山形厚史のブログ

セイカツは夢とシゴト

巨人

2018年06月23日 22時49分45秒 | 日記
巨人。

読売ジャイアンツのことではない。

家の小さな庭を見下ろす私。

小市民的巨人。

名前はガリバー山形とでもしておこう。

ガリバーの足下で蟻が群れている。

蟻にガリバーを恐がる様子は全くない。

ガリバーは虫の死骸をひろってきて、蟻の群れの中に落とす。

群れがざわつく。

ガリバーはそれを見て満足する。

蟻を踏まないように、またいで庭に上がる。


ガリバーは道具(ガリバーは自分の道具の名前を知らない)で庭を耕す。  

砂利がでてくる。

コンクリートブロックが埋まっている。

地中からゴミが出てくる。

「家賃から値引きせなあかんよ」と愚痴る。


ブロックをひっくり返すのが恐い。

蟻やらダンゴムシやらがごった返すの見てビビり、のたうち回るミミズを見てビビった思い出がよみがえる。

視線をそらしてコンクリートブロックを持ち上げ、「うおりゃー!」と投げ飛ばす。

穴が開いた地面に、急いで土をかける。


土の中の奴らにとっては迷惑なことだ。  

一瞬にして巣が壊されてしまった。

ガリバーを「悪魔の巨人」と言ってみたくなるのは私だけだ。
  



ガリバーはそのあと、ニトリ家具にでかけた。

うたた寝するための敷物を探した。

絨毯にするか、それとも畳にするか。


いずれにしても、給料日が待ち遠しい。



今日も来ていただいて、ありがとうございます。