美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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movin'on「一歩を踏みだす」

2017年07月02日 23時13分26秒 | 日記
DNAの設計図は誕生の時にはまだ確定していない。育っていく環境、生き方によって、体の設計図は上書きされていく。その人の強い想いで細胞は変わり、人生も変わっていく。
「良質な遺伝子を残す」といった考え方には誤りがある。「良質な遺伝子を育てる」といった考え方が優しい未来を開拓できる。
movin'on「一歩を踏みだす」といった心身の動揺を伴うような強い信念を人にどれくらい与えられるか。芸術でそのemotionを視覚化していく。

「emotionの視覚化」Visualization of emotion
アートヒストリーは、視覚化された“人の思考”のヒストリー。芸術といった学術的な縛りがない古代から、美の定義や人が思考する目的は心身の動揺を伴うような強い感動を人類にどれくらい与えられるかにあった。意思、意図、意識、意味を見いだせる芸術は引き継ぐものがいる限り消えない。生き続けている意が、様々なものたちを救ってきた。自分も救われている一人。創造性は芸術世界だけではなく、繰り返される実生活の中でこそ効用を発揮する。芸術家は日常に隠れている奇跡を全力で発信する。日々、暮らしていけることが、どれだけ幸せなことかを気づくために芸術がある。その創作に出会った人達に引き継がれる意が生きものにとって優しい未来を創造していく。最も人の心を満たしてくれるemotionは、理解できること・気づいていくこと。