美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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ピカソの凄さを

2018年05月04日 19時07分04秒 | 日記
ピカソの凄さを改めて感じている。

作品性よりも芸術活動の視点を変えたところに興味をそそられる。
戦争の悲しみ、憎しみ、悔しさ、苦しさ…が表現された
『ゲルニカ』
ドイツ兵から「この絵を描いたのはお前か。」
と聞かれた近代美術の巨匠ピカソは
「この絵を描いたのは、あなたたちだ。」と答えた。

何をしたかではなく何のためにやっているのかが心に響く。

日曜画家だったアンリ・ルソー 世界的に知られる名画はすべて50過ぎに描いた作品。
生前、モンマルトの画家たちは「へたくそ」と馬鹿にしていた中 彼の才能を認めていたのがピカソ

思い込みを外す

2018年05月04日 10時10分52秒 | 日記
川の流れを止めると水が淀む、腐る。

情報を止めると思考が止まる。
その状態が、思い込み。
情報の思い込みで判断すると不安で辛くなる。
思い込みを取り除くと思考が機能する。
思考量を増やし、情報を常に選択し、その流れを止めない方がいい。
大抵の思い込みは、自分で気づかないから厄介。

普段、目にしている物事を絵に描くつもりで観てみるといろんなことに気づきだす。
絵は、思い込みや見たつもり、知っているつもりでは描けない。
物事は「見る」のではなく「観る」ことが重要で、
書物と様に「読みとく」「理解」する感覚が大切。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、凡庸な人間は
「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、じることもなく触れ、味わうことなく食べ、
体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」と嘆いて、
あらゆる楽しみの根底には「感覚的知性」を磨くといった真面目な目的があると提唱していた。
本を読んだり、庭いじりをしたり、絵画を学ぶことやイラストやマンガを描くことも音楽、
スポーツ、料理、旅行…そういった時間を過ごしたくなることが、
感性を磨く「楽しさ」のひとつ。