四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

佐渡山豊 『変わりゆく時代の中で』

2018-05-23 11:05:27 | 音楽
久しぶりに佐渡山豊さんのCDを聴いている。
沖縄のフォークシンガー。
熱いメッセージが僕の胸に突き刺さる。

♪いつになれば友よ ぼくらは
 この味気ない時代にサヨナラが言える
 沈みゆく あの夕陽を
 止めてみたいのさ 力があれば

 ふるさとの街の上を
 いたずらな風が吹き荒れてる
 いつになれば友よ ぼくらは
 祖国をふるさとと呼べるだろうか
 
 全ての古いものが新しいものの中で
 もしも流れを変えるなら
 変わりゆくこの時代の中で
 ボクは今 みんなと生きていたい

 人は誰も人でいたくて
 友を求めてさまようもの
 いつになれば友よ ぼくらは
 ぼくらを互いに友と呼べる

 信じ合うべきぼくらの力で
 もしも流れが変わるなら
 変わりゆくこの時代の中で
 ボクは今 みんなと生き続けたい

70年代前半のころの歌である。
40数年経っても色褪せていない詩。
今の時代にも合う詩であると思う。

昨年だったかな、NEKBSで放送されたフォークの番組の出演されていた。
そこで彼の代表曲『ドゥーチュイムニー』を熱唱されていた。
観ていて身震いした。
あの熱い魂のこもった歌を。

沖縄の問題など新聞に載ると彼の歌が頭の中に過ぎる。
それだけインパクトのある歌手なんだろう。

殺伐とした今の時代。
だからこそ彼の詩(メッセージ)が胸に突き刺さるのだろう。
『変わりゆく時代の中で』好きな歌の1曲である。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メッセージ力 (mac0924)
2018-05-24 17:51:02
こんにちは。
幅広くフォークソングをお聴きなんですね。

佐渡山氏の歌で衝撃的だったのは、
♪「人類館事件の歌」でした。

今でも何かしらの差別は絶えないですね。
胸が痛みます。


mac0924さんへ (四代目桶屋金之助)
2018-05-24 23:09:56
コメントありがとうございます。
「人類館事件の歌」をユーチューブで早速聴いてみました。
実話をもとにしているんですね。
この人類館のことも、この歌のことも初めて知りました。
衝撃的でした。
こんな歌を紹介してくれてうれしいです。
mac0924さんもかなり詳しいですね。

佐渡山豊さんの持っているアルバム(CD)は「歌の市・沖縄フォーク村」と1stアルバム「世間知らずの佐渡山豊」そして「BESTエレック・イヤーズ」の3枚。
古い歌も新しい歌もいつまでも沖縄のメッセージを歌い続けてほしいなと思っています。
あの頃は・・・ (三代目店主)
2018-05-25 13:44:15
ちょっと遅れましたが・・・・
あの頃の詩(うた)は、青かった自分を重ね「夢は見るもんじゃなく、叶えるもんだ!」とも教えてくれた。
歳を背負う度に夢がひとつひとつ消えて行くのが寂しく
哀しい・・・けれどあの頃の詩を聴くとあの頃の自分に
出逢え今の自分に問いかけてくる。
「さてと!ひと休みは終わりだよ」って。
重い腰を上げて歩かなきゃ・・・
休むのはまだまだ先だよ・・・って。
 
今も車のCDは懐かしいフォークソングで埋もれてます。
「世間知らずの佐渡山豊」・・・沖縄を身近に考えさせてくれた最初のシンガーでしたね。
今晩もう一度聞きなおしてみます。
麦焼酎を吞みながら。
大馬鹿者 (けい)
2018-05-25 19:01:35
わたしは大馬鹿者です。
学生の頃、寮の友人が彼のライブが渋谷のジャンジャンで開催されるというので、なんという気もなしについていったのです。夜行でいって夜行で戻るという強行軍でしたが、彼女は沖縄に興味を持っていて、彼のライブにもいたく感激していました。わたしはというと、夜行でいって夜行で帰るというそれだけに興味を・・・
ライブはそれなりに楽しんだのですが、彼を聞きたいといった彼女の思いを理解できるような自分ではなかったのだと思っています。その後、彼女は大学を休学し、沖縄で暮らしていました。
わたしにとって、佐渡山豊さんという方は彼女と結びつく人です。そして彼を理解するまでにいかなかった自分を大馬鹿者だといいたくなります。

三代目店主さんへ (四代目桶屋金之助)
2018-05-26 11:08:02
音楽評論家の富澤一誠さんが書かれた本に「フォークソングの歌から学ぶもの」というのがありました。(正式タイトルは忘れてしまいました)。
あの頃の詩は僕たちにいろんなことを教えてもらいました。
それが今の自分に繋がっているのかと思うのです。
だから今でも色褪せなく歌い継がれ聴き継がれているのかと思うのです。
たんなるノスタルジアではないんだと・・・。
三代目店主さんの言われるように、休むのはまだまだ先、重い腰をあげフォークソングを聴きながら歩いていきたいと思いました。
前向きになるコメントありがとうございました。
けいさんへ (四代目桶屋金之助)
2018-05-26 11:32:54
いきなり「大馬鹿者です」と書かれていてびっくりしました。
そんなことは無いと思います。
若いころは佐渡山豊さんの歌といえば「ドゥーチュイムニー」と「変わりゆく時代の中で」ぐらいしか知らなかったのです。
彼の歌に興味を持ったきっかけはやはり沖縄と米軍との関係、基地問題などからです。(鳩山政権のころかな・・・)
新聞などを読んでいると自然と頭の中に彼の「ドゥーチュイムニー」が浮かんでくるのです。
またこの頃だったかと思いますが、中日新聞の社説にも彼のことが書かれていたのです。
この辺りから佐渡山豊さんの歌をじっくりと聴くようになったのです。
沖縄、行ったこともなければ住んだこともない。
だから本当の負の部分は僕も理解できていないかもしれない。
だけど彼の沖縄の負のメッセージは強く胸に突き刺さるのです。
今の沖縄と米軍との関係がある限り、佐渡山豊さんには歌ってほしいと思っているのです。
そして多くの人たちに聴いてほしいと切に願っているのです。

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