今年もよろしくお願いします。
昨年 一年を振り返ってみるも
それは新年には無意味と思いますが
12月の暮れに面白いことがありました
時々利用する夜のスナックに寄ったときの
お話です
だいぶ寒い夜でしたので
私はいつもの帽子をかぶってその店に入りました
入った直後の私を見て
その店の女将は言うではありませんか
「すみません、イチゲンのお客さんは
お断りしているんです」
なんていうんですよ
「え~っ」と声にしたような気分で驚きました。
当然まさか、の思いでした。
とっさに私は帽子を脱ぎ、「私だよーーー!」
と言って女将の目を覗く想いでした。
やっとわかってくれたのか
「なんで帽子なんかかぶるの?
帽子をかぶるからわからなかったのよー」
女将はバツ悪く吐き出すように
言うのでした
「考えてみればこの店で被ったこと
なかったみたい」
「ちょっと待ってよ女将。私をハゲ頭としか
観ていなかったのかね。顔なんか
全然覚えてくれてなかったんだね
それはないよね」
苦笑いするしかなかったのです。
そこは、客の心を掴むにはプロの女将
「帽子かぶっているほうが若い」の
フォローで少しはにっこりとなりましたが
よく考えてみると、うまいこと遊ばれたなと
気付きました。
普段自分については何気なくハゲとしか
思っていませんでしたが、
この時ばかりは「ハゲというものは老け顔に
観られるんだな。」って
結構年甲斐もなく寂しい思いでした。
今年はあなた様にとって最良の年でありますよう
厳冬ですがおからだ大切に
敬具