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気ままに生活してるシニアの残日録

名曲喫茶「ショパン」に行く

2024年06月26日 | カフェ・喫茶店

池袋の東京芸術劇場で音楽鑑賞をした後、久しぶりに近くの名曲喫茶「ショパン」に行ってみようと思った。場所は池袋からひと駅行った要町、そこから歩いて10分弱のところの住宅街のど真ん中にある、ちょっと不便なところなので足が遠のいていた。

ドアを開けて中に入ると先客が一人、広々したスピーカー正面の座席に腰掛ける、あとの予定が詰まっていたので、ここで食事もと思ってメニューを見ると、以前あったサンドイッチがなくなっている、店主は「やめたんです」と、それではということで、あとはカレーかトーストになるが、チーズトーストを選んだ。

昨年来た時と室内は全く変わっていない、窓が大きく、外光がたっぷり入ってくる、大きなスピーカーが正面に2台鎮座しており、そこからそれほど大きな音でないクラシック音楽が流れている。右側のカウンター横にはLPのターンテーブルもあるので、以前はLPもかけていたのであろうが、今はCDを使っているそうだ。

正面の大きなテーブルの上や、スピーカーの間のスペースには店主の宮本英世氏のクラシック音楽関係の書籍がずらっと並んでいる。氏のクラシック音楽の普及にかけた情熱は多くの人に影響を与えたでしょう、私もその一人だ。壁にはフルトヴェングラーやトスカニーニ、ショパンなどの写真や絵が飾ってある。

流れている曲を聴いていると、ショパンをはじめいろんな作曲家の曲がオムニバス的に流れている、1つの作曲家のCDをじっくり聴かせるやり方ではないようだ、そこは国分寺の「名曲喫茶でんえん」と同じだ。

あとの用事があるので45分くらい滞在して失礼した、私がいた間に、もう一人客が入ってきた、店は店主とその奥様で運営しているようだが、お二人とももうご高齢であり、いつまでこの店をやっていけるのか心配になる。私のよく訪れる名曲喫茶はみな店主が高齢化している、しかし、店が無くなってもらっては本当に困る、ご子息などもそれなりの年になっているだろうから定年後に引き継いでもらえないだろうか。あるいはほかの誰かがやってくれないだろうか。

そんなことを考えて店を後にした、ご馳走様でした。いつまでもお元気で。

 



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