まだ両方の記事を組み合わせていいものかどうかよくわかってしない
し、全然組み合わさんないよ、というツッコミもあると思うのでメモ程
度に。
MYCOM PC WEB
韓国携帯インターネットの風景が変わる - 不公正なシステムに改正命令
CNET Japan
日本のケータイに訪れたフラットワールド化の波
まず、韓国の携帯電話インターネットの問題に関して。上記記事によると
韓国で携帯インターネットのコンテンツは、キャリアのポータルを通じてコ
ンテンツにリーチできる仕組みになっているそうだ。
つまり、日本でいうところの勝手サイトがないので、望ましくないコンテ
ンツの配布を防ぐことができるし、事業者のコンテンツリーチに関するコン
トロールが強いという結果になると思う。で、問題は事業者のコントロール
が強いっていう事らしく、他にもポータルサイトがあるのに、そのポータル
を選択できない(もしくはワンクッションおいてから出ないとたどり着けな
い)ことが、競合他社の機会を奪っているっていうことが問題視されて、韓国
の通信委員会から利用者が好みのポータルを選べるようにせい!と各事業者
に命令が下ったとのこと。
それともう一つ、CNET Japanの記事では、先日NTTDoCoMoやauで導入
が決定されたプッシュ・トゥ・トークに関して。僕もWILLCOMのZERO3
がSkypeが対応するのは、携帯電話事業者にとってパンドラの箱をあけたの
と同じだ、という感想を持ってエントリを書いたけれど、もう一つ、こっち
もDoCoMoに関しては定額になるし、携帯電話の「通話」のフラットレート
の導入に関して足がかりを作った(作ってしまった)と思うので、こちらも大
きなニュースではある。
で、この二つのニュースがどう繋がっていくのか。まだ上手くは言えない
んだけれど、携帯電話を通じたインターネットもいよいよPCを通じたインタ
ーネットに近づいてきているという(非常に当たり前でアホか!というツッコ
ミが飛んでくると思うけれど)漠然とした思いがあるだけなんだけれど、これ
って結構事業者にとっては大きな問題ではないかと思うのだ。ううん、なん
と行ったらいいのか。例えば、DoCoMoはコンテンツの決済代行を行なって
いて、その手数料は収入の一部だと思うんだけれど、韓国の様にポータルを
開放した途端、そのポータルがコンテンツの決済代行を行いまっせ、という
ふうになる可能性もあるわけで、そうなると事業者は収入の源泉を一部失う
ことになると思う(それを阻止するのは可能かもしれないけれど・・・)
ええと、つまり、携帯電話の利用を通じてのインターネットの親和性とい
うか自由度と高めるというのは、利用者のニーズから考えると競争上、どの
事業者も実施して行かなくてはならないし、でも同時に他社や日本において
はこれから参入してくるであろう新規参入者との価格競争でフラットレート
の導入というパンドラの箱も徐々に開けていかなくてはならないでしょう。
MNPも始まるので、利用者は以前よりも気兼ねなく、自分たちの好きなサー
ビスがあるところに簡単にスイッチできるようにもなる。つまり、携帯電話
事業者っていうのは最終的には、通話のインフラを持ったインターネットプ
ロバイダ(というか、Mobileに特化したインターネットプロバイダ)として、
純粋なインフラの会社になっていくような気がする。さて、そうなったとき
に事業者は利益を出し続けることができるのか?
無論、消費者側には競争が激化して、よりよいサービスが受けられるのは
全く問題ないことであり、むしろ望ましいことなんだけれども、消費者側か
らの観点だけでは偏ってしまうので、事業者側からの考察も必要だと思うし
なんとうか携帯電話もいよいよ転換期に入ってきたのかな、という風に思っ
たので。
まとまらん!すみません。オチなく終了。