サンフランシスコ日記

2007年6月から10ヶ月。サンフランシスコで過ごした日々の日記です。
今でもこの街に恋してる?

Mahler Symphony No.1 

2008-01-27 | festival & show


サンフランシスコにいる間に一度は行ってみたいと思っていたオーケストラ 
San Francisco Symphony という交響楽団のある街ですから
やっぱり一度はね 



そこで今回セレクトしたのは 
マーラーの交響曲第1番「巨人」と呼ばれる標題を持つ作品です。
指揮はMyung-Whun Chung(チョン・ミョンフン)

マーラーは当初 若くして指揮者として活躍していたのですが
その後作曲家としての才能も認めれていきます。
マーラーの作品の中で 現在よく演奏されるのがこの交響曲1番 
当時 マーラーが恋しそして失恋した気持ちを表現した作品です。
「巨人」という標題は 当時マーラーが愛読していた小説のタイトル。
恋愛や色々な人生経験を通して成長していく姿を描いた小説で
同名のタイトルを標題に使うことで楽曲を分かりやすく表現したかったようです。
(※でも後に標題は破棄されます)



最近またまた雨の周期に入ってしまい 先週今週とも雨 
雨の夜のDavies Symphony Hallです。
窓のデザインは ピアノの鍵盤みたいですね。



カフェもあり 始まるまではワインをいただきながら・・・という方も。



ホールはこんな感じ。
この先写真は控えますが ほとんど満員となりました。

まずMessiaen(メシアン)の L'Ascension そして休憩。
そしてお待ちかねのマーラーです。

とっても親しみやすい曲で 
重厚というよりは軽く元気よく 決して寡黙ではなくおしゃべりな印象。

お花畑で小鳥がさえずるような春爛漫な感じから 
→きっと恋も絶好調! 

どよんとした曇り空の下へ (スランプ中の「のだめ」みたいな感じ?)
→きっと失恋中

そしてそこから立ち直った自分への応援歌 
→一回り成長して新しい門出へ

そんな感じの曲でした。
オーケストラってハーモニーを作るために大勢いるのかと思ってましたが
楽器毎パート毎に色んな音を表現するためのメンバーなんだなと感じました。
変な例えですが 
森は「景色」ではなく「木々と動物たちの住むコミュニティ」みたいな。
そんな印象を持った作品でした。

もちろんチョン・ミョンフンも迫力満点! 

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