【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

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かつて、出張が多かった時代・・・。

2015-02-24 10:00:00 | 日記

かつて、私が営業をしていた時代の頃のことを少しだけ、書きます。


厳密には、26歳の頃でしょうか。教育ソフトメーカーに転職しました。

しばらくは、ソフトは扱わずに、教育用の書籍や参考書を書店に置いて頂く営業をしていました。


しかし、だいぶ仕事にも慣れてきた頃、「ハイ、頑張って行ってきてくれ。」とノートPCを渡されて出張に行かされました。

そう、その当時は、行かされているという感覚でした。


それまでは、パソコンなんて、触ったこともなく、しかも1kg以上もある分厚いノートPCを担いで、行った事も無い、

未踏の地へ出張していました。


その時の営業は、不安で不安で、「パソコンのことを聴かれたら、どうしよう。」とそればかり考えていました。


それから、色々考えて、営業訪問する前に、事前にこちらから訊く事をとにかく手帳に書き出して、手帳を見ながら、

担当者の方と面談するという、非常に格好が悪い営業スタイルをとっていました。


しかし、返ってくる言葉は、外国語のような専門用語ばかり・・・。

とにかく必死に言われたことをその場でメモして、分からないことは、質問する。相手に何度も、呆れられても、

めげずに質問することを続けました。


帰社してから、それでもわからないことは、上司や先輩に、「これって何のことですか?」と嫌われるまで、聴いて勉強しました。


そうしていくうちに、「先日、おっしゃっていたお話なのですが・・・。」という話が営業先で、組み立てられるようになり、

自信がついていきました。


私の持論ですが、やはり、営業の基本は、「メモ魔になること」だと思います。

何でも「気が付いたら、メモする」相手の言った言葉はもちろん、自分の言葉や考えも合わせてメモしておくと後々、役に立ちます。


そして、「不勉強ですみません。それってどういうことですか?」と言えるかどうかということ。


凄く恥ずかしいことですが、それが、後々、成果となって自分に返ってくると思います。

「訊くは一瞬の恥、知らぬは一生の恥」ということでしょうか?


そうなってきたら、もう「行かされている」ではなく、「自分で行く、自分が行く」ですよね。

出張が楽しくなると思います。


出張エピソードはまた機会があれば、書きたいと思います。


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