サンフランシスコ日記

2007年6月から10ヶ月。サンフランシスコで過ごした日々の日記です。
今でもこの街に恋してる?

「秘密」

2008-01-04 | book
昨年は月9の「ガリレオ」も大ヒットした東野圭吾氏 
2008年秋には
「ガリレオ」のメンバーで「容疑者Xの献身」の映画化が決定しているそうで
私 今から楽しみにしています 

さて今日ご紹介するのは 東野圭吾氏の「秘密」 



事故で失ったのは妻だったのか?それとも娘だったのか?
このお話の中では何度か彼女とお別れをするシーンがでてきます。
それがとっても印象的な作品。

初めてデートした公園での別れ。
「殴らせてくれ」といって泣き崩れるシーン。

東野さん「ガリレオ」先生にあんなに蘊蓄を語らせるのに
こんなシーンも書くのねぇと感心してしまうのですが
これも大好きな作品に仲間入りしそうです 
もう一度読みたいという意味では「白夜行」の方が上かな。

ついつい残されていく夫の気持ちで読んでしまうのですが
もし知らぬ間に 自分の肉体が娘のものとかわっていたら 
どんなふうに生きていきたいですか?
夫の妻として生きていくのか それとも娘として人生をやり直すのか。
そんなことあるわけないですが
子供に夢を託す親のように 自分の経験をもとにして 
自分が子供になってもう一度人生を歩んでいく姿がとても気になります。
夫を思う気持ち 娘としての気持ち それもこの作品の魅力かなと思います 

「秘密」 東野圭吾著/文春文庫

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。
(e-honより)

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