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ぶぶのいる生活

なんか、変
どこか、変
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いつも、変
変人上等 唯我独尊 人生万事塞翁が馬

『ドライビング Miss デイジー』 (映画レビュー)

2012年08月10日 12時03分37秒 | レビュー φ(.. )
(*少しあらすじに触れてます)


【ドライビング Miss デイジー】

1989年 アメリカ

監督:ブルース・ベレスフォード
出演:ジェシカ・タンディ
   モーガン・フリーマン
   ダン・エイクロイド




一言で言えば、
くそババアのお話。(笑)

この主人公。
頑固で、ちっとも人の話を聞かなくて、憎らしくて、
とにかくカワイクない。

こんな婆さんに出会ったら、
誰だって、 
「くそババアーーーー!」 凸(゜Д゜#)と、キレるに決まってる。


でも・・・・。
その頑なさが、切ない。
あまりにも頑な過ぎて、逆に切ない。
切な過ぎて、
時々笑っちゃう。





老いは、誰にでも訪れるもの。
誰にでも、
どうにもならなくなる時が、必ず来る。

体は衰え、
記憶力は低下し、
耳は遠くなって、視界はボヤけ、手にも足にも力は入らない。

そして、
自分の命が長引けば長引くほど、
見送る側に回らなければならない。
取り残される、言いようの無い孤独感との戦い。

だから、彼女は自分の殻にこもる。
“喜び”を放棄することで、
これらの悲しみから、自分を守ろうとする。





・・・・・でも、

そんな人生の最後の最後に、
“生涯の親友”に出会えたなら。

それなら、
老いも怖くはないね。


“人生、
 終わりよければ、すべて良し”


友の存在は、
頑なな彼女に、笑顔をもらたすだろう。







ラストのシーン。
きっと、
くそババアMissデイジーの、顔に刻み込まれた“皺”の深さが美しく見えるはず。

彼女を演じたジェシカ・タンディさん、
お見事です。

当時80歳という、
アカデミー賞最高年齢での主演女優賞を獲得は、さもありなん。
この演技で受賞しないでどうする。
獲るべく人が獲りました。


脇を固める俳優陣も、皆、お見事。


ブラボー。




2012年 6月頃
★★★★★

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『阪急電車』 (映画レビュー)

2012年07月26日 10時00分00秒 | レビュー φ(.. )
【阪急電車】

2011年
監督:三宅喜重
原作:有川浩

出演:中谷美紀
戸田恵梨香
宮本信子
南果歩
谷村美月


今はナニワに住まい、こよなくこの街を愛しているぶぶだが、
実はこの私、
当初は大阪じゃなく、宝塚(兵庫県ですよ~)に住む予定だった。 (゜Д゜)」
だから、
「もしかしたら、この阪急今津線を使ってたのかなぁ~」とか思うと、
余計に親愛の情が湧く。
・・・・という個人的な事情もあり、わりかし贔屓にしてしまう映画。



舞台は、
宝塚駅から西宮北口駅を結ぶ「阪急今津線」の車内。
わずか15分弱の時間の中で、
乗り合わせた乗客のエピソードを、絡めて絡めて出来上がっている。
それぞれが有りそうで無さそうな、無さそうで有りそうな、
エピソードなんだな。



“逆瀬川駅”のエピソードに登場する老婆は、
原作では、勝手に草笛光子さんをイメージしていたが、
映画の宮本信子さんもわりかしいい感じ。
(あの独特の演技、嫌いな人は嫌いかもしれないけど)
やんわり、でもバッサリ!の人柄は、まさに宮本さんご本人そのもののような。(笑)

気の弱い主婦役の南果歩も好き。

でも一番好きなのは、“ゴンちゃん”役の谷村美月かな。
この子可愛い!!
こういう“平凡な”女の子役がピッタリとはまるのは、
デビュー当時の薬師丸ひろ子とか原田知世みたいな清潔感があるから。
少なくとも私の好感度は高し。


原作ものの映画化は、
コケる可能性が大なので、ある程度覚悟して臨んだが、
これはこれでイケる。
完成度の高い映画とはけして言えないが、
キライじゃない。
まぁ、言葉は悪いけど、毒にも薬にもならず・・・・ってとこかな。
あれ?
誉めたいんだけど、なんか違う?(^^;

