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気ままに生活してるシニアの残日録

「是れはうまい!豊しま」で厚肉そばを食べる

2023年12月28日 | グルメ

テレビ番組に「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」という番組がある。これはタレントのドランク塚地が立ち食いそばやを訪ねて、店主の話を聞き、看板メニューのそばを食べて感想を述べる番組である。面白いので毎週見ている。

このような食べ物屋を訪ねて歩く番組は古くからあり、太田和彦の居酒屋関係や𠮷田類の「酒場放浪記」、松重豊の「孤独のグルメ」、「街中華で飲ろうぜ」など、私も以前はよく見ていたが、最近は飽きてきてどの番組も殆ど見ていない。

しかし、今回取り上げた「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」は従来にない分野である立ち食いそばを取り上げている点でユニークであり、最近面白く見ている。私も一時期立ち食いそばに凝ったことがある。その面の雑誌や本なども結構出ているので、そんな本を読んで都内各地の立ち食いそばやを食べ歩いたこともある。

しかし、あるときから遠ざかった。なぜなら、立ち食いそばやのそばはつゆが濃くて塩分が多めだと思われ、また、立ち食いそばに欠かせない天ぷらを作るのにあまり良い油を使っていると思えないためである。

そういう状況ではあるが、立ち食いそばというのは日本の食文化と言えるほど庶民の食生活に浸透しているものであり、そのなり手も段々少なくなってきて、店を閉鎖するケースも増えていることを知ると、この立ち食い食文化を維持・保存するためにも通わなくてはいけないと思うようになった。また、このテレビ番組を見ると店では相当な努力をして立ち食いそばを作っていることがわかるので、自分勝手な偏見で店を見てはいけないと思い始めた。

私の敬愛する食ブロガー「断腸亭料理日記」(https://dancyotei.hatenablog.com/)の作者断腸亭氏も、個人経営の立ち食いそば店を「路麺」と呼び、しばし下町の路麺店を訪ねている。私も可能な範囲で路麺店で食事をとるように心がけようと思うに至ったのである。

さて、「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」であるが、先週の番組で、飯田橋の駅近くの「是れはうまい!豊しま」を取り上げていた。ここの売り物は肉そばであるが、2代目がそれを進化させ、「厚肉そば」を作った。分厚い豚肉をそばのつゆでじっくり煮込んで柔らかくし、それをそばの上にドーンと乗せ、刻みネギと揚げ玉を乗せ、つゆをかけて出来上がり、ドランク塚地がそれを実にうまそうに食べていたので、思わず行きたくなった。

都心に用事があるとき、少し早めに出て、豊しまに11時過ぎに到着した、中はまだ余裕があり、直ぐに「厚肉そば」を注文した、680円だったか。出てきたものを見ると、テレビで見たのと同じだ。立ちながら肉を食べ、そばをすする。おいしい。肉がすごすぎる。肉の脂が多いのが気になるがたまには良いでしょう。一気にかき込み、完食した。本当においしかった。

ご馳走様でした。



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