人生悲喜こもごも

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小泉首相と岡田代表のリーダとしての資質は? 「人となり」やいかに

2005-09-08 21:13:22 | ニュース
現在、どのキー局でも党首討論を盛んにやっている。
その中で、やはり小泉首相と岡田民主党代表の印象の違いが際立っているように見える。

岡田氏は実直そうなイメージだが堅い、小泉氏は答弁を聞いても強い信念はうかがえるが、的を得ないいい加減さが漂って見えてしまう。

両者の「人となり」がうかがえる新聞記事を目にした。(H17.9.2朝日新聞抜粋)


■尊敬する歴史上の人物と尊敬するところ
・小泉氏 織田信長 (敵と味方を峻別する戦国武将の冷徹さ)  

・岡田氏 織田信長 (時代を超えた発想、自由な商取引を認めた楽市・楽座、火縄銃を使った集団戦術などを実践)

■愛読書
・小泉氏 司馬遼太郎「国盗物語」
・岡田氏 ドストエフスキー「カラマーゾフ」

■休日の過ごし方
・小泉氏 首相公邸でクラシック鑑賞
・岡田氏 地元に帰って自宅で家族団らん、子供と卓球

■趣味
・小泉氏 オペラ鑑賞 
・岡田氏 DVD鑑賞


同じ尊敬する人物でも、自分の目指すところの違いによって、好きな点も違う。

首相の反対派つぶしの「刺客戦略」の非情さは、まさしく死ぬか生きるかの厳しい時代を生き抜いた戦国武将のそれであって、本人にとってはまさしく当然の戦略なのだろう。亀井静香氏はこれを評して「ヒットラーみたいだ」と言ったが、「対抗馬を立てることは厳しいが、間違っていない、それくらいの厳しさがあってもいい」とコメント。
こうした、自分の信念を曲げない、判断・方向性がブレないところは、リーダーにとっては大事な要素。ときに、非情にならないといけない。
 

趣味や家族構成などからして、タイプが全く違うが、小泉氏のそれは今までの首相のイメージを覆す、ならではの部分。そこは、一般大衆、特に女性にとって、人間小泉の魅力の一つとなっているのだろうが。


しかし、選挙は今まで往々にして議員の人柄で選んでしまう選挙心理が働いていたことは否めない。本来は政策で選ぶべきもの。
ただ、ことリーダーに関しては、その資質が重要であり、強烈なリーダーシップが求められる。
そのバックボーンとなる人柄、人となりは、重要なファクター。


トップダウン型で非情な一面もみせる小泉首相に、閉塞感ただよう、今の政治・財政・外交・福祉を打開して、あるべき方向に導いてくれるのだろうか。
(外交はあの要領の悪さから、期待はできないが・・・)

我を通しつつも融和を優先する従来型の岡田氏はリーダーシップの面で物足りなさもあるが・・・。


小泉首相は選挙で勝利してもあと1年と公言しているのが気になるが、まさしく首相選択選挙となる今回の衆院選挙の結果やいかに。。

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