようなやりとりが続いて
いました。
その様子をうちの息子が不思議そうに見ていたようでした。
そして最後に、家内が、
「ご主人様にも、よろしくお伝え下さい・・・」と言って電話を切りました。
その後、息子は、
「よろしくお伝え下さいって、どういう意味なの・・・？」
と訊いてきました。
そうか、きちんと電話のマナーを教えてなかったな・・・
と親の立場として反省しました。
確かに、これだけ携帯電話が普及して、何処に居ても直接本人と話をすることができる時代に生まれた世代にとって固定電話による電話の
マナーというものを知る機会が減ってきているのかもしれません。
実際、企業の多くの人事や社員教育の担当者の方が頭を痛めている事もそこで、かつては、常識とされていたモラルやマナーが分からず、
友達感覚の会話やタメ口が絶えないので、敬語の使い方から指導しないといけない時代になってきているようです。
企業によっては、社員研修をアウトソーシングして、常識的なスキルが身に着くように専門講師に委託しているところもあるそうです。
その後、我が家では、私が指導員となっての電話の掛け方、受け方の特訓が始まりました。
今までは、
「モシモシ～」
と掛けていた息子。
「それじゃあダメ！」と
ダメ出しして、掛け方の練習を何度もしました。
「よろしくお伝え下さい。というのは、その場に居ない人に伝える気配りの言葉なんだよ。」と分かりやすく伝えたつもりですが、
息子は何のことだか分からないようで、ポカンとした表情を浮かべていました。
まぁ、就職したら、新入社員研修で、講師からイヤと言うほどの指導を体験するので、「まだ少し早いのかな？」とも感じました・・・
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