Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
コメント欄は閉じさせて頂いてます
(2015/6より)

★『博士の愛した数式』★

2006-02-23 11:43:23 | 
著者 小川 洋子 





出版社 新潮社





価格 ¥1575(税込)





<文庫本 ¥438(税別)>









〔ぼくの記憶は80分しかもたない〕博士の背広の袖には


、そう書かれた古びたメモが留められていたーー記憶力を


失った博士にとって、私は常に‘新しい’家政婦。博士は


‘初対面’の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。


数字が博士の言葉だった。やがて、私の10歳の息子が


加わり、ぎこちない私の日々は驚きと喜びに満ちたものに


変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。


第1回本屋大賞受賞。









感想 





 ブログ初の本の感想です!(笑)


(体調不良や忙しくて映画見にいけないんです・(-_-;))






この映画が観たかったのですが、時間的に無理だなあと思い


原作を読む事で我慢して、DVDになってから観よう!と


思ったのですが、原作を読む事によって余計に映画が観たく


なってしまいました。(笑)





80分しか記憶のもたない博士も10歳の息子をかかえて


生活に追われる家政婦も幸せな人生とは(他人からみれば)


思えないのだけれど、3人が出会ったことで、宝石のように


キラキラした日々が始まる・・・


世間からみたら奇妙な生活でも、日々、喜び、悲しみ、


驚きがある3人には充実した毎日でした。





家政婦の博士への敬愛(淡い恋心?)、母と子の愛情


などが綴られながら、そこに効果的に使われる数学、


数字が物語をさらに奥深いものにしているようにも


感じました。





私は数学は好きですが、数字ってこんなに美しいんだ、


意味があるんだとますます数学が好きになりました。


これからは、数字をみる目が変わるかも?


こんな教え方をする先生がいたら、みんな数学好きになるかも


しれませんね(笑)





登場人物(義姉も含めて)は、みんな悲しい運命を背負っているのに


この小説を読んだ後は、涙が出ても温かい気持ちになるのは


悲しい人生だけど、3人が出会ったことで幸せな時間もたくさん


あったんだなあと思えるからでしょうか。。。


とにかく美しい作品だと思います。





本自体は300P足らずで短い上に、内容も面白いので、


2時間くらいで読めました。


お時間がない方でも、簡単に読めると思いますのでお薦めです^^








http://item.rakuten.co.jp/book/1793912/ (BOOK)





《映画もまだまだ公開中です》hakase1





http://www.hakase-movie.com/(公式サイト)













































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