田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

春~夏の花:西洋鹿の子草

2023年05月26日 | 花さんぽ・花めぐり

'230518 つくば植物園

セイヨウカノコソウ(西洋鹿の子草)」(Valeriana officinalis) 

和名は、花と蕾の色や雰囲気が鹿の子絞りに似ていることに由来。

英名及びハーブ名:バレリアン(Valerian) ヨーロッパ原産

オミナエシ科カノコソウ属の多年草 草丈:70~150cm

花期:5~7月 白色又は淡桃色の小さな花が集まって茎頂に集散花序をつけます。

根と根茎を薬用として、ヨーロッパでは古くから鎮静剤や緩和剤として用いられてきた古い薬用植物

先日UPした「ベニカノコソウ(紅鹿子草」(Centranthus ruber)は園芸種で、薬効を持たないそうです。


春の花:イタチハギ

2023年05月25日 | 花さんぽ・花めぐり

'230518 つくば植物園

花色が地味なので目立たず見過ごしがちな「イタチハギ(鼬萩)」 (Amorpha fruitcosa)の花が見頃です。

別名:クロバナエンジュ 北米・メキシコ原産

マメ科イタチハギ属の落葉低木 樹高:1~5m

1912年に韓国を経由して渡来し、山林の砂防、護岸用に植えられたが、各地で野生化。

外来生物法で要注意外来生物に指定された。

花期:5~6月 

長さ6~20cmの黒紫色をした穂状花序を多数つける



葉は互生で、奇数羽状複葉、小葉は6~20対あり、長楕円形または卵形

 


世界最大級の「花」:燭台大蒟蒻①

2023年05月24日 | 花さんぽ・花めぐり

'230522 小さい個体の開花の様子

つくば植物園で世界最大級といわれる花(花序)、「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」が開花中です。

実は18日にも見に行きましたが、まだ開花しておらず、翌日の15時に開花したそうです。

左:別株の成長した葉 右:小さい個体、付属体がクリーム色。

'100724 この個体は高さ約1.5 mの中型の花序

小石川植物園で初めて開花株↑を見てから約13年ぶりのご対面です。

この時は猛暑で、開花後の3日間だけで2万人もの人が来園し、早朝にもかかわらず園外まで長蛇の列だったことを覚えています。

本種は、インドネシアのスマトラ島だけに生育する希少植物であり、悪臭(夜間)を放つので有名。

小さい個体の花(上:雄花群、下:雌花群) 見学できるように開けてあります。

'230522 大きい個体、こちらも間もなく開花しそうです。

同植物園では今回2つの株がほぼ同時期に開花するというのは前代未聞とのこです。

世界でも開花が稀で、咲いて2日目には閉じ始めるので花を見ることができればラッキーです。

個体差があるようで付属体の色が違います。

 

なお、つくば植物園のHPの「コンニャク日記(開花記録)」で詳しい情報をご覧いただけます。

大きい個体が開花したら、開花後3日間は相当な混雑が予想されるのでご注意を!


春の花:雪笹

2023年05月23日 | 花さんぽ・花めぐり

山地の落葉広葉樹林下に生育する「ユキザサ(雪笹)」(Maianthemum japonicum

名前の由来は、白花を雪に、葉を笹の葉に見立ててた。別名:アズキナ

クサスギカズラ(キジカクシ)科マイヅルソウ属の多年草

日本(北~九)、朝鮮・中国・ウスリー・アムールに分布

草丈:20~70㎝、春の若い芽は山菜として食べることができます。

葉は中央部が広がった卵状長楕円形。葉には艶と縦に走る明瞭な葉脈がある。

花期:4~7月 茎頂に円錐花序をつけ、白色の小さな六弁花をかたまって咲かせる。

液果は球形で、緑色から秋に光沢のある赤色に熟す。

 


春~秋の花:シダ・ファラクス

2023年05月22日 | 花さんぽ・花めぐり

'220522 小田原フラワーガーデントロピカルドーム温室

シダ・ファラクス」(Sida fallax) ハワイ諸島原産

ハワイ名:イリマ(ilima) ハワイ州オアフ島の島花。

ハワイでは古くから愛され、イリマで作ったレイは「ロイヤル・レイ」と呼ばれ、幸福の象徴とされている。

アオイ科キンゴジカ属の常緑低木

 

’090711 水戸市立植物公園

'210925 つくば植物園温室

環境によって樹高、葉の大きさや形、花の大きさや色が大きく異なる。

'230319 つくば植物園温室 花期:5~10月(ハワイでは周年)