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春~夏の花:大薊&野薊

2023年06月03日 | 花さんぽ・花めぐり

'230522 大きな葉に白いまだら模様があるのが特徴の「オオアザミ(大薊) 」(Silybum marianum

'230518 聖母マリアのお乳が、葉にこぼれ落ちて白い斑が入ったという伝説から、「マリアアザミ」とも呼ばれます。

ハーブの世界では、肝臓の薬として利用することから、「ミルクシスル」(Milk thistle)の別名があります。シスルはアザミの意味

古くは母乳を出す目的で使われていたことから「ミルクシスル」との説も。

'230518 キク科オオアザミ属の二年草 地中海沿岸原産、日本においては帰化植物として広く分布。

我が家の周辺では「アメリカオニアザミ」は、よく見かけますが、本種は見かけません。

'230522 草丈:1m~2mほど、花期:5~6月 淡紅紫色の頭花(10㎝ほど)を上向きに咲かせる。

葉は大きくて光沢があり、鋭いトゲがある。

(090516 なお、全草には食欲増進や消化促進作用があり、若い芽や葉は食用に。

種子に含まれるシリマリン(silymarin)には肝機能の改善、抗酸化作用などがあることから肝機能を守るサプリメントなどとされる。

'230527 オオアザミの白花種「シロバナオオアザミ」(Silybum marianum ’Adiaria’)

 

'230522 山野で春に開花しているアザミを見かけたら「ノアザミ(野薊)」(Cirsium japonicum)であることが多い。

日本の代表的なアザミで、ほとんどのアザミは秋咲きであるのに対して本種の花期は5月~8月。


キク科アザミ属の多年草。本州~九州、台湾の日当たりのよい場所に自生。

'070513 草丈:50㎝~100㎝。こちらも葉縁と総苞に鋭い棘があります。総苞片は反り返らず直立。

'230522 花径は4~5㎝で、赤紫色の頭花を上向きに咲かせます。稀に白花もあります。

'221209 全草が食用になり、若芽は香りが良いので味噌汁の具に、棘のついた葉も天ぷらにするそうです。

根や茎葉の乾燥品(または生)は健胃、利尿などの薬効があり、生薬になるそうです。



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