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春・秋の花:ストレリチア

2020年11月16日 | 花さんぽ・花めぐり

ストレリチア」は、ゴクラクチョウカ科ストレリチア(ゴクラクチョウカ)属

大型の草本でアフリカに8種が分布。「バショウ(芭蕉)や「バナナ」に近縁の植物です。 

写真は、最も栽培されていて、南国の色鮮やかな鳥を思わせる花姿の「ストレリチア・レギナエ」です。

学名:Strelitzia reginae、和名:「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」(表記揺れ:レジナエ、レギネ、レギネー)

無茎の常緑多年草(宿根)で草丈は50㎝~2mほどです。

英名:バード・オブ・パラダイス・フラワーBird of Paradise Flower

長さ1mぐらいの花茎の先に16cm~20cmほどの苞がつき、橙黄色と淡青色の花被からなる花が順々に咲きます。

2週間ほど花を咲かせ、1つの蕾から何度も繰り返し花を咲かせます。

マンデラズ・ゴールド」(Mandela's Gold)という黄花種もあります。

ストレリチア・レギナエ(レジナエ)・ユンケア(ストレリチア・ノンリーフ)」(学名:Strelitzia reginae var. juncea

「葉が全くなく先端が棒状のもの(若い株には葉がある?)」と

「葉が円柱形(スプーン状)となった」変種を日本では「ノンリーフ」として区別しています。

前者を「ユンケア(ジャンセア):juncea)」と言い、後者はレギネエ」と「ジャンセア」の中間種でパービフォリオ(parvifolia)」と言います

葉が全くなく、スタイリッシュな雰囲気の「ユンケア(ジャンセア:juncea)

’201113 先日、訪れた「夢の島熱帯植物館」の「レギナエ」↑は屋外に植栽されており、まだ数花咲いていました。

’201113 一般には温室内に地植えして栽培します。花期は温度が一定であれば周年開花しますが、主に5~10月です。

ただ、夏の暑さに弱いので、春(5~7月)か秋(9~10月)が見頃となります。

 

有茎の「ストレリチア・ニコライ(別名:瑠璃極楽鳥花)」(学名:Strelitzia nicolai

高木状に育ち、ゴクラクチョウカ属中の最大種で高さ10m~12mぐらいになります。

ニコライ」は、褐紫色の苞から数花が出て咲き、花被は白~淡青色です。

南フィリピンと周辺の島々が原産。苞の長さは30 ~ 40cmほど。

バナナのような大きな葉は「バショウ」に似ている。

 

ニコライ」と非常によく似た「ストレリチア・アルバ(流通名:オーガスタ)」(学名:Strelitzia alba

草丈:8m~10m。花被は白色、苞の長さは25 ~ 30cmほどで紫色です。

別名:オウギバショウモドキ(扇芭蕉擬) 南アフリカ原産。

 

なお、「オウギバショウ(扇芭蕉)」(別名:旅人の木)によく似ているのでこの名が付いたが、オオギバショウはストレリチア属ではない。

苞が50㎝と大きく、緑色なので区別できる。花は白色。



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