ふとっちょ父ちゃんの書斎

          覚えるんじゃなく、考えるんだ!答えはひとつじゃない

3日目 水とガソリン

2016-04-16 23:15:58 | 熊本地震
明るくなってきました。

朝の空はきれいです。
ほっとします。


配給のおにぎりとジュースをもらって、一旦自宅に戻ります。

一緒に逃げてきた女性の方も、一緒に帰りました。


帰り道、愕然としました。
熊本城の石垣が崩れています。

街の中もあちこちが、ブロック塀が倒れたり、建物が崩れたり。


本来、今日は仕事でしたが、休みをいただきました。


家の中は大変なことになっていました。

幸い、大きな家具は倒れてはいませんでしたが、かなりずれています。
本棚やタンスは倒れ、散乱しています。
嫁さんのミシンも飛ばされていました。

長男と手分けして後片付けをします。

冷蔵庫もドアが開き、中身が飛び散らかっていました。
停電はすぐに戻っていたそうですが、一晩ドアが開いていたため、中身は処分することに。





さらに困ったことに、水がでません。
掃除しようにもできない状態です。
トイレにもいけない。
うんこしたい。

家具の位置など片付けられる部分を片付けると、また余震で動きます。
お手上げです。


家の片付けはあきらめて、まずは、水、そして食料の確保を。
車のガソリンは半分ほどしかありませんので、自転車で行動します。

長男と近くのコンビニをまわりましたが、なにもありません。
こんな状態ははじめてみました。

まだ商品が残っているコンビニではレジに長蛇の列です。
棚に残っていたメンマと紅しょうが、それとお菓子を買うことができました。


嫁さんと連絡を取り合い、お互いに情報交換します。


今日は、次男の通いはじめた高専で、「入学を祝う会」が催されています。
次男もかなり心配していたようです。

入学を祝う会も無事終わり、嫁さんとメルちゃんは、明日、和歌山から帰ってくる予定なので、いろいろ物資を買ってきてくれることに。
それまでは、昨日、長男のために買っておいたカップめんや冷凍食品で食いつなぎましょう。


ガソリンも給油に行きましたが、スタンドまでこれまた長蛇の列です。
1km以上並んでいるようです。

スタンドの人が「一人1000円まで、それでも足りないかもしれません」と書かれた紙を掲げていました。

給油を断念、ガソリンを温存するために帰りました。


疲れた長男を寝せて、父ちゃんもウトウト。
時折、強い揺れがあり、はっとします。


明るいうちはまだいいですが、暗くなってくると不安になってきます。

今日は車の中で寝ることにしました。


お風呂にたまっていた水でトイレを流していましたが、だんだん心許なくなってきました。
しかたない、しっこは用水路にしよう。


夜、雨が降ってきたので、トイレ用に、庭にバケツやゴミ箱を並べて、雨水を確保します。
風も強くなってきました。

貴重品の入ったバック、お茶や水、食料を抱えて車に移動。
サバイバルになってきました。

しかし、長男、なんてことない顔しています。
たくましくなったなあ。


両親と姉一家は避難所に避難したとのこと。

嫁さんや嫁さんのお兄さん、両親や姉ちゃんとLINEでやりとり。
励まされ、励ましあって。
LINE、すごく役に立ちました。


今日も眠れそうもありません。

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