ふとっちょ父ちゃんの書斎

          覚えるんじゃなく、考えるんだ!答えはひとつじゃない

21日目 ボランティアに参加

2016-05-04 17:21:31 | 熊本地震
次男と、その友達と一緒に災害ボランティアに参加しました。
嘉島町というところで、益城ほどの被害はありませんが、それでもたくさんの家が傾き、崩れ、大変な状態でした。

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災害ボランティアの流れ。

まず保険に入ります。これは必須。
その後オリエンテーションがあって、テントで待機。
ひとりで来ている人や、数人で参加する人、様々です。

被災した地区に入るので、現場だけでなく、そこまでの行程でも、けして興味本位で写真を撮ったり、無遠慮な質問はしてはいけないこと。
被災されたかたへの配慮を忘れないように言われました。
また、「立ち入り禁止」の赤紙が貼られた家屋にはけして入らないこと。
家の方にお願いされても、そこは断るように言われました。
二次災害を防ぐためです。


ボランティアは一斉に1ヵ所に行くわけではありませんでした。
前もってボランティアをお願いされたところの、希望の日時や内容によって、その日のスケジュールが作られているようです。

隣のテントには、作業内容について書かれた紙がたくさん貼ってあって、運営のかたがチョイスして待機テントに来られます。
そこで作業内容の説明があって、やるかどうかの意思確認があり人数調整してグループが作られます。
マッチングという作業です。

グループができたら次のテントに移動して、詳しい場所や作業内容の確認、参加者の名簿作成とリーダーや役割決めを行います。
それから裏にまわって、土嚢やスコップ、一輪車など必要な道具を受け取って、車に分乗して現地へ向かいました。

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進むに連れてブルーシートがかかった家が増えます。
あきらかに潰れてしまった家などがみえてきます。


父ちゃんたちが入ったところは「立ち入り禁止」の赤紙が貼られた家だったため、周囲に飛び散った瓦などの撤去、清掃作業でした。

一人暮らしのご高齢の方です。
取材が入っていて、インタビューの声が聞こえてきます。

「昼間はここにきて作業をしている。夜は避難所で車の中で寝ている」
「日々、家が傾いてきている。すぐそこに写真などがあるけど、入れない」

胸が痛くなります。
次男も、その友達も、真剣な顔で作業に没頭していたようです。


今日はスケジュールが少なかったようで、こちらのお宅のボランティアが終わって本部に戻ったところで、今日の予定はすべて終わったと聞きました。
嫁さんが作ってくれていたお弁当のおにぎりを食べて帰りました。



夜は、「北九州子どもの村」出身で、別の災害ボランティアに参加する友達も合流して、ちょっとした同窓会になっていました。
ゲームしながら、学校のことなどで話が盛り上がります。


今日は我が家にみんな泊まります。
せっかく来てくれたのに、ぎゅうぎゅうでごめんね


しかし、君たちはすごいな。
その行動力は財産だよ。

いろいろ考えることはできても、それを行動に移すことが、なかなかできないんだ。
父ちゃんも、地震の夜、そうだった。

迷わず行動するということは、危うさもあるけど、いざというときの大事な「力」だと思う。
そんな「力」を無くさない、素敵な大人になってほしいな。



子どもたちの成長を感じられた日になりました。
さあ、明日もがんばろう。

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