好きな原作、好きな作者、好きな関西が舞台という同じ条件下では、
【プリンセストヨトミ】という作品もあるけれど、
映像化の成否は、こちら『阪急電車』に軍配を上げたいと思う。

(*【プリンセストヨトミ】については、またいずれの機会に・・・) (^^ゞ



原作もそうだったけど、
この映画を観たら、きっと、阪急電車に乗りたくなることでしょう。
皆様、ぜひとも関西へおいでませ♪


2012年7月19日
★★★☆☆





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『ゴールデンスランバー』(映画レビュー)

2012年07月10日 10時11分52秒 | レビュー φ(.. )
*オチに触れてます。ご注意!
*かなり文句タレてます。好きな方・・・ごめんね。(´・_・`)




【ゴールデンスランバー】

2010年

原作:伊坂幸太郎
監督:中村義洋
音楽:斉藤和義

出演:堺雅人 
   竹内結子
   吉岡秀隆
   濱田岳



映画を観るまでずっと、
ゴールデンスランバー』だと思ってた。
おっと、そうかい。
『ゴールデン・スランバー (byビートルズ)』 だったのかい。
こりゃ、失敬。




わたくし、
 ( 'ノェ')コソッリ
実は、堺雅人氏が苦手です。
あの“笑ってないのに笑って見える”感じ、“笑ってるのに目は全然笑ってない”感じが、
どーーーーーーーーしても、ダメッ! 

・・・・・・・・なモンだから。
やはし、この映画もイラッとしながら観るに至る。

青柳君(主人公=堺雅人)ったら、
ドえらいに巻き込まれてるハズなのに、困ってるんだか困ってないんだか?

     「ニヤニヤするなーーーーーーーっ!」凸(゜Д゜#)

嗚呼、肌に合わない・・・・・・。
面白いか、これ?



それから、わたくし、
 ( 'ノェ')コソッリ
実は、伊坂幸太郎が苦手です。
あの『どやっ!』ってゆー、複線の張り方がキライ。
神経に障る。
ムカッ腹たつ。
面白いか、これ?

・・・・・・・・なモンだから。
やはし、イライラしながら観るに至る。
(なら、観るなよ☆)




今回は音楽担当がせっちゃんだったし、
『もしかしたらコレは面白いかも?』
『本屋大賞受賞だし?』
『ひょっとしたら、万が一ということも?』
と、かすかな期待を抱いてしまったのだけど、


でもなーーっ!
やっぱ、なーーーーっ!

結果は、
ブー、ブー、ブーイング。 (`ε´)


原作・演者・音楽、各自の意気込みが強すぎて、
しかも、
その方向性がそれぞれバラッバラッで、
とにかくバランス悪いよ~。 

劇団ひとり、あまりにヘタだよ~。 

小道具さん(大道具さん?)、もうちょっと頑張って下さい。
大きな鍵を握るあの廃車、
“汚れ”が、いかにも塗りましたって感じでショボすぎる。 

永島敏行が爆発でふっ飛んでっちゃうシーン、
あれは・・・・・笑っていいんだよね?
え゛っ、違うのっ? 

・・・・・・で、
結局、なんで青柳君が選ばれたの?
意味不明のまんま、終わらせるなよ。 




ヒジョーに居心地の悪い作品。

何度も言うが、
「面白いか、これ?」  ┐( -"-)┌


 

2012年(鑑賞日失念)
★★☆☆☆



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『メイン・ブラック3』 (映画レビュー)

2012年07月02日 18時11分15秒 | レビュー φ(.. )
【メン・イン・ブラック3】

2012年 アメリカ
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:ウィル・スミス
    トミー・リー・ジョーンズ
    ジョシュ・ブローリン


シリーズ初の3D作品。
「そりゃ、3Dで観た~い!」という家人の希望もあり、
久しぶりの劇場鑑賞。



・・・・・・しかし、
相変わらず、私には合わん3D用メガネだ。 (-公-;
ツルが長すぎる。
椅子に深く背もたれると、ツルが当たってメガネが前に飛び出る。
お前(メガネ)が3Dでどうするよ?

