355. 生活時間のリズム

「サマータイムは健康に悪影響」睡眠学会が導入反対声明(読売新聞) と報じられています。
『サマータイムは、夏季に時計を１時間進める制度。欧米各国で実施されている。同学会の特別委員会（委員長＝本間研一・北海道大教授）は、これら先行実施の国での調査や研究文献をもとに、夏時間への移行後、最長で２週間程度、睡眠時間が短くなり、眠りの質が下がると分析。
さらに、体内時計を昼夜の変化に合わせる機能が低下しているため、不眠や朝に起きられないなど睡眠障害に悩む人たちの症状が悪化すると主張した。』
地球に生命が誕生した太古の時から、カラダ(生命体)に脈打つ鼓動は地軸と太陽の光と熱のリズムにほんろうされて、規則正しく反応してきたはずだ。
作為的に目覚めの時を、そして眠りの時を狂わせるなんて、体内時計に逆らうと、報じられる損失より甚大なものになると恐れるものです。
睡眠学会の鋭い指摘に賛同します。

258. 食の安全

トランス脂肪酸（TFA）が問題になっている。
主にマーガリンに含まれるが、自然にない変異した分子構造の脂肪酸なので体はこれを代謝できずに体の中に残ってしまう。
マーガリンを作るのに、大豆・菜種・トウモロコシなどを原料とした液状油脂を固めるために使う硬化油脂の生成過程で生まれるのがTFAだ。
分子構造がプラスチックと似ているので食べるプラスチックと揶揄（やゆ）されている。
悪玉コレステロールを助長させガンや心臓病の原因とも言われているし、一部のマーガリンメーカーも生活習慣病の因果関係に言及している。
情報をまとめてみるとファーストフードはやっぱりよくないという結果になる。揚げ物がカリッとするのもトランス脂肪酸の働きだ。
ケンタッキーフライドチキンは、全米5500店舗を対象に来年4月までに、フライドチキンなどを揚げる際に使用する調理油をTFAを生成しない低リノレン酸大豆油に切り替える。
マクドナルドはTFA含有量を2％に削減した新しい調理油を、2008年半ばまでに欧州内の店舗に導入すると発表した。
CNNの6日付では、ニューヨーク市保健当局は５日、市内の飲食店に対し、トランス脂肪酸を含む調理油の使用禁止を全会一致で可決したと報じている。
日本では食品安全委員会は、諸外国と比較して日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ない食生活からみて、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えられます。というが、「食の安全ダイヤル」では、先月BSEの4件に対してTFAには11件の問い合わせがあった。
バターよりマーガリンがいいと聞いたのは、いったい何だったのだろうか。
子供たちの世代のため、まず関心を深めることが大切なのではと感じます。

238. 人間ドックは安心料

先日、人間ドックを受けた場所は会社指定で六本木の「新赤坂クリニック」であった。
検診を終えてまずは結果を郵送で再検査もなくほっとしている。
この学会に人間ドック学会というのがある。
有限責任中間法人となっているのはおもしろい。
ここが全国の病院の人間ドックにおける機能評価を行っている。
認定第一号は「新赤坂クリニック」だが、二号がタワレジ前の「三井記念病院総合健診センター」である。
認定の期間も5年間と明示され評価内容までネットで公表されているのは、開かれ医療が巷間流布されることであり歓迎すべき姿であると思います。
個人的には信頼のおける病院がそばにあるのはありがたい。

219. 健康診断の秋

春か秋か風邪もひかない汗もかかないシーズンは、定期健康診断のシーズンでもある。
医者の不養生というぐらいで、人はだれでも自分の健康管理に無頓着になりがちである。
私も会社からの指示で受ける習性になってしまった。
でも元気でいられるのは、食事に気を配ってくれる妻のおかげと思っている。
体の入り口でかなりの程度カロリーや栄養はコントロールできるはずで、このところ塩分に気をつけている。目にする新聞などの記事で塩分取りすぎを指摘することが結構多いからだ。
はたまた“世界の観光地全面禁煙広がる”の見出し（日経4日夕刊）を見ると、それだけでタバコを吸わなかったことに安堵感をおぼえるのである。
けさは、これから六本木の病院に人間ドックを受けに向かいます。