ツルを頭に持ってきたり、逆に首の方に下げたりと、
色々な位置で試したけれど、
やはり普通のかけ方をしないと、綺麗な3D効果は得られないことが判明。

イライライライラ・・・・・。

頭にきて、
途中で折ってやったわ。
ふんっ!! 凸(゜Д゜#)


  (左)ぶぶ仕様に折ったヤツ           (右)普通サイズの3Dメガネ
          






・・・・・・ま、それはさておき。
『メン・イン・ブラック3』の話である。 (゜Д゜)」


シリーズ1.2を踏まえてから観た方が、理想だとは思うけど、
これ単独でも、
それなりに楽しめそうな気はする。

ナニを隠そう、
わしは2のストーリーをすっかり忘れていた。 
観たハズなのに、悲しいほどナニも覚えていない。(。_。)
が、なんの支障もなかった。
だから、
「1.2はまだ観てないの~」という御仁も、
どうか安心して観賞あれ。(´-ω-`) ))
(とか言いつつ、もう劇場ではやってないやん。いつも情報が遅くてスミマセン)





・・・・・と、まぁ、
それくらいの話ではある。(笑)


タイムスリープした過去に舞台を移して・・・・・
というのが、今回のストーリー。


気負わずに観られる、
こーゆージャンルがあるのも、これまた映画の醍醐味。
ハリウッド映画らしい映画。
つまりは娯楽。




・・・・・にしても、だ。

まさか、
最後に自分が泣くとは思いもせず☆

『メン・イン・ブラック』で泣くか、普通? (;¬_¬)
ツルを折ったことでちゃんと鼻頭に乗っかった3Dメガネが、
涙で濡れそぼち、
せっかくの3Dがボヤけてしまった。
(*ちなみに、今回も3Dで観る必要性はまったく感じず。
  もう映画に3D効果は要らないんぢゃないの?と思う今日この頃)

閑話休題。

最後です!
最後の方に、ソレは突然訪れる!
油断してた。
意表をつかれた。
脚本家、やるじゃん。 


しかし、
何度も言うが、アレで泣くのはわしくらいかも?
周りの人、誰も泣いてなかったような・・・・・?
映画終了後、
家人が変人を見る目つきでこっちを見ていて、
ちょっとだけ辛かった。(- -)


あと、
隣の席の外人さんが、
我々と全然違うタイミングで大笑いしていて、
日本語字幕を読むしか出来ない者と、英語ネイティブとの距離を、
ヒシヒシと感じてしまったことが、
今回の収穫デス。




2012年6月3日
★★★☆☆




   *映画館でこんなコトやってみた 

       
                      姑息にボヤかしてみたが、技が雑(笑)

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『ショコラ』 (映画レビュー)

2012年06月22日 22時43分45秒 | レビュー φ(.. )
【ショコラ】

2000年 アメリカ・イギリス

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリエット・ビノシュ
   ヴィクトワール・ティヴィソル
   ジョニー・デップ



大人の為の童話? 寓話?

フランス映画ちっくだけど、意外なことにアメリカ映画。
この映画を観た後は、必ずショコラが食べたくなるハズ!!


主人公(ヴィアンヌ)を演ったジュリエット・ビノシュの顔の造作を、
ジュリア・ロバーツを小柄にしたような感じ・・・・・・と思ったのは
私だけでしょうか?(^^;
色気あるいい役者さんですね。
ヨーロピアンな香りを出せる女優さん。(←実際フランス人)

娘役(アヌーク)のヴィクトワール・ティヴィソルは、
事前に情報もなにも無く観たのですが、
一目で『ポネットの子だ!!』と分かりました。
若干4歳にして、
映画『ポネット』でヴェネツィア国際映画祭の女優賞を受賞した彼女。
面影が4歳の時のままでした。(^o^)


個人的にジョニデは好きなんだけれど、
この作品に関して、彼は余計だったかな・・・。
もっとも、彼(ルー)が現れないとこの話は収拾が付かなくなるのですが、
ジョニデの登場で、
それまでのせっかくの幻想的な雰囲気が、
一気に取り払われてしまった感じ。
いつもは『非現実』な世界を作り上げていっている彼なのに、
少し皮肉ですね。
*ちなみにこの作品では、
ハサミも付いてない、海賊でもない、
普通の“人間役”の珍しいジョニデが観られます。(笑)




ま、なんにせよ、珠玉の一作品。
昨年私が観た映画の中で、これがNO1!
         ↑
      (*2008年当時)


2008年05月30日
★★★★★

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