193. 禁煙の道

2002年に千代田区は、路上禁煙条例を制定している。
健康と環境保全からいいことだと思う。以前喫煙は嗜好、習慣と考えられてきたが、その本質は『ニコチン依存症』であることが明らかになっている。
三井記念病院は、これまで館内禁煙を実施してきたが、10月からは敷地内禁煙に拡大した。
病院前の歩行者道路には、路上に千代田区の記した禁煙マークが付いている。
車道をはさんだタワレジ前の台東区の歩行者道路はマークなし。
台東区は2003年7月に、区長や区議会議員をはじめ、関係団体で構成される「台東区歩きたばこ防止対策懇話会」を設置し、スモーキングエリアを設け分煙化を推進している。
国際都市シンガポールは、禁煙規制が徹底されレストラン、事務所や公共の場は全面禁煙、タバコの投げ捨ては約７万円の罰金である。上野は年間3千万の観光客にどう答えるのだろうか。

170. 食育の大切さ

科学技術が進歩し、からだのためになるもの、ならないものがはっきり解明できるようになってきた。
ここに来て「食育」の大切さが叫ばれ、昨年教育基本法も見直され、栄養教諭制度が設けられた。
エジプト学で著名な早稲田大の吉村作治教授は、穀物と野菜を中心とした古代エジプトの理にかなった食生活を礼賛されている。
五千年前のエジプトの一般男性の平均寿命は40歳で江戸時代と同じくらいの寿命を達成したという。それが、ピラミッド建造の強大なパワーとなった。
いまや、食品企業がバイオ技術を進化させたり、繊維企業を医薬の世界にいざない、富士フィルムも健康食品に進出すると報じられている。
牛丼吉野家の復活祭（一日全国100万食限定）の新聞の一面広告を見ると、パワーの源泉はこんなところにもあるのだと感心する台風一過の列島を案じるけさの私です。

161. 自然はいつくしむ

日経の「私の履歴書」に、プロスキーヤー三浦雄一郎さんが執筆中である。
世界最高峰のエベレストに世界最高齢となる70歳7か月での登頂を果たしている。父親は、2004年99歳でモンブランをスキー滑降され101歳で他界された。
その父の営林署勤務の転勤で、宮城や津軽の少年時代の思い出を綴っている。
「沖の岩礁には、食べきれないほどのサザエ、アワビが取れた。潜り、飛び込み、疲れると岩の上や砂浜で昼寝した」という。
共存のルールに縛られない時代背景があったにしろ、必要としないものまで身近に迫ってくる今日のメディア社会と比較して、もっと心たくましく巣立ってほしい若者たちに欠けているものを訴えている筆達が伝わってくる連載です。

135. 甘酒で夏バテ防止

けさ、ＴＶで甘酒は夏の季語で、ミネラル成分たっぷりで夏バテ防止にもってこいと紹介されていた。
なんと病院の点滴と同じ成分だそうです。発酵食品ですから、お米のヨーグルトみたいなものですね。
秋葉原では、神田明神の近くの「天野屋」が甘酒ですこぶる評判の老舗です、創業は1846年。店主様は神田明神界隈のブログを発信されています。

122. 救急車は非救急

「救急車の出動増加に歯止め？」の記事で、この1～6月で全国で85万件で、前年比3.4％減ったという。
インフルエンザが減り、日照時間が短く熱中症にも歯止めがかかったようです。私が見聞遭遇したところ、現場到着平均6.4分は信じられません。
もっと時間を要しているのではと思う。込み合うときは代わりに消防車で駆けつけるところもあるようです。
あるとき銀座で事故で怪我の場面みていたら、搬送先の病院探しにも大変時間がかかっていました。このとき、消防車とセットで来ていたんです。
偶発で仕方ないが救急車と縁がないことを望むし、タワレジ前の三井病院周辺でにサイレンがけたたましく鳴ることが少ないことを祈ります。

109. バブル崩壊後の企業

企業は、右上がり経済が終わってにがい経験をしたのち、ひたすら減量経営にまい進しました。
福利厚生もコンパクトになり、多くの大企業は社宅といわれる資産も手放し欧米型の評価基準で、社員はサラリーを稼ぐことに専念する環境に衣替えしました。
日経ビジネスに「社内行事の効用」の見出しで、運動会を復活させる企業が増え、社員の結束とモチベーションに一躍買っていると出ていました。
運営の役回りと準備苦労を考えたら、是非論が蒸し返されるでしょうが、健康管理を考えての企業の総務部や健康保険組合の発案ですね。
昨日カーラジオでメタボリックシンドロームと自認する視聴者の健康相談を聞き、夜はＮＨＫのクローズアップ現代で取り上げられたのを見て、はたまた日経ビジネスの同じ号でもメタボリック関連の記事が載っているのです。
一日三拍子の視聴体験は何かのパワーを感じます。
タワレジ近所の企業社員さま、健康にはくれぐれも気をつけましょう。